勝利のシャワー!ジュース&フィンレーがEVIL&SANADAの三連覇を阻みWORLD TAG LEAGUE 2019優勝!


12月8日 新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2019」広島グリーンアリーナ 4383人 満員
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 「WORLD TAG LEAGUE 2019」30分1本勝負>
【2勝13敗=4点】〇永田裕志 中西学(9分49秒 ナガタロックⅡ)【4勝11敗=8点】×天山広吉 小島聡

<第2試合 「WORLD TAG LEAGUE 2019」30分1本勝負>
【9勝6敗=18点】矢野通 〇コルト・カバナ(9分56秒 スーパー・マン)【6勝9敗=12点】バットラック・ファレ ×チェーズ・オーエンズ

<第3試合 「WORLD TAG LEAGUE 2019」30分1本勝負>
【8勝7敗=16点】ジェフ・コブ 〇マイキー・ニコルス(9分31秒 片エビ固め)【6勝9敗=12点】鷹木信悟 ×テリブレ
※マイキーボム

<第4試合 「WORLD TAG LEAGUE 2019」30分1本勝負>
【3勝12敗=4点】棚橋弘至 〇トーア・ヘナーレ(10分15秒 片エビ固め)【3勝12敗=6点】後藤洋央紀 ×カール・フレドリックス
※TOAボトム

<第5試合 「WORLD TAG LEAGUE 2019」30分1本勝負>
【9勝6敗=18点】鈴木みのる 〇ランス・アーチャー(11分24秒 EBDクロー)【8勝7敗=16点】KENTA ×高橋裕二郎

<第6試合 30分1本勝負>
〇飯伏幸太 獣神サンダー・ライガー タイガーマスク(12分35秒 体固め)オカダ・カズチカ YHO ×SHO
※カミゴェ

<第7試合 「WORLD TAG LEAGUE 2019」30分1本勝負>
【12勝4敗=22点】石井智宏 〇YOSHI-HASHI(16分43秒 首固め)【12勝3敗=24点】タマ・トンガ ×タンガ・ロア

<第8試合 「WORLD TAG LEAGUE 2019」30分1本勝負>
【13勝2敗=26点】ジュース・ロビンソン 〇デビット・フィンレー(24分1秒 エビ固め)【13勝2敗=26点】×EVIL SANADA
※ACID DROP
☆ジュース&フィンレーが「WORLD TAG LEAGUE 2019」優勝

 最終公式戦を迎えた「WORLD TAG LEAGUE 2019」、まず自力での優勝がなくなりながらも僅かに可能性を残しているG.o.Dは石井&YOSHI-HASHIを対戦、G.o.Dが奇襲も石井組が鉢合わせにして返り討ちにして、YOSHI-HASHIがタンガを攻め込むも、邪道が竹刀で一撃するとG.o.Dが反撃して、場外戦でYOSHI-HASHIを痛めつけて形成を逆転させる。

 リング内でもG.o.DがYOSHI-HASHIを蹂躙して長時間にわたって捕らえるが、YOSHI-HASHIはタマにバンカーバスターで反撃して石井に交代、石井はタマを攻め込み、カットに入ったタンガにブレーンバスターで投げるも、タマは幻惑ロープワークからドロップキックを放ち、石井のショルダータックル狙いをタンガが阻止してタマがコンプリートショットも、代わったタンガに石井がエルボーからバックドロップで投げる。
 YOSHI-HASHIに代わり、リング下の邪道にスライディングキック、タンガにスピンキックと浴びせ、串刺しラリアットからヘッドハンターを決め、石井が入ってダブルショルダータックル、YOSHI-HASHIがコードブレーカーから石井がジャーマンと連係を決める。
 YOSHI-HASHIがタンガに蒼魔刀からしゃちほこラリアットを炸裂させるが、カルマ狙いはタマが急所打ちでカットすると、タンガがOJKで捕獲、YOSHI-HASHIはロープに逃れようとするが、タンガが回転してロープに逃さずも、かかり方が不十分だったこともあってYOSHI-HASHIが押さえ込んで脱出する。

 G.o.Dはゲリラフォーエアーを狙うが石井がカット、介入を狙う邪道を排除したが、タマがトンガンツイストで石井を排除すると、タンガがYOSHI-HASHIにアバランシュホールドからタマがスーパーフライ、タンガがダイビングヘッドバットの波状攻撃でYOSHI-HASHIを追い詰める。

 G.o.Dはスーパーパワーボム狙いはYOSHI-HASHIが雪崩式フランケンシュタイナーで切り返すと、石井がタンガに延髄斬りからYOSHI-HASHIが丸め込んで3カウントを奪いを奪い、G.o.Dは脱落する。

 メインのEVIL&SANADAvsジュース&フィンレーは事実上の優勝決定戦となり、ジュース&フィンレーはSANADAを捕らえて合体フェースバスターを決めるも、場外のEVILがジュースの足をすくうとすぐさまSANADAとの連係でジュースを捕らえにかかって試合をリードする。
 EVIL&SANADAの連係から逃れた連係からジュースはフィンレーに交代、フィンレーはEVILにアッパーカット、SANADAにはドロップキックで場外へ落としてからプランチャ、EVILにはダイビングアッパーカットで流れを変えようとするが、EVILはレフェリーを使ってのトラースキックで反撃すると、SANADAが入り連係でカットに入ったジュースを排除、場外戦でフィンレーにEVILホームラン、代わったSANADAもナックル、その場飛びムーンサルトと見せかけて低空ドロップキック、タッチワークを駆使してフィンレーを捕らえにかかる。

 SANADAのバックドロップ狙いはフィンレーが着地してバックドロップで投げると、代わったジュースはエルボーバット、セントーン、串刺しラリアットと畳みかけ、カットに入ったEVILにも串刺しラリアットを浴びせると、SANADAにキャノンボールを炸裂させ、SANADAの起死回生を狙ったフランケンシュタイナー狙いも、ジュースがパワーボムで叩きつける。
 ジュースはジャーマンを狙うが、SANADAが着地するとEVILが入って連係でジュースを捕らえ、SANADAがバックドロップからマジックキラーを狙うがフィンレーがカットに入ると、ジュース&フィンレーがSANADAにダブルフラップジャックを決め、フィンレーはSANADAに雪崩式ブレーンバスターからジュースがフロッグスプラッシュの波状攻撃で追い詰めにかかる。
 ジュースはSANADAにナックルからパルプフリクション狙うが、SANADAがSkull Endで切り返しを狙うと、切り返したジュースはスピンキックを浴びせれば、フィンレーはカットに入るEVILにスピアーでなぎ倒し、EVILは腰を痛めてしまう。
 ジュースはSANADAにパルプフリクションを狙うが、切り返したSANADAがSkull Endで絞めあげ、ラウディングボディープレスを投下するが、ジュースが剣山で迎撃する。
 EVILvsフィンレーに代わり、エルボーのラリーからフィンレーが連打、EVILの対角線ラリアットはフィンレーがワンハンドバックブリーカーで阻止し、スティンブレーカーからPrima Nocta狙うが、EVILがフィッシャーマンズバスターで投げると、トップコーナーから雪崩式ブレーンバスターを敢行する。

 EVILはフィンレーにダークネスラリアットからScorpion Deathlockで捕獲、ジュースがカットもEVIL&SANADAはジュースにマジックキラーで排除、フィンレーにも狙うが、必死で阻止したフィンレーがグランピーロールで丸め込むも、SANADAがドロップキックからEVILはダークネスフォールズ、マジックキラーを決めカバーも、ジュースが間一髪カットする。
 EVILはEVILを狙うが、フィンレーが掟破りのEVILを決めると、左肩のバンテージを剥いでPrima Noctaを決め、ジュースがナックルの援護から、フィンレーがACID DROPで3カウントを奪い優勝を果たした。


 試合後には本隊の選手だけでなくコブやマイキーも駆けつけてジュース&フィンレーを祝福、ジュースはG.o.Dを呼び出すとステージに現れたG.o.Dに対してIWGPタッグ王座への挑戦を要求、G.o.Dが去るとジュースがアピールした後で、本隊の選手らが炭酸水のシャワーをかけ大団円で「WORLD TAG LEAGUE 2019」で締めくくった。
 この試合に限っては昔でいう吉村道明のように一発逆転を秘めているフィンレーがどこまでやれるのかがカギだったが、フィンレーだけでなくジュースもEVIL&SANADAの猛攻をよく耐えきった。フィンレーは特に9か月も欠場していたことで遅れをとっていたが、今回の優勝で遅れを取り戻すことが出来た。またバックステージではSANADAに全公式戦を終え、試合が組まれていなかったザック・セイバーJr.が襲撃した。

 また広島大会ではハプニングが続出、第4試合でヘナーレがフレドリックスをTOAボトムで下して勝利を収めるが試合後にスクリーンで

 1・5東京ドームで対戦するクリス・ジェリコからのVTRメッセージが公開された。「1・5は棚橋の引退試合になる」と通告、棚橋も「オマエ(ジェリコ)の引退試合にしてやる」と返した。今回は現れなかったジェリコだが現れるとなれば、来週の後楽園3連戦か?

 第5試合ではNOAH以来久々の遭遇となる鈴木とKENTAが試合を度外視しての乱闘を繰り広げるも、試合は噛みつきで必死で抵抗した裕二郎をアーチャーがEBDクローで捕らえて3カウントを奪い勝利、ところがまたスクリーンからVTRが流れると…

客席から前IWGP・US王者だったジョン・モクスリーが出現、リングに上がったモクスリーはアーチャーと睨み合った後でデスライダーでKOするだけでなく、鈴木までのKOし、リング下にテーブルをセットしてダメ押しを狙うが、息を吹き返したアーチャーが抵抗、そのまま二人は乱闘を繰り広げバックステージまで雪崩れ込んでいった。
モクスリーは10月の両国ではジュースを相手に防衛戦を行う予定だったが、台風のため来日できず、王座は返上となっていた。王者はジュースではなくアーチャーになったが、アーチャーもかつてはWWEに属していたものの、トップ選手になることが出来なかった。そしてWWEでトップを張ったモクスリーが名乗りを挙げた、アーチャーにしても相手に不足はないのかもしれない。
 またバックステージではインタビューを受けるKENTAに後藤が襲撃し乱闘となった。

 第6試合でのオカダvs飯伏の前哨戦は、飯伏がボマイエからカミゴエでSHOから3カウントも、試合後にオカダが飯伏の顔面にベルトを押し付けると、飯伏は権利書入りのブリーフケースでオカダをフルスイング、ダウンしたオカダに襲い掛かり、またYHOに肩を借りて退場するオカダを背後から殴り、それでも控室へ下がるオカダに殴り込みをかける。 

 飯伏はこれまで狂気を宿してきたが、今回は狂気ではなくDDTでも見られなかった完全にエキサイトしてのキレぶりだった。オカダはこの飯伏を引き出したかったのか…

 リングに取り残されたライガーだったが広島のファンに向けて挨拶しようとしたところで、またスクリーンからVTRが流され

 兄弟であるルーシュと共にCMLLを去り、去就が注目されたドラゴン・リーがリングネームをリュウ・リーに改めて1・5のライガーの引退試合に名乗りを挙げた。ところがライガーは”もう一人対戦したい相手”として高橋ヒロムとの対戦を示唆すると、「二人まとめてかかってこい!」とアピールした。

 リーに関してはCMLLを去ったあとはAEWのケニー・オメガと試合、またCMLLの対抗団体であるAAAに参戦するなど、新日本には参戦しないのではと思われていた。リングネームに関してがCMLLが権利を所有していることから返上を余儀なくされたとみていいだろう。それでリーが新日本に専属なる方法だったとすれば、新日本にとっても朗報だったと思う。果たしてライガーの引退試合はどういう形となっていくのか・・・

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