27日に中嶋勝彦を降してGHCヘビー級王座を防衛した清宮海斗の二夜明け会見と、8月18日、名古屋国際会議場大会から開幕する「N-1 VICTORY 2019 ~NOAH NUMBER ONE PRO-WRESTLING LEAGUE~」の出場選手、ブロック分け、組み合わせが発表された。
出場選手
<Aブロック>丸藤正道、杉浦貴、潮崎豪、マサ北宮、アレックス・ハマーストーン
<Bブロック>中嶋勝彦、谷口周平、拳王、望月成晃(DRAGON GATE/望月道場)、イボ・デ・ドクトル・ワグナーJr
8月18日 名古屋国際会議場
A 潮崎vsハマーストーン B 中嶋vs望月
8月20日 アクロス福岡
A 杉浦vs北宮 B 谷口vs拳王
8月21日 大分イベントホール
A 丸藤vs北宮 B 望月vsワグナーJr,
8月23日 熊本市流通情報会館
A 丸藤vs潮崎 B 中嶋vsワグナーJr.
8月24日 香川・高松シンボルタワー展示場
B 中嶋vs谷口
8月25日 エディオンアリーナ大阪第二競技場
A 杉浦vsハマーストーン B 谷口vsワグナーJr.
8月29日 後楽園ホール
A 潮崎vs北宮 B 拳王vs望月
9月6日 茨城・つくばカピオ
B 拳王vsワグナーJr.
9月8日 福島市国体記念体育館
A 北宮vsハマーストーン
9月9日 後楽園ホール
A 杉浦vs潮崎 丸藤vsハマーストーン B 中嶋vs拳王 谷口vs望月
9月16日 エディオンアリーナ大阪
▽優勝決定戦
Aブロック1位vsBブロック1位
驚いたのはこれまでGLOBAL LEAGUEの常連だったモハメド ヨネ、齋藤彰俊、クワイエット・ストームが外れ、10選手に厳選されたこと、2ブロックで5選手に分かれるわけだから、1敗でもすれば厳しい状況に立たされる。まるで初期のG1 CLIMAX(2ブロック4選手=総勢8選手)のような感じになった。
ただ気になるのは出場を濃厚視されていた鈴木秀樹、またMLWと提携したことで参戦が噂されていたデイビーボーイ・スミスJr.の名前がなかった。だが GLOBAL LEAGUEでもリーグ開幕直前で滑り込みでエントリーを表明してきた選手がいたという前例もあり、4日の後楽園大会もあることから、滑り込みで二人が参戦する可能性も否定できない。
そしてGHCヘビー級王者である清宮海斗は27日の川崎大会で表明したとおりエントリーせず、武田有弘社長も了承したことで決定となり、11月2日の両国ではN-1覇者と防衛戦を行うことになった。
清宮がエントリーしないことは賛否両論、どちらかというと否のほうが多く、清宮に逆風が吹いている。会社命令と言う声もあるが、それを最終的に決めるのは清宮本人、清宮自身もエントリーしないことで、自身に逆風が吹くことは充分にわかっていたと思う。だが清宮は逆風に向かっていくことを選んだ。リーグ戦に参戦する選手だけでなく、ファンからも厳しい目で見られること覚悟した上でであり、逆風を乗り越えたら清宮はいろんな面で強くなっていると思う。
そういった意味でも今回開催されるN-1、11月の両国はNOAHにとっても大きな賭けで勝負をかけている。これでNOAHはもう見ないというファンも出てくるだろうが、NOAHが変わっていくことで、この先に何が待っていて、その先に続いているのか、自分は三沢光晴の分までじっくり見定めていきたい。