MAOの”変なプロレス”も田中の懐の深さの前に完敗!ブルックスが初代UNIVERSAL王者もカリスマがベルト強奪!


2月23日 DDT「Into The Fight 2020」後楽園ホール 1194人 満員
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 3WAYマッチ 30分>
〇マッド・ポーリー(2分35秒 体固め)×中村圭吾
※ポーリープレス あと1人は納谷幸男

<第2試合 30分1本勝負>
〇樋口和貞 坂口征夫 赤井沙希(8分20秒 片エビ固め)大鷲透 吉村直巳 ×渡瀬瑞基
※ドクターボム

<第3試合 30分1本勝負>
男色ディーノ スーパー・ササダンゴ・マシン ヤス・ウラノ(無効試合だったと思う)青木真也 大和ヒロシ 平田一喜

<第4試合 3WAYタッグマッチ 30分>
CIMA 〇高尾蒼馬(9分22秒 片エビ固め)高梨将弘 ×大石真翔
※マッドスプラッシュ あと1チームはHARASHIMA&上野勇希

<第5試合 イリミネーション8人タッグマッチ 時間無制限>
佐々木大輔 〇遠藤哲哉 T-Hawk エル・リンダマン(15分30秒 ゆりかもめ)×彰人 勝俣瞬馬 飯野雄貴 橋本千紘
①〇リンダ(4分41秒 片エビ固め)×勝俣
②▲橋本(12分9秒 両者オーバー・ザ・トップロープ)▲リンダ
③〇佐々木(14分4秒 佐々木式ウラカンラナ)×飯野
④〇彰人(14分10秒 首固め)×佐々木

<第6試合 初代DDT UNIVERSAL王座決定戦 60分1本勝負>
〇クリス・ブルックス(19分26秒 デス・バイ・ロールアップ)×竹下幸之介
☆ブルックスが初代王者となる

<第7試合 KO-D無差別級選手権試合 60分1本勝負>
【第74代王者】〇田中将斗(21分49秒 片エビ固め)【挑戦者】×MAO
※スライディングD
☆田中が初防衛に成功。

 第4試合ではDAMNATION、STRONGHEARTSの業務提携からCIMA&高尾のタッグが実現してHARASHIMA&上野のDISASTER BOX、高梨&大石と3WAYタッグ戦で対戦、HARASHIMAはCIMAにミドルキックの連打を浴びせるが、大石が割って入ると高梨と共にCIMAを捕らえる。しかしコーナーの大石にCIMAがヴィーナスからアイコノプラズムを決めると、すかさず高尾が本家CIMA譲りのマッドスプラッシュを決め3カウントを奪い、業務提携軍が勝利を収める。

 第5試合のイリミネーションマッチでも業務提携軍が登場、まずT-Hawkとリンダが勝俣をダブルインパクト式コードブレイカーで3カウントを奪い退場に追いやれば、エプロンで橋本とリンダが攻防を繰り広げているところで、飯野がスピアーを浴びせて二人がまとめてOTTRで退場となってしまう。

 カリスマは佐々木式ウラカンラナで飯野から3カウントを奪って退場させるが、すぐさま彰人がカリスマを丸め込んで3カウントを奪い、カリスマの所持していた挑戦剣は彰人に渡ってしまう。しかし彰人が遠藤にアンクルホールドを決めると、T-Hawkがケルベロスでカットに入り、遠藤は丸め込みからゆりかもめで彰人からギブアップを奪い、挑戦剣は遠藤に渡ってしまった。

 試合後にカリスマが遠藤に「挑戦剣を返せ」と迫るが、遠藤は意に介さず、またCIMAも今林APに6・7さいたまスーパーアリーナ大会へSTRONGHEARTS参戦を訴えると、今林APも受けたため決定となったが、挑戦剣を奪われたカリスマは不満気な表情を浮かべた。

 セミの初代DDT UNIVERSAL王座決定戦は、ブルックスがスワンダイブで奇襲をかけるが、竹下がパワーボムで返り討ちにすると、場外戦で南側通路へ雪崩れ込むが、竹下の突進は足を滑らせて転倒すると、ブルックスはオクトバスキャッチで捕獲、持ち上げた竹下は硬いゲートにギロチンホイップで叩きつけて、ビックブーツで蹴落としたが、ブルックスは南側の鉄板に竹下の左腕を思い切り挟み、ショルダーアームブリーカーなどでブルックスは竹下の左腕を集中攻撃、ひな壇の通路の間に竹下を宙づりにしてフットスタンプで潰す。 

リングに戻るとブルックスはアームロック、腕へのオーバーヘッドキック、左腕へダブルニードロップ、腕固めと左腕を攻めるが、切り返した竹下はブルーサンダー、ジャブからフライングラリアット、フロントキックからDDTと一気に流れを変えようとする。
 串刺しを狙う竹下にブルックスが延髄斬りから前屈みになったところでセントーンを投下すると、雪崩式ダブルアームスープレックス狙うが、阻止した竹下が雪崩式ジャーマンを敢行すると、ファブルを発射するが、ブルックスはRKOで迎撃し、更にロープ越しでRKOを決める。
 ブルックスはプレイングマンティスボムを狙うが、着地した竹下がサーヒーを炸裂させ、バックの奪い合いから変形のストレッチバスター、しかしラリアット狙いはブルックスがバイシクルキック、ニーアタックで迎撃すれば、竹下もラリアットで応戦も、パワーボムをブルックスが回転エビ固めで切り返してから、垂直落下式プレイングマンティスボムで突き刺す。

 ブルックスはオクトバスキャッチで捕獲すると、竹下は持ち上げてそのままコーナーへ上るとコウモリ吊り落としでコーナーに突き刺し、竹下はファブルを命中させる。
 キックアウトしたブルックスは組み付いてオクトバスキャッチを狙うも、竹下は持ちあげる。そこでエルボーのラリーとなるが、ブルックスは唾を吐いて挑発すると、これに怒った竹下がジャーマン、切り返し合いからサーヒーを炸裂させるが、パワーボム狙いはブルックスが切り返し新技デス・バイ・ロールアップ丸め込んでで3カウントとなり、ブルックスは初代王者となった。

 ところが、試合後にブルックスがマイクを持ってアピールしていると、カリスマが乱入してブルックスをイスで一撃してKO、そのままベルトを持ち去ってしまい、高梨によって気が付いたブルックスが怒り、カリスマを追いかけていく。試合内容も、激戦ながらも竹下がブルックスから唾を吐かれたことで冷静さを欠いたか、最後もまさかの丸め込みでの敗戦となった。

 メインはKO-D無差別級王者の田中にMAOが挑戦、開始から田中がリストロックを仕掛ければ、MAOが切り返し、田中はレッグロックからスリーパーも、MAOはまた切り返してアームロック、田中も出方がわからない相手に手探りで対応する。
 田中はヘッドロックからショルダータックル、読み合い、MAOは右手はゴンギツネのままフィンガーロックに挑み、MAOはアームホイップからスピードで田中をスピードで翻弄、場外へ追いやるとノータッチトペコンを命中させる。
 場外戦では田中が雛壇にMAOを叩きつけようとするが、MAOはトンボで着地も、田中は硬い床の上めがけてブレーンバスターを敢行、大ダメージを負ったMAOは何とかリングに戻るが、MAOの後頭部に串刺しジャンピングエルボーからエルボードロップ、キャメルクラッチで動きを止めて首四の字、じっくりとスタミナを奪いにかかる。
 エルボーのラリーでもMAOが崩れる。逆水平のラリーでも田中が圧倒、田中は左右エルボーから足蹴にすると、MAOは張り手の連打も田中は逆水平からコーナーに踏みつける。

 田中はエルボーの連打からジャンピングエルボー、そしてブレーンバスターを狙うが、MAOが逃れてランニングエルボーを浴びせ、ジャブの連打、ドロップキック、串刺しニーからハリウッドスタープレスと猛反撃、みちのくドライバー1狙いは田中が堪えられたが、串刺しを狙う田中に回転エビ固め、マトリクスから逆さ押さえ込みと丸め込み、田中は串刺しラリアットを狙って突進も、MAOが避けて松井レフェリーと交錯してしまう。
 その間にMAOはヒヨコちゃん入りのプラケースを何個も持ち出すと、その上へ河津掛けを敢行してプラケースがクラッシュ、田中は場外に逃れるがMAOはプラケースを持って宇宙人プランチャでフルスイングしてクラッシュさせる。

 調子に乗ったMAOはリングサイドにテーブルをセットして、その上へ断崖式を狙うも、田中はエプロンでのデスバレーボムで阻止してから、MAOをテーブルに寝かせるだけでなくヒヨコちゃんも投げつけ、テーブル貫通スーパーフライを投下、テーブルもクラッシュされてダウンするMAOにまたヒヨコちゃんを投げつける。
 リングに戻ると田中はジャンピングエルボー、切り返しからDDT、串刺しラリアットを連発してラリアットも、田中の突進をMAOは掌底で迎撃すると、みちのくドライバーⅠを決め、雪崩式みちのくドライバーⅡを狙うが、田中はダイヤモンドダストで切り返し、すぐさまスライディングDを炸裂させてからスーパーフライを投下するが、MAOは剣山で迎撃する。
 MAOは串刺しを狙う田中に延髄斬りからマイク・ベイリー譲りのアルティマウェポンを決めると、キャノンボール450°で勝負を狙ったが、今度は田中が剣山で迎撃し、雪崩式ブレーンバスターで投げる。
 それでも起き上がったMAOはエルボーのラリーに持ち込み、MAOが猫騙しからパンチを打ち込んでみちのくドライバーⅡを決めるも、田中はすぐさまスライディングDを決め、再度のスライディングDはMAOがバク転で避けるも、竜巻旋風脚が避けられると、田中はスライディングDを炸裂させ、最後もスライディングDが炸裂して3カウントを奪い王座初防衛に成功した。 

 試合後は田中がMAOの健闘を称えると、今林APから次回防衛戦は3月20日後楽園大会と告げられる。そして田中から次期挑戦者を指名すると、UNIVERSAL王座奪取に失敗したばかりの竹下の名前を出し、竹下も田中の指名を受けて決定となった。
 内容的にもMAOが”変わったプロレス”で田中を翻弄していたが、田中のプロレス幅の広さだけでなく、MAOが田中のフィールドに踏み入れてしまっていた。
 次期挑戦者は竹下となったが、D王でカリスマと遠藤、選手権でHARASHIMAとMAOが敗れ、いつどこ挑戦権所持者も即挑戦を表明しても、田中はまだ試合ができるスタミナを残していることから奪取は難しいことを考えると、事実上竹下しかいない状態となっている。竹下がZERO1のミスタープロレスである田中から至宝のベルトを取り返すことが出来るのだろうか…

 また第3試合では現在流行しているウイルスの影響で、全員マスク着用で臨むことになったが、選手だけでなくレフェリーもササダンゴマシンのマスクを着用して試合に臨んだため、各選手が敵味方がわからなくなって大乱戦となってしまう。

 場外戦の後で選手らはリングに戻るが、いつの間にか一人増えていることにディーノが気づくと、全員本人かを確認したうえで、増えている一人のマスクを取るが、まったく誰だかわからず、そのままで館内が暗転して試合は終了、人物の正体も試合結果も謎のままで終わるという”なんじゃこりゃ!(ジーパン刑事風)”の結末となった。

 6・7さいたまスーパーアリーナにはSTRONGHEARTSだけでなく、NOAHから丸藤正道、センダイガールズから里村明衣子の参戦が発表されたが、大会の最後で

 AEWのケニー・オメガの参戦が発表された。

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