GLATEプレ旗揚げ戦で実現した秋山と藤田の初遭遇!NOSAWAは忠告を残して去っていった…


10月15日 GLATE「GLEAT Ver.0」後楽園ホール 612人
(試合内容は実況ツイートより)」

<第1試合 GLEATシングルマッチ 30分1本勝負>
〇カズ・ハヤシ(7分0秒 片エビ固め)×NOSAWA論外
※超高校級ラ・マヒストラルを切り返す。

<第2試合 UWFルール ダブルバウト 30分1本勝負>
〇船木誠勝 田中稔<D2E1>(10分33秒 スリーパーホールド)×伊藤貴則 大久保一喜<D2E2>

<第3試合 UWFルール 30分1本勝負>
〇朱里<D2E2>(11分54秒 レフェリーストップ)優宇<D2E2>
※スリーパーホールド

<第4試合 メインイベント ~GLATEシングルマッチ 30分1本勝負>
〇拳王(16分21秒 アキレス腱固め)×渡辺壮馬

<第5試合 スーパードリームマッチ ~GLATE6人タッグマッチ 60分1本勝負>
杉浦貴 〇藤田和之 ケンドー・カシン(19分45秒 エビ固め)秋山準 関本大介 ×谷口周平
※パワーボム

NOAHの元親会社であるリデットエンターテイメント社の団体「GLATE」のプレ旗揚げ戦が開催された。

試合前からかつてのUWFの光景である大会前の公開スパーリングがエクゼブティブプロデューサーを務める田村潔司が元WRESTLE-1でGLATEの所属となった渡辺と一緒に汗を流していた、

第2試合では元WRESTLE-1で渡辺と同じくGLATE所属となった伊藤が頑固プロレスでU-FILE CAMPでインストラクターを務める大久保と組んで船木、稔組と対戦、ルールも5ロストポイント制のUWFルールで行われた。
稔と伊藤が先発、伊藤がローで牽制、稔が前蹴り、ローキック、伊藤もローキックと牽制するなど静かな攻防を繰り広げる。

稔は船木に代わり、伊藤がローキックも船木がタックルからハーフガードで捕らえるなどグラウンドでリードを奪う。試合が動いたのは稔vs大久保になって、稔がいきなり飛びつき腕十字で捕えて大久保は慌ててエスケープしてロストポイント1、大久保がハイキックを浴びせて稔がダウンしたためロストポイント1、稔がドラゴンスクリューからサソリ固めで捕らえ、クロスヒールホールドに移行して大久保がロストポイント2、稔のハイキックを大久保が捕らえて裏アキレス腱固めから逆片エビ固めへ移行、稔がエスケープでロストポイント2とどんどんロストポイントが減っていく。

船木vs伊藤となると、船木の掌底を避けた伊藤はジャーマンで投げ、ハイキックを浴びせて船木がダウンとなってロストポイント3、しかしこれで船木に火が点いたのか、船木が裏拳で伊藤ダウンしてロストポイント3、打撃戦から船木が浴びせ蹴りで伊藤が再びダウンでロストポイント4となって、ロストポイントは残り1つとなり、伊藤は掌底のラッシュも、船木が掌底を一閃してからスリーパーで伊藤はギブアップとなり、船木組が勝利となった。

朱里vs優宇の女子プロレスの試合も5ロストポイント制のUWFルールで行われた。

朱里は腕十字で捕えると優宇はエスケープでロストポイント1、朱里はタックルからグラウンドも、優宇は体を入れ替えてテイクダウンを奪いサイドポジションを奪い、体重で押しつぶしながらアームロックも、朱里はエスケープでロストポイント1となる。

朱里はローキック、首相撲からニーリフトの連打を浴びせるが、優宇は払い腰で応戦も、しかし切り返した朱里は腕十字から腕固めを狙う。逃れた優宇はバックフリップを狙うが堪えた朱里は卍固めから腕十字は優宇はエスケープでロストポイント2となる。

朱里はミドルキック、インローからバックを奪い、体を入れ替えた朱里はミドルキックも、足を払った優宇はセントーンを狙ったが自爆し、朱里はスリーパーを狙ったが、投げて逃れた優宇は腕十字を狙う。マウントを奪った朱里は腕十字から三角絞めへ移行も持ち上げた優宇は叩きつけて朱里はダウンでロストポイント2となる。
優宇は串刺しショルダーからキャノンボールを浴びせ、飛びつき腕十字は朱里がエスケープでロストポイント3となり、朱里はニーリフトからハイキックを炸裂させ、優宇はダウンでロストポイント3、朱里はミドルキックの連打!優宇はダブルチョップ!ハイキックをキャッチしてパワーボムで叩きつけ、セントーンを命中させて朱里がダウンとなってロストポイント4と残り1となって朱里が追い詰められてしまう。
優宇はパワーボムを狙うが、朱里はスタミナをロスしたのか崩れ気味ながらもなんとかリバースしてハイキックを浴びせると、優宇はダウンでロストポイント4となってタイに持ち込み、朱里はミドルキックの連打、首相撲からニーリフトの連打からスリーパーで取られて優宇が落ちため、試合はストップ、朱里が勝利となった。

UWFルールへの挑戦、技にも制約がありロストポイントもあるため、従来のプロレスに慣れている選手にしてみれば飲み込めないものもあり、試合をどう組み立てていくのか、体力的なものだけだなく頭脳も駆使しなければならないため選手らも苦労したと思う。

渡辺はセミで拳王に挑み、試合前にはK-1のエース武尊が激励に駆けつけ渡辺に花束を贈呈した。

開始から拳王はレッグシザースからヘッドロック、首投げからスリーパー、ヘッドロックと先手を奪い、抜けた渡辺はヘッドロックも、拳王は首投げからヘッドロックで返す、ぶつかり合いは拳王が制してビックブーツもロープワークで翻弄した、渡辺は横からドロップキックを命中させ、拳王の串刺しも避けて前転式フォアアームを炸裂させる。
しかし、エルボーや張り手を受けきった拳王はミドルキックからサッカーボールキックを浴びせ、場外戦を仕掛けて鉄柵攻撃からミドルキック、そして本部席で観戦する長州力を睨みつけ、

リングに戻ると拳王は渡辺の左膝に膝十字、左膝にダブルニードロップと足攻めでリード、渡辺の張り手も受けきってローキック、渡辺はエルボーの連打も拳王はローキックも、突進は渡辺が迎撃してローリングソバットを拳王の顎に命中させると、怯んだ拳王は場外に逃れたところで渡辺はトペコンを命中させる。

リングに戻ると渡辺がミサイルキックトウェルブシックス狙いを逃れた拳王はミドルキックの連打を浴びせ、串刺しダブルニー、セカンドコーナーからのダブルニードロップ、そしてアンクルホールドで捕らえて渡辺を追い詰めにかかる。

拳王はハイキックも避けた渡辺は前転してから膝十字で捕えるも、拳王はアンクルホールドで切り返し、必死でロープに逃れた渡辺は張り手も、拳王はローキックを放てば、渡辺のエルボーの連打で返し突進する拳王にドロップキックを命中させる。
渡辺は後頭部にダブルニーアタックから旋回式トエルブシックスを決めるが、ファイヤーバードスプラッシュは自爆する。

渡辺のエルボーを避けた拳王はジャーマン、蹴暴、掌打のラッシュから突進すると、渡辺がホワイトホースで丸め込むが、キックアウトした拳王はミドルキック蹴暴からPFS、そしてアキレス腱固めで捕らえて渡辺はギブアップとなり、拳王が完勝となった。

所属となった伊藤は船木相手に持ち前のガムシャラさを見せ、渡辺もペガソ・イルミナル時代の技も繰り出して拳王に迫ったが貫禄の差を見せつけられて敗戦と厳しい再スタートとなった。GLATEはプロレスを50%、格闘技が50%と双方通用するレスラーを育成するというが、田村の存在が大きいためUWFのような団体になるのではという懸念もある。しかし田村もU-FILE CAMPでいろんなレスラーを育成はしているが、田村の育成した中には竹田誠志のようなデスマッチファイターもいれば、DDTのマッド・ポーリーのようなパワーファイターもいることから、UWFスタイルは決して強制しているわけでなく、自分らのやりたいようにさせている。伊藤と渡辺が船木やカス・ハヤシから教わり、どう方向性を示すのか、GLATEは方向性は示してはいるものの、まだ無色でどんなカラーにも染まっていないことから、どんなカラーに染めていくのかは二人にかかっていると思う。

メインはスペシャルタッグマッチとして秋山が関本、谷口と組んで杉浦、藤田、カシンと対戦、秋山と藤田は初対決となるが、接点は2回ほどあり、2001年3月4日のZERO-ONE以来と思われがちだが、2018年6月3日の全日本プロレス神戸サンボーホール以来で、この時は船木誠勝のデビュー33周年記念試合として秋山はブラックタイガーⅦ、カシンと組んで船木、諏訪魔、佐藤光留組と対戦して終了後に予告もなしに藤田和之が現れ館内が騒然となり、秋山が藤田に詰め寄り、ゼウスと藤田が一触即発となって、7月29日に開催されるエディオンアリーナ大阪大ホール大会に参戦かと思われたが、事前予告もなかったことで社長だった秋山は「ふざけるなって。俺は何も聞いていないどころか、入場を許可した覚えもない。チケット持ってたのか? じゃなかったら不法侵入だろうよ。いい加減にしろ!」「法的措置も考える。チケット買って来てくれたお客さんに申し訳ねえだろ? ゼウスが止めてくれたけど、今後は一切かかわるなと言う」と全日本プロレスの社長として藤田をカシン共々、事実上全日本マットから締め出した。一部ファンからは全日本は逃げたとされたが、こういった乱入をするのは事前に根回しするのは全日本の最低限のルールであり仁義でもある、また船木のデビュー33周年記念試合をぶち壊されてしまったこともあり、当時の社長だった秋山は立場上、最低限のルールを守れないヤツは全日本のリングに上げることを許すわけにはいかなかったが、もし藤田があのまま強引にでも全日本に上がっていたら、秋山自ら迎撃にあたったと思う。

先発は秋山vsカシンも、藤田に交代すると、藤田が秋山を突き飛ばして、片足タックルからがぶり、切り返し合いから藤田がフロントスリーパー、バックを奪ってスリーパーで捕らえる。

試合は秋山組がカシンを捕らえて試合をリードも、谷口に急所蹴りで反撃したカシンは藤田に代わり、藤田が豪快なボディースラムら杉浦軍が谷口を捕らえて逆に試合をリードする。

谷口は杉浦にブレーンバスターで反撃すると秋山に代わり、秋山は杉浦に串刺しニーからランニングニーも、エクスプロイダー狙いは、杉浦が逃れるとエルボー杉浦がエルボーの連打、前落としから雪崩式ブレーンバスターで投げる。
杉浦はランニングニーを狙ったが、ラリアットで迎撃した秋山が逆にランニングニーを浴びせると、エクスプロイダーを狙ったところで関本が入って眉山式エクスプロイダーを敢行するも、秋山も大ダメージを負ってしまう。

関本vsカシンに代わり、エルボーのラリーから関本が頭突き、ショルダータックルとカシンを攻め込んでからアルゼンチンバックブリーカーも、藤田がカットに入り、正式に代わった藤田は関本とぶつかり合いから、関本のラリアットを受けきった藤田はブレーンバスター狙いも関本が投げ返す。

ここで代わった谷口が串刺しラリアットからパワースラムと藤田を攻め込み、秋山と関本を呼び込んでトレイン攻撃、関本のシュミット流バックブリーカーから谷口がマイバッハプレスを投下して藤田を追い詰めにかかる。
谷口はパントキックを狙うと、避けた藤田がバックドロップで投げ、杉浦軍が入ってエルボーのサンドバックタイムで蹂躙し、藤田がビンタからランニングニーも、パワーボム狙いは谷口はリバースしジャーマンで投げてからパントキックを連発する。

受けきった藤田がバックドロップで投げると、ビンタのラッシュで谷口が崩れ、藤田はパントキックの連打からパワーボムで3カウントを奪い、クラッシャーぶりを見せつけた。

試合後の藤田は秋山だけでなく関本とも睨み合いとなったが、藤田のゾクゾクするような強さはまさに魅力である。秋山との対決も見たいが、関本との対決も見たいと思わせるような試合だった。

GLATEは2021年7月に正式に旗揚げが決定し、新日本プロレスやIGFにも参戦しUFCも経験したジョシュ・バーネット、WRESTLE-1に参戦していたサイラス、GCWから2人参戦が決定、元UWFの松井大二郎も正式にGLATEに入団するが、その反面戦略担当として携わっていたNOSAWAがカズとの試合後にGLATEからの撤退を表明するなどマイナス面もあった。理由は「GLEATは長州さんいて、田村さんいて、カズさんいて…って中で、やっぱりプロデューサー的人間がたくさんいる団体、組織って俺の経験上ダメだと思っていて」とコメントしていたが、これはある意味的得ている話で、GLATEは数人の現場責任者がそれぞれを担当してまとめ上げる合議制みたいなもので、最終的にまとめ上げる人間がいない。GLATEは旗揚げに向けてまとまってはいるが、今後はまとまっていけるのか、ある意味NOSAWAの忠告でもあるのかもしれない。しかし、正式な旗揚げへ向けてGLATEは動き出してしまった。7月1日にまでにどう仕上がっていくのか…

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