10月4日 NOAH「N-1 VICTORY 2020 ~NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE~」後楽園ホール
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 N-1 VICTORY 2020 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【2勝3敗=4点】〇谷口周平(4分36秒 片エビ固め)【5敗=0点】稲村愛輝
※顔面へのパントキック
<第2試合 N-1 VICTORY 2020 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【2勝3敗=4点】〇征矢学(5分57秒 エビ固め)【2勝2敗=4点】×桜庭和志
<第3試合 N-1 VICTORY 2020 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【2勝3敗=4点】〇マサ北宮(9分23秒 エビ固め)【2勝2敗1分=5点】×望月成晃
※サイトースープレックス
<第4試合 N-1 VICTORY 2020 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝1敗1分=7点】杉浦貴(16分4秒 レフェリーストップ)【3勝2敗=6点】×拳王
※後転式フロントネックロック
<第5試合 NOAHジュニアランブル【入場順】 >
【14】〇小峠篤司(24分32秒 片エビ固め)【4】×HAYATA
※ムーンサルトプレス
☆経過
【7】×小川良成(5分32秒 試合放棄)
【9】〇カズ・ハヤシ(12分14秒 フランケンシュタイナー)【12】×大原はじめ
【8】〇吉岡世起(12分35秒 オーバー・ザ・トップロープ)×カズ
【5】〇NOSAWA論外(12分59秒 十字固め)×吉岡
〇小峠篤司(14分59秒 片エビ固め)×NOSAWA
※キルスイッチ
【3】〇タダスケ(15分33秒 体固め)【6】×宮脇純太
※ラリアット
【10】〇仁王(16分22秒 オーバー・ザ・トップロープ)×タダスケ
【9】〇覇王(17分29秒 ジャックナイフ式エビ固め)【13】×鈴木鼓太郎
〇HAYATA(18分18秒 クロスフィックス)×覇王
【1】〇原田大輔(19分47秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)×仁王
HAYATA(22分0秒 オーバー・ザ・トップロープ)×原田&【2】YO-HEY
<第6試合 N-1 VICTORY 2020 Bブロック公式戦 30分1本勝負>
【4勝1敗=8点】〇中嶋勝彦(16分25秒 片エビ固め)【2勝2敗1分=5点】×丸藤正道
※ダイヤモンドボム
<第7試合 N-1 VICTORY 2020 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【2勝1敗1分=5点】〇清宮海斗(24分7秒 タイガースープレックスホールド【3勝1敗=6点】×潮崎豪
最終公式戦を迎えた「N-1 VICTORY 2020」Aブロックは6点の潮崎がトップで1点差で清宮と望月が追いかけ、Bブロックは中嶋と拳王が6点でトップ、1点差で丸藤と杉浦が追いかける展開となった。
まず第4試合で行われた拳王vs杉浦は、杉浦が拳王の腹部へニーからキチンシンク、ストンピングと腹部攻めでスタミナを奪いにかかり、エルボーのラリーから杉浦はキチンシンク、キチンシンクからボディーシザースで搾り上げて先手を奪う。
ロープに逃れた拳王に杉浦はボディーエルボー、ボディーへキックの連打で攻め込むが、拳王はミドルキックの連打で反撃、場外へ杉浦を追いやると拳王がエプロンで側転でリングに降りて輪廻を炸裂させる。
リングに戻ると拳王が串刺しダブルニー、セカンドコーナーからダブルニードロップを投下するが、蹴暴は杉浦は避けると、拳王はビックブーツからファルコンアロー狙いは、杉浦が前落としで返して串刺しビックブーツ、串刺しランニングニーから雪崩式ブレーンバスターで投げる。
杉浦は逆エビ固めで捕らえて追い詰めにかかるが、拳王は必死でロープに逃れ、エルボーのラリーから拳王はミドルキック、杉浦はエルボーとラリーになるが、杉浦が左右エルボーに対して、拳王はビックブーツも、スピンキックは杉浦がキャッチしてジャーマンで投げれば、拳王もジャーマンで応戦しビックブーツは相打ちとなる。
エルボーのラリーから拳王はビックブーツも、キャッチした杉浦はアンクルホールドで捕らえ、回転して逃れた拳王はアンクルホールドも、切り返した杉浦が再びアンクルホールドで捕らえて奪い合いとなり、拳王がアンクルホールドから杉浦を逆立ちにしてミドルキックを浴びせると、エプロンでジャーマンスープレックスを敢行する。
リングに戻ると拳王は杉浦の背中にPFSから、PFSを投下するが、避けた杉浦がアンクルホールドで捕らえると、切り返した拳王は延髄斬り、しかし蹴暴狙いはは杉浦がキャッチして後転式フロントネックロックで捕らえると、拳王が落ちたたため試合はストップ、杉浦が勝利を収め、7点目を獲得して、現時点でのトップとなって中嶋vs丸藤の結果待ちとなる。
セミの中嶋vs丸藤は、中嶋が勝てば最多得点で優勝決定戦進出、丸藤が勝てば杉浦と同点で直接対決でも引き分けていることから、杉浦と進出決定戦となる。
串刺しは丸藤が迎撃してセカンドコーナーも中嶋はR-15で丸藤を場外へ落すが、エプロンからPKは丸藤がキャッチして倒すと、エプロンでショルダーアームブリーカー、鉄柵めがけてアームブリーカーと左腕攻めで先手を奪う。
中嶋は場外カウントギリギリまで休んでリングに戻ると、左腕を攻める丸藤に、中嶋はミドルキックを浴びせれば、丸藤は逆水平で打ち返し、中嶋は低空ドロップキックから延髄斬り、串刺しビックブーツからシャッターチャンスタイムで流れを変える。
丸藤は中嶋の隙を突いてフックキックで反撃し、起き上がり小法師式逆水平を浴びせるが、トラースキックイリュージョンだけでなく時間差ロープワークを見切った中嶋は裏投げも、突進は丸藤が脛へローキックで迎撃し、左腕へショルダーアームブリーカーで攻めると、串刺しを狙うが、中嶋がレッグシザースでターンバックルに丸藤を直撃させて蹴り上げ、丸藤をコーナーにうつ伏せにセットしニーリフトからボディーへパントキックを浴びせる。
中嶋はPKからバーティカルスパイクを狙うが、丸藤が切り返してキーロックからパーフェクトキーロックで捕らえるも、中嶋はロープに逃れ、丸藤はフックキック、虎王、中嶋のミドルキックをキャッチしてフックキック、虎王、不知火と畳みかける。
丸藤は腕への虎王を狙うが中嶋が顔面ニーで迎撃し、前後からサッカーボールキック、PKからバーティカルスパイク狙いは、丸藤が逃れて読み合いからボディーへ虎王も、ポールシフト狙いは、中嶋がバーティカルスパイクで突き刺し、人でなしパントキックを炸裂させる。
丸藤はダウンし、レフェリーが止めようとするが、中嶋は構わず無理やり丸藤を起こすとダイヤモンドボムを決めて3カウントを奪い、優勝決定戦進出を決める。
第4試合で行われたAブロック公式戦の望月vs北宮は、望月が北宮の痛めている左足へローキックを浴びせるが、ロープへ振ろうとしたところで北宮がいきなりサイトースープレックスで投げ、望月は慌てて場外へ逃れ、北宮はリングに戻すと、コーナーに座り込んだ望月にストンピング、串刺しラリアットと浴びせる。
望月は場外へ逃れるが、北宮がリングに戻すと、エプロンに上がったところで望月がロープ越しでドラゴンスクリュー、ローキック!ニークラッシャーからローキックの連打、ヒールホールドと北宮の左足を狙い撃ちにする。
望月はローキック、串刺しビックブーツから突進するが、北宮がスピアーで迎撃し、北宮は突進する望月にバックハンドエルボーからセントーンも、サイトースープレックス狙いは望月が堪えて顔面ニーを浴びせる。
北宮はバックフロップからスピアーを狙うが、望月がニーで迎撃してランニングミドルからDDTを連発も、も立ち上がった北宮はサイトースープレックス狙いは望月が体を入れ替えて浴びせ倒し、真最強ハイキックを避けて再度サイトースープレックス狙いは切り返した望月がアンクルホールドで捕らえて、イリュージョンを浴びせる。
望月は三角蹴りを狙うがコーナーに直撃させた、北宮はサイトースープレックスで投げるも、突進は望月が真最強ハイキックで迎撃して、三角蹴りで勝負を狙ったが、コーナーでキャッチした北宮がサイトースープレックスで3カウントを奪い、望月は脱落となる。
そしてメインで行われた潮崎vs清宮は、潮崎は勝つか引き分け、清宮は勝てば優勝決定戦進出となる。
序盤は互いに出方を伺うも、清宮の突進をキャッチした潮崎が叩きつけると、清宮はヘッドロックで捕らえ、潮崎は逃れるとバックハンドエルボー、アッパーブローを浴びせる。
潮崎は突進すると、清宮はスリーパーで捕らえるが、潮崎はバックドロップで投げると場外戦となり、清宮のエルボーに対して潮崎は逆水平を浴びせ、鉄柵に叩きつけてから逆水平と浴びせる。
リングに戻ると潮崎はランニング袈裟斬りからバックドロップ、清宮の張り手も潮崎は逆水平で返しすが、串刺し逆水平からブレーンバスター狙いは清宮が投げ返す。
清宮はランニングエルボーを連発してからブーメランフォアアーム、ミサイルキック、ニードロップと畳みかけるが、ジャーマン狙いは潮崎が堪えると、ロープへ振った清宮にフライングショルダーを浴びせ、逆水平からマシンガンチョップ、ランニング袈裟斬りと反撃する。
潮崎はフィッシャーマンズバスターから袈裟斬りの連打も、突進は清宮はスリーパーで捕らえて、潮崎はバックドロップも清宮は離さず、それでも潮崎はコーナーにぶつけてからバックドロップでやっと解けたかと思ったが、また清宮はスリーパーで再び捕らえてからストレッチプラム式フェースロックで絞めあげる。
清宮は串刺しも潮崎が迎撃すると、ぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスターを感応し、清宮はエルボーも潮崎はローリング袈裟斬りで返し、ゴーフラッシャーから豪腕ラリアットを狙うが、清宮が避けて丸め込みを連発し、ヘッドシザースも潮崎が覆いかぶさると、清宮がブリッジで逃れて逆さ押さえ込み、ジャンピングニーを浴びせる。
清宮はタイガースープレックスホールドで勝負を狙ったが、潮崎はカウント2でキックアウトすると、清宮は後頭部にエルボースマッシュからタイガースープレックス狙いは潮崎が切り返してリミットブレイクを決め、起き上がった清宮に豪腕ラリアットはカウント2でキックアウトされると、潮崎はムーンサルトプレスを狙うが追いかけた清宮が背後を奪って雪崩式リバースDDTを敢行する。
清宮は那須川天心直伝の胴回し蹴りを炸裂させると、清宮はオーバースローからタイガースープレックスホールドで3カウントを奪い優勝決定戦進出を決めた。
試合後に中嶋が現れ、「出戻りチャンピオンだからしょうがない」と潮崎を罵倒すると、「…なんだ?ああ、いたな!清宮海斗、お前のヒーローごっこは大阪で終わりだ」と清宮を挑発する。清宮は清宮「中嶋!軽々しく出戻りとか言ってんじゃねぇよ!俺の今の勢いは本物だぞ!」と返し、最後は「潮崎さん、今日はどうもありがとうございました。N-1が権威のある戦いで過酷だって事が身に染みてます。このリーグ戦、どの団体にも負けないリーグ戦にしたいと思ってます!ノアのヘビー級がNo.1だって事を絶対に証明します!」とアピールして締めくくった。
清宮と中嶋が対戦するのは2018年の「グローバルリーグ」優勝決定戦以来で、当初は丸藤がAブロック代表として優勝決定戦に進出していたが、丸藤が両肩の負傷で欠場してたため優勝決定戦進出を辞退し、Aブロック代表決定戦 3WAYマッチを制した中嶋が代わりに進出するも、清宮のタイガースープレックスホールドの前に敗れてしまい、この試合をきっかけに清宮がトップへの道を歩みだした。
中嶋も2年前のことは忘れていないだろうが、清宮も今年GHCヘビー級王座から転落した後は様々な経験を積んだことで更に成長を遂げ、中嶋も潮崎と決別することで”本性”を出し始めている。優勝決定戦は二人が2年の間にどれだけ変われたか、示される戦いになるかもしれない。清宮もYou Tubeで那須川天心と対談した際に胴後回し蹴りをマスターしたが、空手をベースにしている中嶋に通用するのか…?
第5試合で行われたNOAHジュニアランブルは原田vsYO-HEYでスタートし、3番手にはタダスケ、4番手にはHAYATAと揃って元RATEL’Sの4人が揃うも、5番手にNOSAWAが登場すると、ここばかりは4人の意見が一致してNOSAWAを袋叩きにする。
6番手には宮脇、7番手には小川が登場するが、小川は原田に襲い掛かって徹底的に痛めつけ、8番手に吉岡が入場した後で、小川が一人でさっさとバックステージへと戻って、試合放棄で真っ先に退場となってしまう。
9番手にはカズ、10番手には覇王、11番手には仁王が登場して金剛ジュニアが揃い、連係で宮脇を蹂躙する。
12番手には大原が登場してFULL THROTTLEも揃い、13番手には鼓太郎、最後の14番手には小峠が登場して打ち止めとなり、大原は小峠にバックブリーカーからムイビエンで捕らえるが、NOSAWAにカットされ、怒ったFULL THROTTLEはNOSAWAに総攻撃も、カズが救出に入り、大原はカズに突進するが、カズがフランケンシュタイナーを決めて3カウントを奪い、大原が退場する。
吉岡はショルダースルーでカズを場外に追いやってOTTRで退場させるが、NOSAWAがすぐさま吉岡を丸め込んで3カウントを奪い、吉岡も退場する。
金剛は鼓太郎をエルボードロップの波状攻撃で蹂躙すると合体パワーボムを決め、宮脇はNOSAWAにランニングアッパーカットを浴びせるが、NOSAWAは丸め込んでビンタを浴びせて宮脇がダウンすると、その間に小峠がNOSAWAにキルスイッチで3カウントを奪って退場させる。
ダメージの残る宮脇はタダスケにトルネードDDTを決めるが、タダスケのラリアットを食らって3カウントとなって退場、鼓太郎はタダスケをエプロンに追いやると突進する仁王と同士討ちさせてタダスケをOTTRで退場させる。
しかし、鼓太郎も覇王、仁王の連係に捕まり、仁王のトランスレイブから覇王がジャックナイフ式エビ固めで3カウントとなって、鼓太郎も退場する。
覇王はHAYATAと丸め込み合戦となるが、HAYATAがクロスフィックスで3カウントを奪い、覇王が退場、残った仁王は原田にカタプルパからライオンサルト、トランスレイブと畳みかける。
そこで小峠が入りと桃の青春が仁王にサンドウィッチ延髄斬りを決め、原田が片山ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを奪い仁王が退場する。
残るは原田、小峠、YO-HEY、HAYATAだけとなるが、原田がYO-HEYの顔面GをキャッチしてそのままOTTRを狙うと、原田も一緒にエプロンへ出てしまい、HAYATAがすかさずハンドスプリングキックで二人まとめてOTTRで退場させる。
小峠はHAYATAにダイビングボディープレスも、キルスイッチ狙いはHAYATAがDDTで切り返してみちのくドライバー、トラースキックからムーンサルトプレスを狙うが、小峠が剣山で迎撃すると、レッグショット、コウモリ吊り落とし、ムーンサルトプレスでと畳みかけて3カウントを奪い優勝、試合後も小峠は原田と共にGHCジュニアタッグ王座奪取をアピールした。