倒れたら立ち上がり、前よりも強くなる…清宮海斗が拳王との激闘を制してGHCヘビー級王座を防衛!

11月2日 NOAH「NOAH the BEST 2019~美学のある闘い~」両国国技館 5523人 満員
(試合内容は実況ツイートより)

<第8試合 スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負>
○ザ・グレート・ムタ(12分5秒 体固め)×丸藤正道
※閃光魔術

<第9試合 GHCナショナル初代王者決定戦 60分1本勝負>
○杉浦貴(21分35秒 体固め)×マイケル・エルガン
※オリンピック予選スラム
☆杉浦が初代王者となる。

<第10試合 GHCヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第32代選手権者】○清宮海斗(31分10秒 タイガースープレックスホールド)【挑戦者/N-1 VICTORY優勝者】×拳王
☆清宮が6度目の防衛に成功。

 NOAHが両国でのビックマッチを開催した。両国に進出するのは2012年12月ぶりで、このときは大仁田厚、新日本プロレスから小島聡が参戦するも、小橋建太が引退を表明、秋山準ら5人の退団が決まるなど、暗い影が差し込んでいたが、将来開催されるであろう日本武道館への足がかりのために、NOAHは国技館に帰ってきた。

 メインは清宮の保持するGHCヘビー級選手権にN-1 VICTORYを優勝した拳王が挑戦、清宮は10・22浜松での前哨戦で稲村にタイガースープレックスを決めた際に拳王がダイビングフットスタンプを投下、清宮は首を負傷してタンカ送りとなり、ファンからも心配されたが、軽い頚椎捻挫と診断され、前日での会見には出席、元気な姿を見せた。
 開始からロックアップで組みあい、拳王が体を入れ替えてブレークも、清宮がエルボーを放てば拳王も打ち返してラリーとなり、拳王がキックから突進を、リーブロックで避けた清宮はヒップトス、読み合いからレッグシザースでグラウンドも、拳王がフロントスリーパーで捕らえ、逃れた清宮はリストの奪い合う。
 拳王はビックブーツも清宮はクロスボディーで応戦、ロープ越しの回転エビ固めからジャンピングエルボードロップで拳王は場外へ逃れると、清宮のウルトラタイガードロップ狙いで三沢式フェイントを狙うも、エプロンに戻った拳王はエプロンでDDTで突き刺し、リングに戻ると清宮の延髄へダイビングフットスタンプを投下する。
 清宮はたまらず場外へ逃れるも、リングに戻ると拳王はストンピング、清宮はエルボーも拳王が一撃で返し、フロントスリーパーからバタフライロックで捕獲、清宮はロープに逃れるが、拳王が場外へ蹴りだすとビンタからカンバーナで捕らえて揺らしながら鉄柵めがけて清宮の直撃させる。
 リングに戻ると拳王がサッカーボールキックを連発、フェースロック、クロスフェースへと移行で徹底した首攻め、清宮はロープに逃れたが、拳王は挑発しつつ足蹴にすると、エルボーの連打から突進する清宮にミドルキック、しかしローキックを避けた清宮はランニングエルボーで反撃し、拳王の串刺しを迎撃してブーメランフォアアームを命中させる。
 清宮はコーナーへ昇るが阻止した拳王はフロントキックを浴びせるも、清宮は串刺しエルボーに対して拳王は串刺しダブルニーを狙うが、清宮がキャッチしてコーナーに顔面を直撃させると、場外へ逃れた拳王にノータッチ式ウルトラタイガードロップを炸裂させ、リングに戻るとミサイルキックからストレッチプラム式ファースロックを狙うが拳王はロープへ逃れ、清宮のジャーマン狙いは拳王が堪え、清宮の突進を拳王が足を払って倒してから背中へフットスタンプを投下すると、清宮より先にストレッチプラムで捕らえて絞り上げる。
 拳王はステップキック、清宮のエルボーの連打に対して拳王はビンタ!突進は清宮がドロップキックで迎撃してからジャーマンスープレックスホールドで投げると、キックアウトした拳王にストレッチプラム式フェースロックで捕獲、絞めあげられた拳王はやっとロープに逃れる。
 清宮はタイガースープレックスを狙うが、拳王は後頭部頭突きで逃れようとすると、清宮は拳王の後頭部にエルボースマッシュを浴びせ、ジャーマンは拳王が着地して輪廻からスピンキックで返すと、アンクルホールドから逆立ち状態にしてミドルキック、ムーンサルトダブルニーを投下する。
 拳王はダイビングフットスタンプを発射するが、清宮がドロップキックで迎撃すると、拳王の突進をドロップキックで迎撃してからオーバードライブも、拳王はハイキックで応戦で応戦、エプロンに出すとエプロンでのドラゴンスープレックスを敢行する。
 リングに戻ると拳王が延髄へダイビングフットスタンプから、正面へのダイビングフットスタンプと畳みかけ、勝負を狙ってローリングダイビングフットスタンプを狙いにコーナーへ昇るが、追いかけた清宮が頭突きの連打から、雪崩式リバースDDTで返して、両者ダウンとなる。
 エルボーのラリーから拳王がミドルキック、清宮はエルボースマッシュとラリーとなるが、拳王のハイキックをガードした清宮がローリング袈裟斬りを浴びせ、ストレッチプラム式フェースロックで絞めあげると、スリーパースープレックスで投げれば、拳王はドラゴンスープレックスホールドで返すと、清宮はタイガースープレックスホールドで応戦、ビンタのラリーから拳王がハイキックも清宮は顔面へのドロップキックを連発し、タイガースープレックス狙いは拳王が堪えると、逆にドラゴンスープレックス狙うが、切り返した清宮がリバースゴリースペシャルボムで叩きつけ、まさかの攻撃を受けた拳王にタイガースープレックスホールドを連発して3カウントを奪い王座防衛に成功した。
 心配された清宮の首は大丈夫というか、拳王も開き直って容赦なく首を狙った。それはプロレスであるから当然でもあるが、ここで拳王自身が躊躇すると、自分と向かいあった清宮に対して失礼にもあたる。だから拳王も心を鬼して攻めたと思う。しかし、清宮は全てを受けきって勝利を収めた。清宮はまだ若いかもしれないが、倒れても立ち上がり、前よりも強くなっていく力がある。それが清宮のレスラー像や王者像のかもしれない。またリバースゴリースペシャルボムや打点の高いドロップキックなど新たなる引き出しも見せた。打点の高いドロップキックは新日本プロレスのオカダ・カズチカに匹敵、いやそれ以上のものがある。若い王者でもあるが清宮海斗は現在のNOAHのように無限の可能性を秘めている。

 セミのGHCナショナル初代王者決定戦は、ロックアップからエルガンが押しこんで逆水平を浴びせ、再度のロックアップでは、エルガンが押し込んで杉浦が体を入れ替えるとエルボーで返し、今度はフィンガーロックの攻防ではパワーでエルガンが圧倒、今度はぶつかり合い、エルガンが競り勝って逆水平を浴びせる。
 エプロンのエルガンに杉浦はビックブーツを放つが、キャッチしたエルガンはエルボーを浴びせてから、エプロンでデスバレーボムを敢行、リングに戻るとエルガンがエルボーパットからブレーンバスターで放り投げ、逆水平を連発してから延髄斬りを浴びせ、ノーザンライトスープレックスホールドで投げる。
 劣勢の杉浦は見えない角度からのスピアーで反撃、串刺しビックブーツも、エルガンは串刺しフォアアームしてエルボーのラリーに持ち込み、パワーでエルガンが優ると連打から突進は、杉浦はビックブーツで迎撃するが、今度は杉浦が突進すると、エルガンがパワースラムで叩きつける。
 杉浦が場外へ逃れると、エルガンがトペを発射、リングに杉浦を戻すとエルガンがミサイルキック、串刺しラリアットからファルコンアローと畳みかけ、逆水平からエルガンボム狙いは杉浦が着地し、串刺しを迎撃した杉浦はターンバックルへジャーマンへ投げて、串刺しニーから三沢の鬼がこもった鬼エルボーを浴びせるも、エルガンが立ち上がって、エルガンがローリングエルボーからトップコーナーのターンバックルへジャーマンで投げ、エルガンが逆に鬼エルボーを浴びせ、杉浦が意地で立ち上がって打ち返すもエルガンが連続ジャーマンから、タイガースープレックスを狙うが杉浦が阻止すると、エルガンのレインメーカー狙いを避けた杉浦がジャーマンで投げる。
 ラリアットは相打ちも、エルガンが前後からラリアット、杉浦がビックブーツもエルガンが左のラリアットで返して、エルガンボムを狙うが杉浦がフランケンシュタイナーからアンクルホールドで捕らえると、エルガンがクロスフェースで切り返す。
 杉浦は再びアンクルホールドで切り返し、エルガンはロープに逃れると、杉浦は雪崩式ブレーンバスターから、ランニングニーを連発、オリンピック予選スラムを狙うが、エルガンが逃れると延髄斬りからスーパーキック、ラリアットと浴びせ、ラリアットからエルガンボムを決めるも、杉浦はカウント2でキックアウトする。
 エルガンは放送席で解説する小橋に視線を送ると、バーニングハンマーを狙うが、着地した杉浦はフロントネックロックで捕獲、後転して絞めあげるも、エルガンはパワーで振りほどき、杉浦のジャーマンに対してエルガンはスライディングDで応戦する。
 両者は左右エルボーのラリーも、エルガンがローリングエルボー、ローリング袈裟斬りからバーニングハンマーを狙うが、着地した杉浦はオリンピック予選スラムで投げ、手のクラッチを離さないままエルボーのラリーに持ち込み、エルガンが連打も避けた杉浦がジャーマンで投げてから、サイドへのエルボーアタックを浴びせ、オリンピック予選スラムで3カウントを奪い初代王者となった。
 内容的にはエルガンのパワーと技の多彩ぶりに、杉浦がペースの掴めない展開が続いたが、サイドへのエルボーが決めて一気に勝負に出たが、大苦戦だった。

丸藤vsムタはムタは左半身のボディーに炎のペイントを施し、消火器を持参して登場する。
序盤はムタがグラウンドの攻防から丸藤をロープへ振ろうとしたが、丸藤は側転からドロップキックを発射、串刺しエルボーからコーナーナックルを浴びせるが、ムタが場外へ逃れるとリング下から、イスを持ち出してフルスイング狙うと、丸藤が奪い取って逆にフルスイング狙う。ところがムタが赤の毒霧を丸藤の噴射すると、丸藤はカウンターでまともに浴びてしまい、場外戦でムタがNOAHのスタッフからネット配信用のビデオカメラを奪い取って丸藤を殴打、更に一撃を狙うが、丸藤が避けると、カメラが鉄柱に誤爆、カメラを破壊してしまう。
ムタはセコンドを丸藤に投げつけ、放送席に叩きつけ、リングに戻るとブラッシングエルボーからSTFで捕獲、逃れた丸藤はトラースキックイリュージョンで反撃、股くぐりトラースキックから不知火を決め、カバーに入ると、今度はムタが緑の毒霧を丸藤の顔面に噴射、丸藤が持参した消火器を持ち出して噴射を狙うが、使い方がわからず戸惑っているところで、丸藤が見えない角度からのトラースキックを浴びせる。
ムタはドラゴンスクリューから閃光魔術を狙うが、丸藤が消火器を噴射して阻止すると、見えない角度からのトラースキックから虎王、トラースキックから虎王と畳みかけ、不知火からタイガーフロウジョンを狙うが、切り返したムタが毒霧を狙うと丸藤は口を覆って噴射を防ごうとする。
ところがムタの口から火が噴射されると、怯んだ丸藤に閃光魔術を発射、最後は後ろ、前へと閃光魔術から閃光魔術で3カウントを奪い勝利。丸藤もムタを研究し尽くしたはずだったが、思い切りムタワールドにはまってしまい飲み込まれてしまった。
ムタは月面水爆やドロップキックなど飛び技は使えなくなったが、更に進化を遂げてしまっている。まさにグレート・ムタは武藤敬司が生み出した最高芸術であり、ムタのワールドを打ち破るのは簡単ではないことを改めて思い知らされた。

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