11月9日 NOAH「STARTING OVER 2019」エディオンアリーナ大阪第二競技場 402人
<第1試合 20分1本勝負>
○宮脇純太(7分50秒 腕ひしぎ逆十字固め)×岡田欣也
<第2試合 30分1本勝負>
モハメド ヨネ ○クワイエット・ストーム(9分45秒 片エビ固め)齋藤彰俊 ×井上雅央
※50cmウデラリアット
<第3試合 30分1本勝負>
○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(8分49秒 片エビ固め)×Hi69
※スラムワグナー
<第4試合 30分1本勝負>
小川良成 鈴木鼓太郎 クリス・リッジウェイ ○小峠篤司(14分34秒 エビ固め)HAYATA ×原田大輔 タダスケ YO-HEY
※キルスイッチ
<第5試合 30分1本勝負>
中嶋勝彦 潮崎豪 ○谷口周平 熊野準(23分7秒 ワイバーンクラッチ)×杉浦貴 藤田和之 鈴木秀樹 大原はじめ
<第6試合 60分1本勝負>
○拳王 マサ北宮 稲村愛輝(18分39秒 片エビ固め)清宮海斗 丸藤正道 ×田中稔
※ダイビングフットスタンプ
両国大会を終えて一週間後、NOAH今年最後の大阪大会から新シリーズが開幕、メインはGHC王者の清宮が丸藤、稔と組んで拳王率いる金剛と対戦。
序盤は稔の低空ドロップキックから清宮組が稲村の足攻めでリードを奪い、丸藤が場外へ出して、熱烈な金剛ファンの眼前にまで連行し逆水平で稲村を徹底的に痛めつける。
稲村は丸藤にショルダータックルを浴びせて北宮に交代、北宮は清宮組を次々にセントーンを投下するも、丸藤はトラースキックイリュージョンで反撃、代わった清宮もブーメランフォアアーム、ミサイルキックで続く。
終盤では清宮が拳王にミサイルキックから稔に代わり、稔は拳王に飛びつき腕十字やハイキックで攻め込むが、北宮&稲村がダブルタックルでカットに入ると、金剛が連係で捕らえ、最後は拳王がダイビングフットスタンプ改めPFSで3カウントを奪い、金剛が勝利を収めた。
試合後に拳王がマイクを持つと、
田村潔司に対して宣戦布告をした。田村はリデット社の社外取締役兼エグセブティブプロデューサーに就任してからは、NOAHのビックマッチを観戦していたが、週刊プロレスの増刊号にて拳王を「(拳王)にちょこっとイラ立っちゃって」とコメントしていた。
田村が拳王の挑発でどう反応するかわからない、田村自身もまだ現役だが試合からは遠ざかっているだけでなく、通常でのプロレスルールの試合もほとんどないことから、拳王の宣戦布告を田村がどう受け止めていくのか…、また拳王も清宮に敗れてGHCヘビー級王座戦線から後退したことで、今後の方向性に注目していたが、新たなる目的を掲げインパクトを出したことで、しっかりNOAHの中心に座った。拳王は転んでもタダでは起きない、それが現在の拳王なのかもしれない。
セミファイナルでは杉浦&大原の杉浦軍に”はぐれIGFインターナショナル”の藤田&鈴木秀樹が合体して、AXIZ(中嶋、潮崎)&谷口&熊野の連合軍が対戦。
試合は潮崎と藤田で先発、ロックアップから藤田が押し込んで張り手を見舞えば、潮崎も逆水平で応戦、ショルダータックルでぶつかり合うも、パワーに優る藤田が競り勝ち、中嶋vs鈴木秀樹となると、一転してグラウンドの攻防となり、中嶋は鈴木秀樹相手にグラウンドで互角に渡り合う。
AXIZ連合軍は大原を捕らえて試合をリードも、杉浦&はぐれIGFの連合軍も谷口を捕らえて試合の流れを変える。
後半では中嶋が藤田の足めがけて低空ドロップキックを浴びせると、免疫がなかったのか藤田が失速、代わった潮崎がマシンガンチョップを浴びせれば、藤田も左右のビンタで応戦、谷口vs杉浦になると、杉浦が雪崩式ブレーンバスターで投げると、鬼エルボーを浴びせるが、倒れない谷口はノーモーション頭突きで返し、AXIZのミドルキック&逆水平によるサンドバックタイムの援護から、AXIZを払いのけた谷口がラリアット、チョークスラムと畳みかける。
杉浦も頭突きで応戦すると、谷口が藤田戦で負った額の傷が割れて流血するが、杉浦の鬼エルボーの連打に対して屈しなかった谷口が流血した額で頭突きを浴びせ、ラリアットからマイバッハプレス、そしてワイバーンクラッチで捕獲して杉浦がギブアップとなり、試合後は谷口が「花を咲かすために、でっかい花を咲かすために、そのベルトに挑戦させろ!」とナショナル王座に挑戦を表明、また中嶋が「藤田和之さ~ん、今にらみ合っているのが潮崎豪です、そして喋っているのが、中嶋勝彦です、二人してAXIZの…」と言いかけると、激高した藤田が中嶋に襲い掛かり乱闘となって「今ここでやってやる!」と迫れば、鈴木秀樹はGHCタッグベルトを持ち去って退場してしまった。
これを受けて
11・26新潟でナショナル選手権が決定となった。谷口にしてみれば流血はあまり経験はなかったと思うが、杉浦の鬼エルボーに対して決して屈しない姿勢を見せた。屈しない心、敗れはしたが藤田戦で得た成果なのかもしれない。
またAXIZは”はぐれIGF”に対して標的に掲げたが、鈴木秀樹がGHCタッグベルトを持ち去ったことで、”はぐれIGF”が挑戦かと思われたものの、王座挑戦に関しては潮崎どころか、藤田や鈴木秀樹もコメントがなかったことで、現時点では未定状態となった。鈴木秀樹はタッグ王座も保持したことがあることからタッグに関しては慣れているが、藤田とのコンビとなると未知数、ケンドー・カシンや将軍岡本と一緒には組んだことはあるが、二人きりで組んだ経験は自分の記憶の中ではない。藤田自身がタッグに興味があるのか、全くわからない。
また第4試合のRATEL’Svsstingerの8人タッグ戦は両軍、めまぐるしい攻防となるも、原田&タダスケが小峠に狙った片山ジャーマン&ラリアットが、小峠が避けてタダスケのラリアットが誤爆となると、小峠と鼓太郎が原田を捕らえ、鼓太郎のエクスガリバーから、小峠がキルスイッチで3カウントを奪い、stingerが勝利。
試合後は小峠が鼓太郎との新コンビで原田&タダスケのGHCジュニアタッグに挑戦を表明すれば、原田も前王者の権限として小峠の保持するIPWジュニア王座に挑戦を表明、またリッジウェイはHAYATAの保持するGHCジュニアヘビー級王座に挑戦を表明、これを受けて
GHCジュニアタッグ戦は11・26新潟、GHCジュニアヘビー級選手権は12・3後楽園での実現が決定したが、IPWジュニアヘビー級選手権はGHCジュニアタッグ選手権の結果次第になりそうだ。
ナショナル、ジュニアの選手権は決定したが、清宮の保持するヘビー級王座に関しては誰も名乗りを挙げなかった。次回の防衛戦まで持ち越しなのか?年内に挑戦なら、ここらで右肩の調子のよくなった丸藤が挑戦して欲しいが…
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