これが強さの象徴だ!杉浦貴が清宮海斗を降しGHCナショナル王座を防衛!


2月24日 NOAH「PRO WRESTLING NOAH 20th ANNIVERSARY NOAH the CHRONICLE vol.1」名古屋国際会議場 812人

<第1試合 20分1本勝負>
〇宮脇純太(8分12秒 腕ひしぎ逆十字固め)×岡田欣也

<第2試合 30分1本勝負>
〇モハメド ヨネ タダスケ(7分46秒 片エビ固め)熊野準 ×諸橋晴也
※キン肉バスター

<第3試合 30分1本勝負>
〇ドラゴン・ペイン(12分55秒 エビ固め)×イホ・デ・カニスルプス
※ハイアングル雪崩式フランケンシュタイナー

<第4試合 30分1本勝負>
〇中嶋勝彦(8分43秒 体固め)×稲村愛輝
※バーティカルスパイク

<第5試合 30分1本勝負>
丸藤正道 〇望月成晃 田中稔(15分7秒 片エビ固め)桜庭和志 ×大原はじめ NOSAWA論外
※ツイスター

<第6試合 齋藤彰俊デビュー30周年記念試合 30分1本勝負>
〇齋藤彰俊 越中詩郎 青柳政司 井上雅央(13分20秒 片エビ固め)拳王 マサ北宮 覇王 ×仁王
※デスブランド

<第7試合 30分1本勝負>
〇原田大輔 HAYATA YO-HEY(12分24秒 片山ジャーマンスープレックスホールド)×小川良成 小峠篤司 鈴木鼓太郎

<第8試合 30分1本勝負>
藤田和之 〇鈴木秀樹(16分52秒 グラウンド卍固め)潮崎豪 ×谷口周平

<第9試合 GHCナショナル選手権試合 60分1本勝負>
【初代王者】〇杉浦貴(29分47秒 体固め)【挑戦者】×清宮海斗
※雪崩式オリンピック予選スラム
☆杉浦が3度目の防衛に成功。

 サイバーエージェント体制になったNOAHの初のビックマッチが名古屋国際会議場で開催され、今回の会議場は入場ゲート用のステージは設けず、ビックマッチ仕様で両側にスタンド席が設けられた。

 メインはGHCナショナル王座をかけて地元である愛知出身の王者の杉浦が清宮と対戦した。
 1・30後楽園で挑戦者不在の杉浦に挑戦を表明した清宮、その清宮に対し「20年だ! 20年! このNOAHで、俺は全景色を見てきたんだ。良い景色も、嫌な景色も、見たくもない景色も見てきたんだ! 新しい景色? 新しい景色に変えられるもんなら変えてみろ。俺は今年で50だ。明るい未来はもうないんだよ! 奪えるもんなら奪ってみろ!」と挑発した杉浦、vs清宮は2連敗の中で、ナショナル王座だけでなく、これまで杉浦が背負ってきたものをかけての選手権となった。

 両者握手からスタートし、序盤でのグラウンドでの攻防では杉浦がリストロックでリードを奪うが、切り返しから清宮はヘッドロックで絞めあげる。ぶつかり合いから清宮がエビ固めで丸め込むと、読みあいとなって互いの攻撃を見切り、清宮がヘッドロックで再び絞めあげる。
 そしてロープワークの攻防では清宮が杉浦のエルボーを避けてドロップキックを放って場外へ追いやると、ウルトラタイガードロップを狙って三沢式フェイントでエプロンに立つが、素早くリングに戻った杉浦はロープ越しでエプロンの清宮にスピアーを炸裂させ、場外戦で清宮を正面から鉄柵に叩きつける。

 リングに戻ると杉浦がボディーシザースや腹部へのエルボー、トップロープへの前落とし、ソバットなどでで清宮の脇腹を攻め、清宮はブーメランフォアームを狙うが、杉浦はキチンシンクで迎撃するなどしてリードを許さない。しかし、杉浦のブレーンバスター狙いを、清宮は投げ返しジャンピングフォアアーム、ブーメランフォアアームと流れを変えたかに見えたが、再度コーナーへ上ったところで杉浦が雪崩式ブレーンバスターで投げる。 

 杉浦は逆エビ固めで清宮を追い詰めにかかり、清宮はロープに何とか逃れ、杉浦が再度前落としでトップロープに叩きつけて突進すると、清宮はロープを下げて杉浦を場外へ落し、三沢式フェイントなしでウルトラタイガードロップを命中させる。
 リングに戻ると清宮はミサイルキックも、杉浦は死角からのスピアーを浴びせ、杉浦の串刺しビックブーツに対して、清宮は串刺しフォアアームで応戦してラリーも、清宮の串刺しを迎撃した杉浦はターンバックルジャーマンを敢行、鬼エルボーの乱打で清宮を追い詰める。

杉浦は串刺しスピアーを狙ったが、清宮が避けると杉浦はコーナーに直撃、清宮は杉浦の後頭部にミサイルキックを命中させ、ジャーマン狙いは杉浦が堪えるも、清宮はドロップキックを発射してからジャーマンスープレックスホールドを決め、タイガーススープレックスホールドを狙うが、堪えた杉浦はラリアットを炸裂させ、ハイブリッジジャーマンで脳天から叩き落とす。

杉浦はランニングニー、オリンピック予選スラムを堪える清宮にエルボーを浴びせ、オリンピック予選スラムを狙うが、着地した清宮はチキンウイングフェースロックで捕獲、そのままスリーパースープレックスで投げるという荒技を敢行、エルボーのラリーに持ち込み、杉浦はキチンシンクからフロントネックロックで捕獲して、そのまま後転しようとしたが、抜けた清宮はストレッチプラム式フェースロックで捕獲して絞めあげ、杉浦を追い詰める。

ロープに逃れた杉浦に清宮はジャーマンで投げると、オーバースローを狙ったが、杉浦はフロントネックロックで捕獲、しかし清宮は強引に持ち上げてオーバースローを敢行、タイガーススープレックスホールドを決めて勝負あったかに見えたが、杉浦はカウント2でキックアウトすると、すぐさまオリンピック予選スラムで応戦して両者ダウンとなる。
両者は激しいエルボーのラリーに持ち込み、清宮はドロップキックを連発するが、杉浦も左のラリアットを連発して、エルボーの乱打からオリンピック予選スラムを決めて勝負あったかに見えたが、清宮はカウント2でキックアウトする。

 しかし、杉浦は奥の手である雪崩式オリンピック予選スラムを決め3カウントを奪い激戦を制して防衛となった。

杉浦は「このNOAHで、俺は全景色を見てきたんだ。良い景色も、嫌な景色も、見たくもない景色も見てきたんだ!」と言い放ったように、杉浦はこの20年、NOAHのいろんな景色を見てきて背負ってきたが、それを清宮に託せるのかというと、まだ託すわけにはいかない。その杉浦の意地が清宮との防衛戦に現れていた。
 ところがバックステージで次期挑戦者に稔が名乗りを挙げ、杉浦が受諾して決定となった。確かにナショナル王座は基本的に無差別級なだけにジュニアが挑戦してきてもおかしくはないが、思い切った稔がどこまでやれるのか注目したい。

 セミファイナルの潮崎vs藤田の前哨戦は、潮崎のタックルを切った藤田がグラウンドでリードを奪い、ぶつかり合いも藤田が制するが、藤田が自軍に押し込んだ際にキチンシンクを浴びせると、潮崎は逆水平で応戦、藤田もビンタで応戦して互いに譲らない。
 だが代わった谷口が痛めている肋骨を攻められると捕まってしまい、はぐれIGFが試合をリードするが、谷口は鈴木にパワースラムを決めて潮崎に交代、潮崎は鈴木にフライングショルダーを発射も、鈴木は逆水平をガードして、ショルダーアームブリーカーを決めると、代わった藤田がショルダータックル、キチンシンクからブレーンバスターで投げる。
 藤田はスリーパーで捕獲するが、谷口がカットに入り、藤田のパワーボム狙いを堪えた潮崎はエルボーを打ち込んでくる藤田に逆水平でマシンガンチョップを浴びせるが、体を入れ替えた藤田はマシンガン往復ビンタで応戦、潮崎に負けじと袈裟斬りを浴びせる。
 潮崎はフィッシャーマンズバスターから豪腕ラリアットを狙うが、頭突きで阻止した藤田が先に野獣ラリアットを炸裂させ、パワーボムで叩きつけ、バトンキックを狙うも、避けた潮崎は左のラリアット、藤田の往復ビンタも潮崎は怯まず豪腕ラリアット炸裂させる。
 鈴木vs谷口に代わり、鈴木はベアハッグなどで谷口の肋骨を攻めるが、谷口は串刺しラリアット、ダブルハンマーで反撃、しかし鈴木のワンハンドバックブリーカーを食らってしまうと、藤田が入ってキチンシンクでのサンドバックタイムを浴びせるが潮崎がカット。
 鈴木はコブラツイストで谷口を追い詰めるが、谷口はチョークスラムで反撃したマイバッハプレスを投下も、鈴木が剣山で迎撃して卍固めで捕獲、そのままグラウンド式に移行してギブアップとなり、はぐれIGFが勝利となった。
 試合後に潮崎は鈴木だけでなく、藤田にも豪腕ラリアットを炸裂させてKOすると、「最強の外敵! 藤田和之! お前にはこのGHCベルトは渡さない! 俺がノアを守る! I am NOAH!」と叫び、王座防衛をアピールした。

 第6試合では彰俊のデビュー30周年ということで平成維震軍集結してが金剛と対戦、セコンドで登場したカブキが鮮やかなダブルヌンチャクを披露した。開始から越中が覇王にヒップアタック、シリアスとなった雅央が北宮と激しくぶつかり合い、青柳は仁王にニールキックを炸裂させるなど維震軍がそれぞれ見せ場を作る。
 しかし肝心の主役の彰俊が拳王との蹴り合いの後での場外戦で、セコンドのカブキが介入して北宮にアッパーブローを炸裂させるも、拳王に痛めつけられてしまい、金剛に袋叩きにされるなど捕まってしまう。
 それでも彰俊は北宮にニールキックで反撃して越中に交代、越中は金剛にヒップアタックを乱打、雅央や青柳も加勢して北宮にヒップアタックを浴びせる。代わった彰俊も仁王に串刺しラリアット、滞空式ブレーンバスターで投げる。
 ところが覇王、仁王の連係に彰俊が再び捕まってしまうと、金剛の連係に蹂躙されてしまい、彰俊が窮地に立たされるが、仁王が超舞踏を狙ってコーナーへ上ったところでセコンドのカブキが赤の毒霧を噴射して阻止し、これで息を吹き返した彰俊がスイクルデスから、ここ一番で出すデスブランドを決め3カウントを奪い、デビュー30周年を勝利で飾る。

試合後には彰俊のゆかりのある人たちから花束贈呈が行われ、犬山市長や全日本プロレス中継やNOAH中継で名古屋担当の実況アナだった佐藤啓アナまで駆けつけて彰俊を激励、最後にNOAHに入団するきっかけを作った青柳館長からも花束が贈呈されると彰俊は「30周年という区切りであるけども、ここで言いたい。俺はまだまだ落ち着かねえ!」と絶叫して30周年を締めくくった。

 第7試合のSTINGERvsRATEL’Sは、まだ肋骨の痛みが取れないHAYATAが腹部を中心にSTINGERから集中攻撃を受けてしまい捕まる展開となるも、小峠と鼓太郎を同士討ちさせると、HAYATAはスーパーキックを浴びせて、YO-HEYに交代し、YO-HEYは小峠、鼓太郎に背後からダブルニーアタック、鼓太郎にミサイルキックを命中させて試合を一気に盛り返す。
 しかし鼓太郎もYO-HEYにファンネル、代わった小峠がダイビングクロスボディーから、ぶら下がり首四の字、マグザムで反撃するも、デスペナルティー狙いはYO-HEYが切り返してドロップキックを発射、代わった原田がダイビングエルボードロップを投下するが、小峠が剣山で迎撃する。
 そこで小川に代わりバックドロップで原田を投げると、STINGERが連係を狙うが、原田はエルボーを乱打して連係を断ち切り、小川にポップアップ式ニーアッパーを狙ったが、キャッチした小川はドラゴンスクリュー、しかし、串刺し狙いは原田が避けると、金髪夫婦がロープ越しでダブルハイキックを浴びせ、RATEL’Sがトリプルトラースキックを浴びせて小川を捕らえる。
 そこで小峠と鼓太郎がカットに入るが、HAYATAが鼓太郎をヘデック、YO-HEYが小峠をスーパー顔面GでKOすると、最後は原田が片山ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを奪いRATEL’Sが勝利、試合後に原田がダウンしている小川に対して「よっしゃ、勝ったぞ! 小川良成、これで決定やな。3月8日、横浜文体、俺がお前のこのGHCジュニアのベルトを奪ってやるからな」とアピールすれば。YO-HEYもダウンしている小峠&鼓太郎に「おい、チャンピオンの鈴木コタコちゃんに、小峠アツエちゃんよ。俺ら2人、いや、俺らにこんなチャンピオンの君たち2人がパッシパシにいかれとったら、それはもう俺ら2人とタイトルマッチ決定みたいなもんやな? これだけやられといて、あんたら2人がダメとか言ってるようじゃ。チャンピオンの2人だから、一番わかっとると思うけど、ノアジュニアがパッシパシに終わってまうぞ。ノアジュニアの価値が下がってまうやろ?」HAYATA「同じや!」と改めてGHCジュニア田タッグ王座への挑戦をアピールする。

 第5試合の丸藤復帰戦は、先発で登場した丸藤は桜庭とグラウンドの攻防を繰り広げる。試合は稔が捕まる展開となるが、NOSAWAがスリーパーで捕えれば、望月がNOSAWAをスリーパーで捕らえ、また桜庭が望月をスリーパーで捕らえ、また丸藤が桜庭をスリーパーで捕らえ、大原が丸藤をスリーパーで捕らえるなど数珠つなぎ状態となる。
 桜庭も丸藤にコブラツイスト、足四の字固めとプロレス技で、望月もNOSAWA&大原の連係、大原のムイビエンに苦しめられるが、丸藤の援護を受けた望月が真最強ハイキック、PKと浴びせるとツイスターで3カウントを奪い勝利、丸藤はトラースキックなど派手な動きは控えめ、試運転といった感じだった。

 NOAHは7月25日に再び名古屋国際会議場でビックマッチ、9月18日にも「N-1 VICTORY2020」の開幕戦として使用されることが発表された。今回はナショナル王座なれど、久しぶりにNOAHのヘビー級選手権を見れたことで充分堪能できた。

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