WRESTLE-1強さの象徴・芦野まで中嶋に敗れた…そして、またベルトは放り投げられた


2月12日 WRESTLE-1 「WRESTLE-1 TOUR 2020 W-INPACT」後楽園ホール 918人

<第1試合 30分1本勝負>
〇カズ・ハヤシ(5分9秒 片エビ固め)×一
※ファイナルカット

<第2試合 30分1本勝負>
〇タナカ岩石 本田竜舞 土方隆司(7分51秒 片エビ固め)藤村加偉 ×仁木琢朗 SUSHI
※払い腰

<第3試合 30分1本勝負>
河野真幸 〇アレハンドロ 児玉裕輔(8分43秒 片エビ固め)×頓所隼 エル・イホ・デル・パンデーラ 竹田光珠
※ESO ES TODO

<第4試合 3WAYタッグマッチ 30分>
〇稲葉大樹 土肥孝司(7分15秒 タイガースープレックス178)×ペガソ・イルミナル 田中将斗
※あと1チームは吉岡世起&入江茂弘

<第5試合 30分1本勝負>
〇羆嵐(9分2秒 片エビ固め)×サイラス
※ダイビングセントーン

<第5試合 30分1本勝負>
〇伊藤貴則 MAZADA(8分19秒 ジャーマンスープレックスホールド)×近藤修司 立花誠吾

<第6試合 『WRESTLE-1 CRUISER FES 2020』トーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負>
〇ヒート(13分20秒 膝十字固め)×アンディ・ウー
☆ヒートがWRESTLE-1 CRUISER FES 2020を優勝

<第7試合 WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負>
【第16代王者】〇中嶋勝彦(27分37秒 体固め)【挑戦者】×芦野祥太郎
※バーティカルスパイク
☆中嶋が初防衛に成功

 NOAHの中嶋に流出したWRESTLE-1王座を奪還すべく、WRESTLE-1強さの象徴である芦野が挑戦、中嶋は入場するもベルトは巻いておらず本部席に置いてあり、中嶋の指示によって小川朝美リングアナが泣きながらベルトを手渡すが、またしても中嶋はベルトを放り投げてしまい、芦野が激高するだけでなく、ファンからも大ブーイングが巻き起こった。
 試合開始も中嶋は芦野とは組み合わず、リングから降りてブーイングを煽り、何度もリングに上がっては降りるなど芦野を焦らしまくる。
 やっと組み合うと、芦野がグラウンドに引きずり込んで、いきなりアンクルロック狙いは、中嶋が逃れるも、ハイキックを避けた芦野はジャーマン、中嶋は場外へ逃れるも、芦野は逃さずリングへ戻し俵返し、エルボースマッシュから串刺しスピアー、タックルと先手を狙うが、再度の串刺しスピアーは中嶋が避けると、芦野はコーナーに肩を直撃させてしまい、これを逃さなかった中嶋はまた芦野の肩をコーナーに直撃させ、芦野はたまらず場外へ逃れるも、中嶋はエプロンからのPKで追撃、リングに戻っても芦野の逆水平を受け流した中嶋はサッカーボールキックの連打、コーナーに押し込んで両足で踏みつけるシャッターチャンスタイムとリードを奪う。
 劣勢の芦野にEnfants Terriblesだけでなく、WRESTLE-1正規軍もセコンドに駆けつけて芦野に声援を送るが、芦野のエルボーを避けまくった中嶋はミドルキックを打ち込むも、芦野はフロントスープレックスで反撃し、串刺しアッパーカットからランニングエルボー、ジャイアントスイング、マフラーホールドで一気に流れを変える
 中嶋は低空ドロップキックからドラゴンスクリュー、STFと反撃し、中嶋はニーリフトからPK、そして延髄斬りを狙ったところで、芦野がアンクルロックで切り返す。
 しかし中嶋もアンクルホールドで切り返すと、芦野も切り返すが、中嶋は蹴って脱出、芦野の串刺しを避けて背後からキック、ミドルキック、PKと浴びせる。
 勝負と見た中嶋はバーティカルスパイクを狙うが、芦野が堪えると、中嶋はミドルキックを打ち込み、エルボーからバックドロップを連発して、芦野はグロッキー状態にまで追いつめられるも、それでも立ち上がった芦野はエルボースマッシュ、中嶋のハイキックを避けてビンタ、中嶋が崩れたところでジャーマンで投げる。
 芦野は突進するが、中嶋はトラースキックで迎撃すると、バーティカルスパイクが決まるが、芦野はカウント2でキックアウト、そして人でなしバトンキックを狙う中嶋をキャッチしてアンクルロックで捕獲、中嶋はロープへ逃れるも芦野は3連続ジャーマンスループレックスホールドからTボーンスープレックス狙いは、中嶋が逃れたところで、エルボースマッシュを狙う芦野にハイキックを炸裂させる。
 これで勝負と見た中嶋は前後からのサッカーボールキックを打ち込み、PKから滞空式バーティカルスパイクを決め3カウントを奪い王座を防衛した。

試合後にEnfants Terriblesだけでなく正規軍の面々が上がって中嶋を取り囲む

 しかし、中嶋はEnfants Terriblesや正規軍ではなく、社長であるカズを指名する。早速リングに上がったカズを中嶋を挑発、またベルトを放り投げる。これに激怒したカズはスーパーキックで中嶋を蹴り倒し、カズ自らベルト挑戦を表明、中嶋はベルトを受け取らないどころか踏みにじって退場し、カズもベルト奪還をアピールした。
 中嶋も大晦日に芦野と組んで振り回してはいたものの、しっかり試合は見ていて、芦野がどんな攻めが来ても対処できるという自信は持っていたと思う、危うい場面はあったが、中嶋は危ういまでにとどめて、確固たる自信を崩していなかった。

 カズと中嶋は武藤敬司体制の全日本プロレスでジュニアヘビー級として何度も対戦してきただけでなく、共に組んで世界最強タッグにもエントリーしたことがあった仲、しかし今では中嶋はNOAHのトップ選手にまで上り詰めてしまった。
 社長としてWRESTLE-1を率いながらも、トップから一歩引いてきたカズだったが、中嶋の指名ながらも王座奪還するために出陣を決意した。カズは果たして自ら身体を張ってWRESTLE-1王座を奪還してWRESTLE-1を守り抜くか、それとも近藤や征矢までも担ぎ出されていくのだろうか…

 第4試合の3WAY戦では稲葉がタイガースープレックスホールドでペガソから3カウントを奪うも、試合後にWRESTLE-1での自身の限界を感じて海外武者修行に出ることを発表する。しかし土肥が待ったをかけて組んでタッグ王座取りを提案すると、稲葉は奪取できなかったらWRESTLE-1のベルトには一切挑戦しないことを条件に挑戦することになった。

 稲葉も今のままでは成長しないどころか、中嶋にも勝てないと考えた上での決断だろうが…

 またセミのクルーザーフェス決勝戦は丸め込みから水能覆舟と攻め込んだアンディは、バスソーキックを狙ったが、避けたヒートが膝十字でギブアップを奪い優勝を果たす。そこで本部席で見ていた吉岡がリングに上がり、自身の保持するクルーザー王座をかけてヒートの挑戦をアピールして3・16大田区大会での防衛戦が決定となった。

 第6試合では近藤と欠場中の征矢に叛旗を翻した伊藤がMAZADAと結託して、近藤&立花と対戦し、MAZADAのイス攻撃の援護を受けた伊藤が近藤にイスを投げてからジャーマンスープレックスホールドで3カウントを奪い勝利も、試合後に短髪となってイメージチェンジを果たした征矢が駆けつけて、近藤を痛めつける伊藤をワイルドボンバーで蹴散らし、伊藤&MAZADAに宣戦布告、2・22新木場から復帰を発表した。

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