9月23日 全日本プロレス「第7回王道トーナメント」愛知・名古屋国際会議場 1005人 超満員
(試合内容は実況ツイート、画像は全日本プロレスTVより)
- 春の借りを秋で返した!ジェイク・リーが宮原を降し王道トーナメントを制覇!
- ゼウスが地元・大阪で野村を粉砕!ジェイクもKAIを破りベスト4が出揃う!
- 最高vsフィニッシュ!宮原がイケメンワールドを打ち破り2連覇へ前進!滝澤は石川を追い詰める!
- ヨシタツがイケメンの罠にかかり敗れる!宮原はジョーの怒涛のパワーに耐え抜き逆転勝利!
- 石川が崔から初勝利!ゼウスはディランとのパワー対決を制する!
- 第7回王道トーナメント開幕!ジェイクが怒涛の猛ラッシュを耐え切り諏訪魔越えを達成!
<第1試合 第7回王道トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負>
○宮原健斗(11分5秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)×ゼウス
<第2試合 第7回王道トーナメント準決勝 時間無制限1本勝負>
○ジェイク・リー(9分16秒 レフェリーストップ)×石川修司
※右ハイキック
<第3試合 30分1本勝負>
秋山準 丸山敦 ○UTAMARO 柴山貴哉(11分25秒 片エビ固め)大森隆男 ブラックめんそーれ ×大森北斗 フランシスコ・アキラ
※ムーンサルトプレス
<第4試合 30分1本勝負>
○岡田佑介 佐藤光留(9分23秒 片エビ固め)岩本煌史 ×田村男児
※ダイビングヘッドバット
<第5試合 30分1本勝負>
○崔領二 伊香保京介 大門寺崇(12分33秒 逆エビ固め)青柳優馬 ×青柳亮生 ヨシタツ
<第6試合 第7回 王道トーナメント スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負>
○諏訪魔 KAI 黒潮”イケメン”二郎 滝澤大志(11分47秒 体固め)野村直矢 ジョー・ドーリング ディラン・ジェイムス ×サム・アドニス
※バックドロップ
<第7試合 第7回王道トーナメント優勝決定戦 時間無制限1本勝負>
○ジェイク・リー(23分59秒 片エビ固め)×宮原健斗
※バックドロップ
☆ジェイクが初優勝
いよいよ準決勝、優勝決定戦を迎えた「第7回王道トーナメント」、準決勝第1試合では宮原がゼウスと対戦、ゼウスが逆水平からフライングバイセップスエクスプローションで先手を奪うと、場外戦でエルボー、逆水平と攻め込めば、宮原は頭突きの連発で応戦、ゼウスは鉄柵外へたたき出しスタンド席に雪崩れ込んで壁にたたきつける。
リング内に戻ってゼウスは逆水平も、宮原は低空ドロップキックからサイドへのドロップキックで反撃するが、串刺し狙いはゼウスがショルダータックルで迎撃する。
ゼウスは突進し、宮原がエプロンに逃れると、読んでいたゼウスはロープ越しでバイセップスエクスプローションを炸裂させ、エプロンの宮原にぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスターから、串刺しバイセップスエクスプローションも宮原は串刺しブラックアウトで応戦する。
打撃戦から宮原がブラックアウトも、キャッチしたゼウスはショートレンジでバイセップスエクスプローションを炸裂させるが、ジャックハマー狙いは宮原が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すと、ゼウスは足から落ちたのか、足を負傷してしまう。これを逃さなかった宮原は後頭部からブラックアウト、ジャーマン、ブラックアウトと畳み掛け、シャットダウンスープレックスを狙うが逃れたゼウスはドロップキックを放つも、足を痛めたせいか打点が低い。
ゼウスはバイセップスエクスプローションからジャックハマーを狙うが、背後に不時着した宮原が変化球技であるジャパニーズレッグロールクラッチで3カウントを奪い優勝決定戦に進出、ゼウスも終盤で足を痛めたことが大きく響いてしまい、惜しくも敗れてしまった。
準決勝第2試合の石川vsジェイクは、ジェイクが開始からPKを浴びせ、石川はたまらず場外も、エプロンからのPKは石川がキャッチしてエプロンめがけてパワーボムで叩きつけ、腰めがけてエプロンからジャイアントフットスタンプを投下し、鉄柵攻撃を連発して腰攻めでリードを奪う。
リングに戻ると石川はジェイクの背中にハンマー、エルボーを浴びせ、ジェイクは張り手で応戦も、石川はエルボーの連打で返し、ジェイクも打ち返すが石川はコーナーにぶつけて背中にまたジャイアントフットスタンプを投下してから、コブラツイストで絞めあげる。
石川はロープへ降ろうとするが、堪えたジェイクはキチンシンクからDDTで突き刺し、ミドルキックからレッグラリアットで反撃するが、ジャイアントキリングは石川が避けるとスリーパーで絞めあげ、ファイヤーサンダーからラリアットを炸裂させる。
石川は再度ファイヤーサンダーを狙うが、着地したジェイクがPKを浴びせ、エルボーのラリーから、石川が連打から頭突きを浴びせるも、ラリアットを避けたジェイクはジャーマンで投げるが、ハイキックを避けた石川はドラゴンスープレックスで投げ、打撃戦からキチンシンクの応酬も、石川は突進するジェイクにラリアットからジャイアントニーリフトを浴びせる。
石川はカミゴェから宮原殺しを狙うが、逃れたジェイクはハイキックを炸裂させ、ジャイアントキリングを狙うも、石川がうつ伏せになったまま立ち上がることが出来ず、和田京平レフェリーが失神と判断して試合はストップ、ジェイクがレフェリーストップ勝ちで優勝決定戦進出となり、石川はしばらくしてやっと意識を取り戻して退場となったが、ジェイクはジャイアントキリングを狙っていたことから、ハイキックでのKOはほとんどハプニングで、石川が倒れたままだったことから館内は騒然となったが、石川が意識を取り戻したのが救いだった。
優勝決定戦は宮原vsジェイクとなったが、二人は4月29日の後楽園ホール大会で行われた「2019 Champion Carnival」 優勝決定戦で対戦しており、ジェイクは追い込んだものの、首の皮一枚切れることが出来ず、宮原のシャットダウンスープレックスの前に敗れた。これまでもジェイクは宮原とは何度か対戦して敗れていることから、ジェイクにとっても崖っぷちの戦いとなった。
序盤は読み合いから互いに出方を伺うも、ジェイクがロープへ押し込んでミドルキックからPKを浴びせると、場外戦に持ち込んで鉄柱攻撃を狙うが、宮原が鉄柱を使ってリングに戻るも、ジェイクは場外へ引きずり出しミドルキックの連打から鉄柵に叩きつけてビックブーツを浴びせる。
しかしジェイクが突進するとキャッチした宮原は鉄柵へギロチンホイップを敢行し、頭突きを浴びせ、ジェイクはミドルキックで応戦するも、宮原は頭突きの連打で黙らせてジェイクを戻し、宮原は場外でアピール、ジェイクは宮原に強襲するが、宮原はビックブーツ、頭突きの連打で返り討ちにする。
リングに戻った宮原はトップロープにジェイクをセットしてドロップキックを放つと、フェースロックから首四の字と首攻めでリードを奪い、ジェイクはロープに逃れるが宮原はカウントギリギリまで解かない。これに怒ったジェイクは鋭いエルボーを浴びせるが、突進は宮原がレッグシザースでジェイクをセカンドロープにセットすると、エプロンからドロップキックを放ち、ジェイクにリードを奪わせない。
ジェイクのエルボーを放っていくが、宮原は余裕で受け流し、低空ドロップキックからのサイドへのドロップキックを狙うも、避けたジェイクがセントーンを投下、ジェイクは串刺しエルボーからサイドスープレックス、エプロンに出るとジェイクがDDTとやっと流れを掴んだかに見えたが、ジェイクはエプロンからPKは宮原はビックブーツで迎撃すると、宮原はリング下から場外めがけて断崖式ジャーマンを敢行してジェイクに大ダメージを与える。
ジェイクはやっと戻ったが、宮原はすかさず後頭部へブラックアウト、ジャーマン、ブラックアウトと畳み掛け、シャットダウンスープレックスを狙うが、ジェイクは逃れるとビックブーツからブレーンバスター狙いは、宮原が投げ返すも、起き上がったジェイクはレッグラリアットを放つ。
両者はエルボーのラリーからジェイクが掌打からローキックを連打を浴びせるが、宮原はビックブーツを連発してからカーフストンプを落とすも、ブラックアウトをキャッチしたジェイクはキック、ニーリフトと浴びせ、バックドロップを狙うが、宮原が体を入れ替えて浴びせ倒すとブラックアウトを浴びせ、二段式ジャーマンスープレックスホールドを決め、ジェイクはカウント2でキックアウトする。
宮原はシャットダウンスープレックスを狙うが、後頭部頭突きで逃れたジェイクがショートレンジでジャイアントキリングを浴びせ、ジャイアントキリングからドクターボムを決めると、生膝ジャイアントキリングを狙うが、宮原がブラックアウトで迎撃し、ジャパニーズレッグロールクラッチ、ブラックアウトと畳み掛ける。
勝負と見た宮原はブラックアウトからシャットダウンスープレックス狙うが、ジェイクが逃れるとハイキックを炸裂させ、ブラックアウトで応戦した宮原は突進するが、ジェイクがハイキックを再び炸裂させると、ジャイアントキリングからバックドロップで3カウントで3カウントを奪い、宮原からやっと一矢を報いて初優勝を果たした。
試合後にはジェイクが三冠王座への挑戦は明言せず、セコンドに着いてくれたパートナーである岩本に感謝の言葉を述べつつ、もっと上を目指すとファンに約束、「全日本プロレスをもっと見ていただく、だがオレ達、全日本プロレスに出来るか」とファンにYesかNoかと問うとジェイクが「Yes!」と断言して王道トーナメントを締めくくった。
内容的には、石川戦や宮原戦も相手のペースで試合が進み、ジェイクが負けてもおかしくはなかったが、一発のハイキックで全ての流れを変えることが出来た。準決勝で石川をKOしてから、ジェイクはハイキックに自信を持ったようだ。足のリーチも元々長いことから威力は充分、バックドロップ、ジャイアントキリング、ドクターボムに次ぐ必殺技になりそうだ。
三冠挑戦に関してはアジアタッグへの防衛戦に集中したいことから明言は避けたが、宮原に勝ったことから挑戦はほぼ確実と言っていいだろう。今回の勝利はあくまで一矢報いたに過ぎない、本当の意味での宮原越えは三冠王者としての宮原に勝つこと、ジェイクの勝負はまだまだこれからだ。
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