稲村が関本、杉浦相手に奮戦!そして戦力拡大!金剛興行は大盛況!


12月14日 NOAH「金剛興行 DIAMOND」新木場1stRING 350人超満員札止め
(試合内容は実況ツイートにて)

<第1試合 30分1本勝負>
〇関本大介(13分16秒 ジャーマンスープレックス・ホールド)×稲村愛輝

<第2試合 30分1本勝負>
〇拳王 マサ北宮(11分49秒 片エビ固め)齋藤彰俊 ×井上雅央
※ダイビングフットスタンプ

<第3試合 30分1本勝負>
〇覇王 仁王(10分42秒 片エビ固め)宮脇純太 ×諸橋晴也
※ファイヤーバードスプラッシュ

<第4試合 60分1本勝負>
清宮海斗 〇杉浦貴 潮崎豪(20分48秒 片エビ固め)拳王 マサ北宮 ×稲村愛輝
※オリンピック予選スラム

 金剛の主催興行が開催され、もし超満員札止めにならなかったら金剛は解散、拳王は退団という条件が課せられたものの、チケットは大会当日前には完売となり、増席となるも、増席分も全て完売となって条件は全てクリアとなった。

 第1試合では稲村が大日本プロレスの関本に挑み、関本がヘッドロックに持ち込めば、稲村もグラウンドに持ち込んでクルックヘッドシザースで捕らえるなど食い下がり、ぶつかり合いでも稲村が身長差を生かしてショルダータックルで弾き飛ばす。
 ところが、稲村がアバランシュホールドを狙うと、背後に着地した関本がコブラツイストで捕らえ、強烈に絞めあげられた稲村は一気に失速、関本はエルボーからネックロック、関本はネックブリーカーからキャメルクラッチとジワジワと稲村を追い込んでいく。
 関本は逆水平、頭突きで攻め込むも、稲村の串刺しを迎撃した関本は突進すると、稲村はボディースラムから串刺しボディーアタックを連発、豪快なブレーンバスターで反撃するが、コーナーへ昇ったところで関本がデットリードライブで落とし、串刺しスピアーからブレーンバスターと稲村を追い詰めにかかる。
 関本はラリアットを狙うが、避けた稲村はショルダータックルからアバランシュホールドで叩きつけ、ぶちかましからBTボム狙いは関本がリバース、エルボーのラリーから稲村は連打も、関本がカウンターラリアットを炸裂させ、アルゼンチンバックブリーカーで担ぎあげるも、稲村はスリーパーで逃れて絞めあげるたが、バックを奪った関本がぶっこ抜きジャーマンスープレックス・ホールドで3カウントを奪い完勝、稲村は関本戦を通じて何が足りないのか、痛感させられる試合となった。

 メインでも稲村は第2試合で彰俊&雅央を降した拳王、北宮と共に、GARLICBOYSさんの生歌による「失恋モッシュ」で登場、GHCヘビー級王者の清宮、GHCナショナル王者の杉浦、GHCタッグ王者の潮崎の王者トリオと対戦した。

 1・4後楽園でナショナル王座を巡って対戦する杉浦と北宮が先発して激しいぶつかり合いとなれば、清宮と対峙した拳王もエルボーのラリーから読み合いと激しい攻防となるが、1・4後楽園で清宮と対戦する潮崎が、清宮から強引に交代すると、稲村のショルダータックルから金剛が連係で捕らえるも、コーナーに昇った稲村を潮崎がドロップキックで場外へ落とすと、潮崎は場外で逆水平、DDT、ボディースラムと徹底的に稲村を痛めつけ、王者トリオは稲村を捕らえにかかったが、清宮と潮崎は杉浦を介して交代するなど、王者トリオは不穏な空気となってしまう。
 稲村は清宮にショルダータックルで反撃すると、拳王に代わってビックブーツを浴びせれば、潮崎にも浴びせ、連係を狙う杉浦と清宮を同士討ちさせてからスピンキック、ミドルキックと反撃も、清宮はジャンピングフォアアーム、ブーメランフォアーム、ミサイルキックで反撃で応戦、ジャーマン狙いは拳王が逃れると串刺しの応酬、拳王はミドルキックの連打から輪廻も、清宮は打点の高いドロップキックで応戦する。
 杉浦vs北宮に代わると、北宮のショルダータックルからのセントーンを自爆させた杉浦はエルボーのラリーからビックブーツも、北宮はブレーンバスターで投げると、稲村と拳王が入って連係で杉浦を捕らえ、北宮はランセルセからスピアーを狙うが清宮がドロップキックで迎撃してから、各選手が入って乱戦となる。
 北宮は杉浦の突進をリーブロックで避けてスピアーを浴びせると、稲村が志願の交代、稲村が串刺しボディーアタックからショルダータックル、ダイビングショルダーから拳王、北宮が入って連係で再び杉浦を捕らえ、ダブルインパクト&ダイビングフットスタンプを狙うが潮崎と清宮が間一髪阻止する。
 杉浦が稲村にランニングニーを連発するが、それでも立ち上がる稲村はエルボーで抵抗、しかし杉浦も正面から受けきって打ち返す。稲村は突進するが杉浦はキチンシンクで迎撃し、稲村はエルボーの連打からBTボム狙うが、背後に杉浦が着地すると、突進する稲村にラリアットからオリンピック予選スラムで3カウントを奪い、金剛は主催興行を勝利で飾ることが出来なかった。
 試合後に杉浦が金剛の健闘を称えて、12・27杉浦軍興行に超大物相手という好条件を提示してオファーをかけて退場すると、拳王はファンに感謝をしつつ、金剛興行の満員の公約を果たしたとして”武道館”でのラストを飾ると宣言して主催興行を締めくくった。
 主催興行を開催が発表された際には条件が課せられた拳王だったが、NOAHなりに拳王がどれだけ支持を得ているか試されていた部分もあったが、今回の超満員は拳王だけでなく金剛がファンから指示されたことを充分に示すことが出来た。
 大会全体を通じてのMVPは間違いなく稲村だった、第1試合で関本、メインでは王者トリオ相手に1日2試合を課せられたが、課題は残ったものの、見事に乗り切ることが出来た。今回の敗戦は稲村にとっても今後の糧になることは間違いないだろう。

 また第3試合では金剛が用意した新戦力X、XXが登場し、登場したのは2AWを退団したばかりのさとうゆうきが覇王、Hi69が仁王として現れ、宮脇&諸橋と対戦。

覇王の存在に面白くなかったのか宮脇が奇襲をかけて開始となり、宮脇組が奇襲で開始、宮脇は覇王にドロップキックも、仁王が入って連係に捕まって恵しまうと、諸橋がカットもダブルドロップキックで場外へ排除され、場外の宮脇組にダブルトペを命中させる。
 リングに戻ると覇王はエルボーで宮脇を攻め込むが、宮脇がエルボーでやり返してボディースラムで投げるなど感情的になって攻めるも、覇王と仁王の連係の前に捕まってしまう。
 覇王&仁王は諸橋を捕らえて試合をリードも、代わった宮脇は仁王にアッパーカットからミサイルキック、フィッシャーマンズスープレックスで攻め込むと、仁王から交代を受けた覇王がダイビングクロスボディーを命中させるが、宮脇はビンタで応戦してボディースラムで投げる。

 代わった諸橋が覇王にヒップトスからドロップキックを放つと、シャープシューターで捕獲すると、シットダウン式パワーボムからクリップラーフェースロックで追い詰めるが、連続ジャーマン狙いは覇王が着地、諸橋のクローズライン狙いも仁王が入って連係で捕らえ、最後は背後へのミサイルキックからファイヤーバードスプラッシュで3カウントを奪って、覇王が初戦を勝利で飾り、最後が仁王が覇王との新コンビで小峠篤司&鈴木鼓太郎の保持するGHCジュニアタッグ王座への挑戦を表明した。

 さとうゆうきこと覇王はみちのくプロレスではマスクマン剣舞を名乗っていたが、13日のみちのくプロレス後楽園大会でも剣舞としてのラストマッチを終えたばかりだった。おそらく拳王に誘われてNOAHに移籍することを決めたと見ていいだろう。金剛はヘビー中心でジュニアは空き家、その分チャンスが多くなると考えたのか、Hi69こと仁王は田中稔とコンビを組んでいたが、チャンスに恵まれていないことから、稔とのコンビに限界を感じたのか…、しかし、おとなしい宮脇が覇王にエキサイトしたことから、覇王の存在は宮脇だけでなく岡田欣也にも刺激材料になることは間違いないだろう。メインでは負けた金剛だったが覇王、仁王を加えて戦力拡大したことで、実りある自主興行となったようだ。

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