12月1日 全日本プロレス「2019世界最強タッグ決定リーグ戦」エディオンアリーナ大阪第二競技場 985人
<第1試合 20分1本勝負>
〇大森北斗(6分35秒 腕ひしぎ逆十字固め)×田村男児
<第2試合 30分1本勝負>
〇バロウ 青柳亮生 UTAMARO(8分33秒 エビ固め)大森隆男 ×ブラックめんそーれ 丸山敦
※ジャンピングパワーボム
<第3試合 30分1本勝負>
ジェイク・リー 野村直矢 〇岩本煌史(9分44秒 片エビ固め)岡田祐介 ×佐藤光留 内田祥一
※孤高の芸術
<第4試合 2019世界最強タッグ決定リーグ戦スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
〇ゼウス(12分44秒 片エビ固め)×オディンソン
※ジャックハマー
<第5試合 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負>
【4勝3敗=8点】〇TAJIRI KAI(13分48秒 首固め)【2勝4敗=4点】ヨシタツ ×ジョエル・レッドマン
<第6試合 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負>
【5勝1敗=10点】諏訪魔 〇石川修司(14分16秒 片エビ固め)【4勝3敗=8点】吉田隆司 ×ギアニー・ヴァレッタ
※ファイヤーサンダー
<第7試合 世界最強タッグ決定リーグ戦公式戦 30分1本勝負>
【3勝4敗=4点】〇宮原健斗 青柳優馬(19分48秒 シャットダウンスープレックスホールド)【5勝2敗=10点】×ジョー・ドーリング 秋山準
今回は全日本プロレスを久々に観戦、だが大会前に先日の大会で試合中に右脚を負傷したボディガーだったが、右大腿四頭筋の全断裂と診断され、全治6か月の重傷で欠場することになり、以降の公式戦は棄権となった。18日の大日本プロレス横浜文化体育館大会で関本大介と組んで保持しているBJWタッグ王座をかけて河上隆一&菊田一美が挑戦することが決定していたが、こちらも出場は絶望といっていいだろう。
メインは宮原&青柳が関本&ボディガーの不戦勝で2点プラスとなってジョー&秋山と対戦、先発で出た宮原と秋山はロックアップや場外戦などで互いに火花を散らすが、ジョーvs青柳になると、青柳のドロップキックを受けきったジョーがショルダータックルで青柳を弾き飛ばし、秋山と共に青柳を捕らえにかかって先手を奪う。
しかし青柳が秋山にレッグシザースから、エプロンの宮原がドロップキックを浴びせると、宮原がポージングでアピールするが、秋山はニーを浴びせて場外戦に持ち込むも、宮原は頭突きで逆襲し、秋山も逆に頭突きを打ちもむも、逆に自身がうずくまって打ち負けてしまい、リングに戻ってもコーナーからの攻撃を狙う秋山に青柳が下からドロップキックで落とし、青柳がヘッドロックで執拗に絞めるなど、宮原組が形成を逆転させる。
ところがヘッドロックで絞めあげる青柳を秋山がバックドロップで投げると、ジョーにやっと代わり、ジョーはショルダータックルから秋山のアシストも加わったコブラツイストで捕らえ、場外戦でも秋山が通路でのDDTから通路ダッシュのランニングニーを連発、リングに戻っても秋山が滞空式パイルドライバーで青柳を突き刺し、反撃を狙う青柳にラリアットを放つなど一気にリードを奪い返す。
劣勢の青柳はジャンピングフォアアームで反撃すると、代わった宮原が低空ドロップキックからサイドへのドロップキックを放つが、宮原が串刺しを狙うと秋山はジャンピングニーで迎撃、代わったジョーが串刺しショルダータックルからラリアット、エルボードロップと攻め込み、滞空式ブレーンバスターで投げる。
ジョーはレポリューションボムを狙うが、宮原がリバースしたところで青柳が入ってトレイン攻撃から、青柳がダイビングクロスボディーを発射、宮原はブラックアウトを炸裂させるも、ジョーはカウンターのエルボーバットを浴びせ、秋山が入って連係からエクスプロイダー、ジョーがボディープレスで圧殺する。
勝負に出たジョーはレポリューションボムを狙うが、宮原がフランケンシュタイナーで切り返すと、後頭部にブラックアウトから青柳がジャーマン、宮原がブラックアウトとジョーを捕らえにかかる。
宮原はシャットダウンスープレックスを狙うが、秋山がカットに入り、宮原組は秋山排除を狙ったが、秋山は二人を立て続けにエクスプロイダーで投げてからジョーが担いで叩きつけ、ラリアットからレポリューションボムを狙うが、背後に宮原が着地したところで青柳が入ってブラックアウト&バスソーキックの合体技を浴びせると、宮原はシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪い、3勝目を獲得した。最後は恒例の宮原劇場で大会を締めくくった。

4勝1敗の暴走大巨人は、4勝2敗の吉田&ヴァレッタと対戦。先発で出た石川は吉田の地獄突きに苦しめられながらも、長身を生かしてショルダータックルで吉田を圧倒。だが、諏訪魔がヴァレッタを攻め込んでいるところで、吉田が足をすくって場外へ引きずり出し、場外戦に持ち込んで客席に雪崩れ込み、観客からコーヒーのペットボトルを奪って諏訪魔を殴打する。
場外戦で吉田&ヴァレッタは諏訪魔を捕らえてリードを奪うが、吉田のラフに蹂躙された諏訪魔はフライングショルダーで反撃、石川に代わると串刺しラリアットからジャイアントフットスタンプも、スプラッシュマウンテン狙いはリバースされると、代わったヴァレッタが時間差ロープワークから後頭部ラリアット、石川もニーリフトで応戦すると、諏訪魔が入って串刺しラリアットから暴走大巨人がサンドウィッチラリアットを決め、吉田が地獄突きの乱打でカットに入っても、暴走大巨人はダブルショルダータックルで排除する。
勝負に出た暴走大巨人はヴァレッタをラリアットのダース攻撃で捕らえにかかるが、排除されていた吉田がリング下から諏訪魔を場外へ引きずり出し、諏訪魔をテーピングで鉄柵に括りつけて拘束すると、リングに戻って李日韓レフェリーに毒霧を噴射してレフェリング不能にしてしまい、無法地帯を作ってヴァレッタと共に石川を捕らえるが、石川は必死で抵抗、そこで岡田がハサミを持ってきてテーピングを切って諏訪魔の拘束を解くと、リングに戻ってイス攻撃を狙う吉田にイスごとラリアットを炸裂させて排除、ヴァレッタにもバックドロップを決め、最後は石川がヴァレッタにファイヤーサンダーを決めて、サブレフェリーに入ったスポンジケンレフェリーが3カウントを叩いて暴走大巨人が勝利も、試合後は吉田はケンレフェリーを場外に追い払って八つ当たりするだけでなく、テーピングの拘束を解いた岡田を追いかけまわすなど大荒れで退場していった。
TAJIRI&KAIvsヨシタツ&レッドマンは、レッドマンと対峙したTAJIRIが自身の好みとあってグラウンドの攻防で互角に渡り合い、レッドマンはコーナーで倒立して足をばたつかせると、TAJIRIもリング上で倒立を披露して足をバタつかせて対抗したところで、ヨシタツが襲い掛かってTAJIRIを捕らえにかかり、レッドマンもこれまでとは違って老獪なラフを披露するなどTAJIRIを苦しめる。
ところがTAJIRIがレッドマンに回転エビ固めを狙い、レッドマンが堪えると、TAJIRIはレッドマンのタイツをズリ下げて半ケツ状態にしてしまい、レッドマンが動揺したところで、TAJIRIはやっとKAIに交代、KAIは延髄斬りで攻め込むが、ヨシタツがミドルキックからスイングDDTで反撃すると、コンプリートショットからヨシタツ幻想で捕らえてKAIを追い詰め、TAJIRIがカットに入るとレッドマンはパイルドライバーを狙い、TAJIRIがリバースするが、レッドマンは先ほどの仕返しとばかりにTAJIRIのタイツを引きずり降ろしにかかるも、未遂に終わったことでTAJIRIは一安心する。
TAJIRIと対峙したレッドマンは後藤洋央紀ばりの牛殺しを披露、KAIやヨシタツが入って乱戦となって、KAIを攻め込んだレッドマンはコーナーに昇るが、TAJIRIはまたレッドマンのタイツをズリ下げて半ケツ状態にすると、デットリードライブで落としてから、レッドマンの半ケツに赤い毒霧を噴射して首固めを狙い、レッドマンは堪えるも、KAIがレッドマンのむき出しの尻を叩いてからTAJIRIが丸め込んで3カウントとなり。TAJIRI&KAIが勝利となった。
最強タッグは、暴走大巨人が5勝1敗で単独トップ、ジョー&秋山が5勝2敗で2位、ジェイク&野村とTAJIRI&KAI、吉田&ヴァレッタ、THE ENDが4勝3敗で追いかける展開となったが、ジョー&秋山は最終戦で関本&ボディガーとの公式戦が組まれていたことから12・7松本で全公式戦は終了してしまう。また宮原&青柳は3勝4敗となったが残り試合が2試合なため厳しい状況は変わらない。大阪2連戦を迎えた最強タッグはいよいよ終盤戦を迎える…
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