11月23日 大日本プロレス「大日本プロレス25周年記念大阪大会〜All Best Main Event」エディオンアリーナ大阪
第1~6試合はこちら
<第7試合 BJW認定タッグ選手権試合 30分1本勝負>
【第50代王者組】〇野村卓矢 阿部史典(14分59秒 ドラゴンスープレックスホールド)【挑戦者組】T-Hawk ×エル・リンダマン
☆野村&阿部が2度目の防衛に成功
<第8試合 BIGバンクハウスタッグデスマッチ~南北WAR 30分1本勝負>
〇葛西純 ”黒天使”沼澤邪鬼(14分36秒 体固め)伊東竜二 ×石川勇希
※垂直落下式リバースタイガードライバー
<第9試合 BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合 30分1本勝負>
【第17代王者】〇岡林裕二(22分30秒 片エビ固め)【挑戦者】×関本大介
※ゴーレムスプラッシュ
☆岡林が初防衛に成功
大日本プロレス初のエディオンアリーナ大阪大ホールでのビックマッチが開催され、今回はトリプルリングを使用するということで会場中央だけでなく、北側は南側にもリングが設置され、北側のリングには既に有刺鉄線が張り巡らされていた。
16時になるとSAMURAI TVの放送開始に合わせて登坂栄児社長が登場して挨拶、ゲストして柴田惣一氏も登場して大会スタートとなった。





メインイベントは岡林の保持するストロングヘビー級王座に関本が挑戦、2015年7月の両国大会のメインも同じカードだったが、大阪でも同じカードが組まれた。関本は3月に王者だった橋本に敗れ、また一騎当千でも準決勝に進出しながらも優勝できないなどシングルでは結果が出ていないことから、今回は地元大阪での挑戦ということで背水の陣を敷いての挑戦となった。
握手から開始となり、ロックアップでは岡林が押し込むも、関本が体を入れ替えれば、岡林も体を入れ替え、関本が入れ替えたところでブレーク、再度のロックアップから関本がヘッドロックから岡林をロープへ振ると、ぶつかり合いとなるが、岡林の突進を関本が避けてバックを奪い、いきなりジャーマンを狙ったが、岡林は関本の髪を掴んでKUBINAGEで逃れる。





両者は読み合いも、今度はフィンガーロックの攻防で、関本が押し込んだが岡林が押し返すと、関本はリバーススープレックスで投げてから、ぶつかり合いとなり、両者とも何度もぶつかり合うが、岡林が弾き飛ばす。
岡林は逆水平を放って突進し、いなした関本が岡林を場外へ追いやり、トペスイシーダを狙ったが、岡林がホイップしたため関本が真っ逆さまに転落、館内もヒヤリとする。









大ダメージを負った関本に岡林は逆水平を放って、場外でのブレーンバスターを敢行、リングに戻ると関本はエルボーで反撃も、岡林は逆水平でなぎ倒してからブレーンバスターで投げ、串刺し狙いは関本が迎撃し、セカンドコーナーからダイビングクロスボディーを放って、ネックツイストで岡林の首をねじり、コブラクラッチで絞めあげる。









岡林がエルボーを放てば、関本は逆水平で返してからネックブリーカー、キャメルクラッチと再び首攻め、岡林が逆水平、関本がエルボーとラリーとなると、岡林はパワースラムを決め、ブレーンバスターからアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。
関本はロープに逃れるが、岡林は逆水平、バックハンドエルボーから逆エビ固めで捕らえて関本を追い詰めるが、関本はロープに逃れると、エルボーの連打で反撃、岡林も逆水平で打ち返し、串刺しラリアットの応酬、エルボーのラリーから関本は頭突きも、ラリアットを避けた岡林はジャーマンで投げると、起き上がった関本もジャーマンで応戦、だがすぐ起き上がった岡林もラリアットを炸裂させ、関本もラリアットで返す。




















両者は再びエルボーのラリーから岡林がラリアットを狙うが、関本が先にラリアットを炸裂させ、アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げるも、岡林はスリーパーで逃れ、関本は串刺しスピアーからスピアー狙いは岡林が受け止めてブレーンバスター狙いも、着地した関本はバックを奪い、堪えた岡林にニーリフトから突進は岡林がラリアットで迎撃する。
岡林はパワーボムからゴーレムスプラッシュで勝負に出たが、関本は剣山で迎撃、そして延髄斬りを狙うと、岡林はラリアットで迎撃し、再度ラリアットを狙うったが、関本はカマイタチで迎撃してラリアットを炸裂させる。










関本は延髄斬りからぶっこ抜きジャーマンスープレックスホールドで勝負に出たが、岡林はカウント2でキックアウトし、関本は再びアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げたが、背後へ着地した岡林はビックブーツ、ラリアットは相打ちも、岡林のラリアットが競り勝ち、最後はゴーレムスプラッシュで3カウントを奪い王座を防衛した。






試合後は関本とノーサイドとなって、岡林のマイクで締めくくったが、最後の決め手は関本が最後に担いだアルゼンチンバックブリーカーで、おそらくここ一番で出すバーニングハンマーを狙っていたんだと思う。しかし岡林に読まれていた、それが一番の敗因だったのではないだろうか…


これで関本はvs岡林は連敗、ストロング王座戦線も今年に入って2度も失敗したことで、大きく後退…いや関本に返り咲く機会はもうないのかもしれない、岡林だけなく大地も台頭し、また神谷は河上、野村やヘビー級へ転向した青木も狙ってくる。これからのストロング戦線は岡林が中心となり、ますます激化していくだろう。二人のシングルは初めて生で見たが、肉弾戦こそストロングBJWの神髄であるというものを充分に見せてくれた。まさしく最高級の試合だった。
セミファイナルのデスマッチには久々結成の045邪猿気違’sは伊東&石川と対戦、石川が045邪猿気違’sとの対戦を志願したということで、石川は卸金による魔法陣ボードを持参すれば、葛西はカミソリボードを持参して登場する。


中指を立てて挑発する葛西を石川が奇襲をかけて開始して二人は場外戦、リング内では伊東と沼澤がイスチャンバラを繰り広げる。葛西と石川は北側リングへ移動して、石川は有刺鉄線で葛西の額を切り刻み、イスチャンバラを終えた伊東と沼澤も南側リングへ移動して、有刺鉄線に伊東の額をこすりまくり、第3試合で星野が置きっぱなしにしていたコンクリートブロックで一撃する。再び戦場が場外になると石川はイスで葛西を攻め、伊東は仕返しと沼澤の額を有刺鉄線でこすりまくり、石川も加勢して伊東組が沼澤を捕らえて試合をリードする。










4選手は中央のリングに戻り、石川が沼澤をイスで殴打してから魔法陣ボードへブレーンバスターを狙ったが、体を入れ替えた沼澤が逆にブレーンバスターで石川を魔法陣ボードへ直撃させ、救出に入る伊東には045邪猿気違’sがダブルブレーンバスターで魔法陣ボードへ直撃させて排除、沼澤は魔法陣から卸金を取り出して石川の額をこすり上げる。
そこで沼澤は鎖付きのナタを持ち出すと、石川は卸金で沼澤を殴打、しかし沼澤はナタで殴り、葛西が入って抵抗する石川の頭部を竹串束を刺してパンク状態にすると、パイルドライバーを敢行するも、石川も045邪猿気違’sの連係を阻止して葛西にドロップキック、沼澤にはランニングエルボーを放って食い下がる。












そこで伊東が注射器を取り出して葛西の頬を刺して貫通させ、その間に沼澤と石川が南側リングへ移動、伊東と葛西も移動して伊東が葛西にムーンサルトプレスを投下、045邪猿気違’sを鉢合わせにしてから、石川がバケツ盛りの画びょうを持ち出して自ら頭から被り、画鋲の上へのブルーサンダーからダイビングフットスタンプは沼澤が避けて、石川は画鋲の上へ不時着、そこで葛西が石川にラリアットから沼澤が画鋲の上へデスバレーボムを決める。









戦場は中央のリングに戻ってコーナーにカミソリボードがセットされると、石川は葛西をカミソリボードへ直撃させ、沼澤には顔面からカミソリボードへこすり上げ、ダイビングフットスタンプ、伊東もドラゴンスプラッシュで続き、石川は葛西とのエルボーのラリーからライトニングスパイラルを決める。
今度は葛西と石川が張り手の打ち合いになると、葛西がナックルからラリアットを炸裂させ、沼澤は伊東の首にチェーンを巻きつけてロープ越しで絞首刑を敢行、その間に葛西は石川にリバースタイガードライバーを決め、石川の上へ魔法陣ボードをセットしてパールハーバースプラッシュで勝負に出たが、石川はカウント2でキックアウトする。








パールハーバースプラッシュがキックアウトされたことで、さすがの葛西も驚いたが、葛西は続けて垂直落下式リバースタイガードライバーを決めて3カウントを奪い勝利となった。
試合後は葛西が自分のバンダナを石川に手渡して健闘を称えた。

アストロノーツの保持するBJWタッグ王座には#STRONGHEARTSからT-Hawk&リンダが挑戦、序盤は野村とリンダがグラウンドの攻防、阿部とT-Hawkがエルボーのラリーの打撃戦となるが、T-Hawkのネックハンキングボムボムからリンダが入って連係で阿部を捕らえ、控えの野村を強襲してアストロノーツの分断を図る。







T-Hawkはロホで阿部を捕らえて、やっと野村がカットも、リンダが野村の右足を持つと、T-Hawkが右足めがけてドロップキックで分断、しかし阿部はリンダに串刺しの回転浄土真宗で反撃、交代を受けた野村はSTRONGHEARTSの二人をミドルキックで蹴り倒し、T-Hawkに串刺しエルボーからハーフラッチスープレックスで投げる。
T-Hawkが逆水平、野村がエルボーとラリーになると、T-Hawkがアギラを狙ったが、キャッチした野村がキャプチュードで投げるも、起き上がったT-Hawkはケルベロスで応戦、阿部vsリンダに代わり、阿部のビックブーツに対してリンダはドロップキックで応戦すれば、阿部もドロップキックで返し打撃狙いは、見切ったリンダはエクスプロイダーで投げる。











リンダはジャーマンを狙ったが、切り返した阿部はお卍固めを狙う。しかしT-Hawkが入ってアギラ、ダブルチョップからウラジゴク、リンダがジャーマンと連係で捕らえるが、野村がカットに入ってリンダをジャーマンで投げれば、T-Hawkは野村にケルベロスを炸裂させ、阿部がT-Hawkに伊良部パンチを炸裂させると、T-Hawk殴り返して乱戦となる。
リンダは野村にジャーマンで投げると、カットに入った阿部にもT-Hawk援護からジャーマンで投げて場外へ追いやり、リンダがノータッチトペコンを命中させる。












これで野村を孤立させた#STRONGHEARTSはT-Hawkが野村に串刺し後頭部ケルベロス、BTボムと畳みかけ、リンダがコーナーに戻ってダブルインパクトを狙ったが、阿部がコーナーのリンダにハイキックを浴びせてカット、野村はT-Hawkをジャーマンで排除すると、リンダにはハイキックを浴びせ、阿部の伊良部パンチから野村がジャーマン、そしてドラゴンスープレックスホールドで3カウントを奪い、アストロノーツが防衛を果たした。






