10月16日 新日本プロレス「G1 CLIMAX30」両国国技館 2863人
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 15分1本勝負>
〇辻陽太(6分53秒 逆エビ固め)×ゲイブリエル・キッド
<第2試合 G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【1勝8敗=2点】〇高橋裕二郎(10分30秒 体固め)【4勝5敗=8点】×ジェフ・コブ
※ピンプジュース
<第3試合 「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【4勝5敗=6点】〇鷹木信悟(12分29秒 片エビ固め)【3勝6敗=6点】×鈴木みのる
※ラスト・オブ・ザ・ドラゴン
<第4試合 「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【6勝3敗=12点】〇ウィル・オスプレイ(17分4秒 エビ固め)【6勝3敗=12点】×オカダ・カズチカ
※ストームブレイカー
<第5試合 「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【7勝2敗=14点】〇飯伏幸太(17分12秒 体固め)【4勝5敗=8点】×タイチ
※カミゴエ
<第6試合 「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【4勝5敗=6点】〇石井智宏(24分35秒 エビ固め)【6勝3敗=12点】×ジェイ・ホワイト
※垂直落下式ブレーンバスター
「G1 CLIMAX 30」も両国3連戦でラストスパートを迎え、初日はAブロックの最終公式戦が行われた。
Aブロックはジェイと飯伏、オカダが6勝2敗でトップ、オスプレイが3敗で追いかける展開となっているが、ジェイは飯伏やオカダとの直接対決で勝っているため有利な状況となっており、飯伏が進出するためにはジェイが石井に敗れる、オカダはオスプレイに勝ってジェイと飯伏がどちらとも負け、ジェイに唯一勝っている3敗のオスプレイはオカダに勝って、飯伏かジェイどちらとも負けなければ進出出来ないという状況となった。
第4試合ではオカダとオスプレイが対戦し、開始からオスプレイがジョンウーでオカダを場外へ追いやってからサスケスぺシャルを命中させ、リングに戻ってピッピーチェリオと先手必勝に出るも、オスカッターはオカダがキャッチしてコブラクラッチ狙いは、オスプレイはロープへ逃れるも、オカダは場外戦に持ち込んでエプロンを使ってハングマンDDTを敢行、リングに戻ってもオカダはネックブリーカー、首筋へエルボーの連打、首投げからサイドへのスライディングキック、フェースロックと首攻めで先手を奪う。
逃れたオスプレイはショルダースルーで反撃し、串刺しを狙うオカダにハイキック、その場飛びシューティングスタープレスも、オカダはエルボーアタック、串刺しエルボーからDDTと自身のペースへと引き込むが、リバースネックブリーカーはオスプレイが逃れるハンドスプリングオーバーヘッドキックを炸裂させる。
オカダはエルボースマッシュからオスプレイをトップロープにセットするが、逃れたオスプレイが逆にオカダをトップロープにセットすると、ドロップキックでオカダを場外へ落と、鉄柱越えノータッチトペコンを命中させる。
リングに戻ったオスプレイはオカダの後頭部にピッピーチェリオからストームブレイカーを狙うが、オカダが堪えるとオスプレイはステップキックに対して、オカダはエルボーで返せば、オスプレイも打ち返してラリーとなり、オカダは突進をオスプレイはマウスから延髄斬りで迎撃するが、その場飛びシューティングスタープレスはオカダが剣山で迎撃も、オカダのドロップキック狙いは、オスプレイがキャッチしてシットダウン式パワーボムで叩きつける。
オスプレイはトラースキックの連打からサイレントウィスパーを浴びせ、トラースキックからストームブレイカー狙いは切り返したオカダはローリングラリアットを炸裂させる。
オカダがジョンウーからツームストーンパイルドライバーを狙うが、オスプレイがコーナーに押し込んで逃れ、オカダはビックブーツからローリングラリアットはオスプレイがスパニッシュフライで切り返し、掟破りのツームストーンパイルドライバー狙いは、オカダがリバースして丸め込む。
オカダはツームストーンパイルドライバーを狙うが、オスプレイはリバースフランケンで切り返し、オスカッターを決め、オカダの首を放さないままストームブレイカーを狙うが、オカダはマネークリップで捕らえ、オカダは逆さ押さえ込みからから読み合いも、ストームブレイカーを逃れたオカダはローリングラリアットを炸裂させる。
オカダはマネークリップで捕らえるが、そこでスターダムに参戦して大江戸隊に属しており、オスプレイの同棲中の彼女であるビー・プレストリーがリングサイドに現れ、オカダは構わずオスプレイを旋回式ツームストーンパイルドライバーからマネークリップで捕らえるが、ビーが乱入を狙ってレフェリーが止めているところで、イギリスへ武者修行に出ていた岡倫之ことグレート・オーカーンが出現してオカダをアイアンクロースラムでKOする。
そしてオスプレイは戸惑いを見せながらオカダにストームブレイカーで3カウントを奪い、3敗を守って優勝決定戦に進出に望みを繋げるが、オスプレイはやっと気が付いたオカダにヒドゥンブレイドを浴びせて再びKOしてCHAOS脱退の意思表示を見せ、ビーやオーカーンと共に引き上げ、バックステージで新ユニット結成をアピールした。
オスプレイの彼女であるビーやオーカーンの出現には驚いたが、オスプレイがオカダを裏切ってヒールターンという選択は意外だった。だがG1に入ってからのオスプレイは今思えば対戦相手に対して挑発的な態度を取っていたことから、G1に入る前からヒールターンの決意を固めていたのかもしれない。またオーカーンの狙いはオカダなのか、そしてキナ臭いくなっているBULLET CLUBとの関連はあるのだろうか…
セミでは優勝決定戦に進出に可能性を残している飯伏が4勝4敗で勝ち越しを狙っているタイチと対戦するが、タイチはアイアンフィンガーを若手に預けるなどただならぬ雰囲気のままで試合に臨んだ。
開始から睨み合いとなり、タイチがローキックを繰り出せば、飯伏もローキックで返すなどラリーに発展して、互いに一歩も譲らない。
今度はビックブーツのラリーで両者ダウンとなれば、サッカーボールキック合戦からミドルキックのラリー、互いに崩れてダウンも、立ち上がったタイチはミドルキックの連打で飯伏が崩れる。
タイチはデンジャラスバックドロップも飯伏は不時着すると、ラリーを要求し、タイチも応えて再びローキックのラリーとなり、タイチがソバットも飯伏がソバットで返し、飯伏の串刺しはタイチが迎撃も、タイチの飯伏も迎撃、飯伏か串刺しもタイチはトラースキックで迎撃すれば、飯伏はハイキックで返し、タイチはハイキックで返せば、飯伏もハイキックで返して両者ダウンとなる。
再びローキックとなるが、ラリーも互いに軸足にダメージが蓄積されてない、それでもタイチはロングタイツを脱ぎ捨ててローキックのラリーに臨み、タイチが連打で浴びせれば、飯伏が一撃で返し、カミゴエ狙いで勝負を狙ったが、タイチはスライディングアリキックで阻止する。
両者ダウンも、立ち上がったところでまたローキックのラリー、タイチが鋭いローキックの連打から天翔十字鳳を狙ったが、飯伏がキャッチしてローキックを浴びせるとタイチが足を押さえてのたうち回り、飯伏はバスソーキックからカミゴエで3カウントを奪い、この時点でオスプレイの脱落が決定、飯伏は優勝決定戦進出に望みを繋げる。
そして勝てば優勝決定戦進出を決めるジェイはメインで石井と対戦、開始からジェイが場外へ出て焦らしにかかるが、石井はリングのど真ん中で身構えるているため、焦らしが石井が動じないと見るやジェイが逆水平を浴びせると、石井は重いエルボーで返してジェイは場外へ逃れ、石井は追いかけるが、ジェイが鉄柵攻撃で反撃する。
リングに戻るとジェイはボディースラムからレッグドロップ、ストンピングの連打、ネックブリーカーと首攻めで先手を奪い、頭を軽くたたいてからネックロックで捕らえ、逃れた石井にエルボーも、石井の串刺しを迎撃して突進すると、石井がパワースラムで叩きつける。
石井はジェイの正面、背中へ天龍コンポ、ショルダータックルを浴びせるが、セコンドの外道がエスケープさせうよとしてジェイを場外へ出そうすると、石井は阻止を狙ったが、ジェイが石井にスタンガンからDDTで突き刺し、串刺しエルボーからブレードバスター、読み合いから石井の右足を奪ってグラウンドドラゴンスクリューを決める。
ジェイはストンピングからローキックと石井の分厚いバンテージが巻かれている右膝を攻め、石井が起き上がってジェイのエルボーの連打も、石井は受けきって前進し、ジェイの右足へのエルボーも受けきってエルボーも、串刺しを避けたジェイはレッグブリーカーを敢行する。
ジェイはラリアットも受けきった石井は左右エルボーで返すが、スライディングラリアット避けたジェイはコンプリートショットからジャーマンで投げ、石井を軽く叩いて挑発すると、起き上がった石井にビンタ、エルボーを浴びせるが、石井は重いエルボーで返すも、リキラリアットはキャッチしたジェイは裏投げで投げ、ジェイはSSSを狙うが石井がコーナーに押し込んで逃れると、ジェイが膝への関節蹴りからコーナーへフロントネックチャンスリーで叩きつければ、石井はコーナーへのジャーマンで応戦する。
石井は雪崩式ブレーンバスターを狙うが、ジェイがエプロンに逃れて石井の右膝裏に、サミングからロープ越しでドラゴンスクリューも、石井がジェイにロープ越しでエルボーを浴びせて場外まで吹き飛ばす。
リングにジェイを戻した石井は雪崩式ブレーンバスターからリキラリアットを狙うが、ジェイが崩れるも石井は倒れ込みヘッドバットで逃さず、しかし石井の延髄斬りをキャッチしたジェイがグラウンドドラゴンスクリューを決めると、石井の右膝のテーピングを剥がしてグラウンドドラゴンスクリューからITO(イシイ・タップ・アウト)で追い詰めにかかるが、石井は必死でロープに逃れる。
ジェイは膝裏へバックタックル、バックエルボーで抵抗する石井にSSS、キウイクラッシャーと畳みかけてからブレードランナーを狙うが、石井が切り返して外回転ドラゴンスクリューを決め、キウイ式ニークラッシャーを決めるが、自身の右膝にも大ダメージを負ってしまう。
ジェイは右膝に関節蹴りを浴びせるが、キャッチした石井はジェイの右膝にレッグブリーカーから足刈りラリアットを浴びせ、膝十字固めで捕らえると、外道が乱入を狙い、石井が気をを取られると、ジェイが石井とレフェリーを交錯させえるが、石井はジェイと外道を交錯させてからジェイにジャーマンで投げスライディングラリアットを炸裂させる。
石井は垂直落下式ブレーンバスターを狙うが、着地したジェイが急所打ちからレッグクラッチスープレックスホールド、そしてブラディーサンデー狙いは石井が頭突きで阻止する。
気合いを入れた石井はリキラリアットもキャッチしたジェイはハーフネルソンスープレックスを連発するが、読み合いから石井がスタナーを決めると、乱入を狙う外道にリキラリアットを炸裂させてから、ジェイにもリキラリアットを炸裂させ、最後は垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪ってジェイは脱落、飯伏が3年連続で優勝決定戦に進出を決めた。
試合後に外道が悔しがり、うなだれるジェイとの間に距離が出来かけたが、外道はジェイを励ますかのように肩を貸して二人で退場、しかしバックステージではジェイがイスを投げるなど大荒れとなりつつも、EVILのサポートに徹することをアピールした。
ジェイにしてみても自分こそBULLET CLUBのリーダーだと示すためには、勝たなければ試合だったが、石井の意外性の前に敗れてしまった。心配されたジェイと外道の亀裂は見られなかったが、最終戦まであと2戦あることから何が起こるかわからない。オカダに反旗を翻したオスプレイやオーカーンの動向もあることからまだまだ予断は許されない。
第2試合のコブvs裕二郎は、コブが串刺しエルボーからランニングバックドロップも、ジャーマン狙いは裕二郎が逃れ、突進するコブをトップロープへフラップジャックで叩きつけ。ビックブーツからラリアット、トラースキックからフィッシャーマンズバスターと畳みかける。
裕二郎はマイアミシャインを狙うが、堪えたコブは振り子式サイドスープレックス狙いも、裕二郎は手を噛んで阻止してビックブーツを浴びせるが、串刺しを避けたコブは串刺しラリアットからアスレチックブレックス、その場飛びムーンサルトと畳みかける。
ツアー・ジ・オブ・アイランド狙いは裕二郎が丸め込み、レフェリーを盾にした裕二郎はコブにステッキで一撃からインカレスラム、マイアミシャイン、ピンプジュースと畳みかけて3カウントを奪い公式戦初勝利を収める。
第3試合の鈴木vs鷹木は、鷹木がスライディングパンピングボンバーからパンピングボンバーを狙うが、鈴木が飛びつき腕十字で捕らえてから三角絞めへ移行、鷹木は持ち上げようとするが腕が伸び切ったところで鈴木が三角絞めを解き、!鈴木は鷹木の右腕にキックを連打を浴びせ、鷹木のデスバレーボム狙いも鈴木が脇固めで捕らえて鷹木を追い詰める。
鈴木はスリーパーからゴッチ式パイルドライバーで勝負を狙ったが、阻止した鷹木がショートレンジパンピングボンバー、ダブルチョップ、ショートレンジパンピングボンバーと浴びせるが、鈴木が往復ビンタで返し、一本足頭突きを連発も、鷹木も顔面への頭突きから頭突きを連発する。
鷹木はパンピングボンバーを狙うが、鈴木は時間差ロープワークからスリーパーで捕獲も、逃れた鷹木はナックルからラスト・オブ・ザ・ドラゴンで3カウントを奪い勝利を収めた。