優勝決定戦はAXIZvs杉浦軍!拳王が清宮に三行半で、海王は解散・・・


4月30日 NOAH「GLOBAL TAG LEAGUE 2019」 神奈川・横浜ラジアントホール 360人 超満員札止め
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 GLOBAL TAG LEAGUE 2019 公式戦 30分1本勝負> 
【1勝5敗=2点】小峠篤司 ○長井満也(11分55秒 ストレッチプラム)【2勝5敗=4点】マサ北宮 ×稲村愛輝

<第2試合 30分1本勝負>
小川良成 ○YO-HEY(12分20秒 片エビ固め)大原はじめ ×熊野準
※スーパー顔面G

<第3試合 30分1本勝負>
丸藤正道 原田大輔 タダスケ ○HAYATA(14分40秒 体固め)越中詩郎 田中稔 Hi69 ×宮脇純太
※ムーンサルトプレス

<第4試合 GLOBAL TAG LEAGUE 2019 公式戦 30分1本勝負>  
【5勝2敗=10点】杉浦貴 ○KAZMA SAKAMOTO(13分57秒 片エビ固め)【2勝5敗=4点】モハメド ヨネ ×クワイエット・ストーム
※ランニングニーアタック

<第5試合 GLOBAL TAG LEAGUE 2019 公式戦 30分1本勝負>
【3勝4敗=4点】○齋藤彰俊 井上雅央(18分48秒 リングアウト)【4勝2敗1分=9点】×清宮海斗 拳王

<第6試合 GLOBAL TAG LEAGUE 2019 公式戦 30分1本勝負>
【5勝1敗1分=11点】中嶋勝彦 ○潮崎豪 (20分27秒 片エビ固め) 【4勝3敗=8点】×マイバッハ谷口 火野裕士
※豪腕ラリアット

いよいよ最終公式戦を迎えた「GLOBAL TAG LEAGUE 2019」、ここまでの経過を振り返ると、中嶋&潮崎のAXIZ、清宮&拳王の海王が9点でトップ、1点差で杉浦&KAZMAの杉浦軍、谷口&火野のINFERNOが1点差で追いかける展開となった。

 まず杉浦&KAZMAの杉浦軍vsヨネ&脳震盪から復帰したストームの’50sファンキーパワーズは 、ファンキーパワーズが連係でKAZMAを捕らえて先手を奪うも、場外戦で杉浦軍が形成を逆転させ、ストームを捕らえてリードを奪う。
 しかし交代を受けたヨネが連係を狙う杉浦軍を返り討ちにすると、 杉浦に串刺しラリアットや、胸板へローキックを連発、キャッチした杉浦はエルボーを放つがヨネも打ち返し、杉浦はビックブーツに対してヨネはラリアットで応戦する。
 杉浦はキチンシンクからKAZMAに交代、KAZMAは串刺しラリアットも突進はヨネがフィーバーフェイントからショルダータックルを浴びせ、ストームが入って連係で蹂躙、トレイン攻撃からファンキーバスターボムで勝負に出るが、杉浦が阻止すると、ストームはKAZMAに50センチウデラリアットを炸裂させも、連発狙いをKAZMAが掌底で迎撃すると、みちのくドライバーからトラースキックの連打、そしてランニングニーを浴びせて3カウントを奪い、杉浦軍は10点目を獲得。優勝決定戦進出は残り試合の結果待ちとなる。

 清宮&拳王の海王vs彰俊&雅央のダークエージェントリターンズは、海王が雅央を捕らえ、一人でロープワークや何度もカバーなどで雅央のスタミナを徹底的に奪いにかかる、
 劣勢の雅央は清宮の串刺しを迎撃して雅央はダイビングショルダーを発射、彰俊に交代、彰俊は清宮にキチンシンクから滞空式ブレーンバスター、彰俊は串刺しラリアットと反撃するが、連発狙いは清宮がアッパーカットで迎撃し、交代を受けた拳王もソバットから尻にマシンガンローキックで雅央を攻め込むが、雅央も意地を見せマシンガンラリアットからミリオンダラーバスターで応戦、オリャーラリアットを狙って腕を回すが拳王が立ち上がらないため、またヘバってしまう。
 拳王は回し疲れた雅央にビックブーツを浴びせ、清宮も串刺しフォアアームからミサイルキックで続くが、串刺しを迎撃した雅央は彰俊に代わり、彰俊が清宮にラリアットを浴びせると、雅央は疲れているのに雅央を呼び込み連係から、サンドウィッチラリアットから合体パワーボムを決め清宮を追い詰める。
  彰俊はアイアンクロースラムを決めると、ラリアット狙うが、清宮がドロップキックで迎撃し、拳王が入って連係を狙うがを清宮のドロップキックが拳王に誤爆してしまい、これを逃さなかったダークエージェントリターンズは清宮を捕らえたが清宮は二人まとめてドロップキックで二人を場外へ追いやる。
 清宮は三沢式フェイントでエプロンに不時着するが、雅央が足にしがみついてウルトラタイガードロップを阻止し、彰俊がラリアットで清宮を場外へ追いやるるが、雅央を振り切った清宮がエプロンに上がると、すかさず彰俊がロープ越しのスイクルデスを放って、清宮は再び場外へ転落、そのまま雅央が清宮にしがみついたため、カウント20となり、海王はまさかのリングアウト負けで脱落となってしまった。
 試合後に呆然とする清宮に拳王が 「おい清宮! なに負けてんだよ! お前、心に油断があるんじゃねえのか? この会社におんぶにだっこだから油断があるんじゃねえのか? 正直言ってやるよ。お前は、自分自身の考え、持ってんのか? 自分で考えて発言してんのか? 会社に決められた言葉を言ってるだけじゃねえのか!? プロレスリング・ノア…いや! 親会社のリデットエンターテインメントが、お前をノアのスターにする。思い通りに描いたまま進んで、何がおもしろいんだよ! テメーは会社におんぶにだっこだ。テメーと俺は、今日で終わりだ!」 といきなりタッグ解消を通告、さらに 「もうひとつ思いついたぞ。お前を猛烈にプッシュしているリデット・エンターテインメントの会長・長州力の言葉を借りて言ってやるよ。……俺はな、お前の噛ませ犬にはならねえんだよ!」と言い放つ。
 拳王は 「俺も“会社も犬”になりかけたけど、そうはならないぞ。俺は俺自身の力で、ノアを誰もが認めるメジャー団体にしてやるよ。そしてテメーら、テメーら、テメーらが行きたいところまで必ず連れて行ってやるからな!」とファンに叫んで退場すると、清宮は涙を流しながら 「おい! 拳王! 俺はちゃんと考えてやってるよ! 自分の気持ちでやってるんだよ! 会社のレールに敷かれたレスラーなんかじゃねえんだよ! ふざけんじゃねえよ! 俺は必ずノアの新しい景色をここにいるみんなと作るんだよ! 拳王! あんたがな、対角線でやるっていうなら俺はとことんやってやるよ! でもな、ノアの新しい景色は必ず俺がここにいるみんなと作ります!!」とファンにアピールした。

 清宮と拳王は タッグを結成する際に「NOAH新しくなったんだろ??新しい景色を見せないといけない。過去以上に輝かしい新しい景色を見せていこう。」 と誓い合ったが、いざリーグ戦に入ってみると優勝争いには加わったものの、リーグ戦での2敗は全て清宮が取られたもの、拳王にしてみれば清宮を不甲斐なく感じ「現在の清宮では一緒に新しい景色を見せることが出来ない」と感じてフライングしたのか・・・ 
 清宮も丸藤を破ったが、頂点に立ったことで逆に追われる立場、また会社だけでなくファンから期待と二重のプレッシャーが圧し掛かり、それがリーグ戦に影響したのか肝心なところで空回りしてしまった。
 拳王や、GHCヘビー級王座に挑戦を示唆している杉浦だけでなく、他の選手も清宮が無理ならいつでも取って代わってやる気持ちでいる。この重圧を清宮が乗り越えることが出来るのか、現在の清宮は日々試練なのかもしれない。

 また海王が脱落したことにより杉浦軍が優勝決定戦進出を決め、残り1枠を中嶋&潮崎のAXIZと谷口&火野のINFERNOがメインで争うことになった。
 序盤から火野をダブルドロップキックで排除したAXIZが谷口を捕らえにかかって先手を狙うも、火野の援護を受けた谷口が潮崎にエプロンでのバックドロップを敢行すると、腰を強打した潮崎に腰攻めで先手を奪う。
 谷口のブレーンバスターを投げ返した潮崎は中嶋に交代、中嶋は谷口だけでなく火野にもミドルキックを浴びせ、谷口に低空ドロップキック、延髄斬り、サッカーボールキックと攻め込むが、PK狙いは谷口が避けるとパワースラムで応戦する。
 潮崎vs火野になり、両者は激しい逆水平のラリーを繰り広げると、火野がノーガードになると、潮崎は容赦なく打ち込んで突進も、火野がショルダータックルで弾き飛ばす。
 ここで谷口が入ってトレイン攻撃からダブルチョークスラムを決めるが、中嶋が入って火野を排除すると、パワーボムを狙う谷口にはフランケンシュタイナーで切り返し、顎めがけてターンバックルを蹴り上げてから、潮崎の逆水平&中嶋のミドルキックのサンドバックタイムで捕らえ、トラースキック&フィッシャーマンズバスターの合体技で谷口を追い詰める。
 そこで火野が入り、AXIZはサンドバックタイムで捕らえるが、ノーガードで受けきった火野は両腕ラリアットを浴びせ、中嶋をFucking BOMBで排除すると、潮崎は谷口にゴーフラッシャーを決めるが、豪腕ラリアットを避けた谷口はマイバッハボムツヴァイを決め、マイバッハプレスを投下するも、潮崎は剣山、二人はラリアットが相打ちになるも、潮崎のラリアットが打ち勝ち、最後は豪腕ラリアットで3カウントを奪い、AXIZが11点目を獲得で優勝決定戦に進出した。
 試合後は杉浦軍が現れ、優勝決定戦に向けてAXIZを挑発、杉浦軍が去った後はAXIZが大会を締めくくった。
 AXIZvs INFERNOは今までとは違って肉弾戦も、最後は真っ向勝負でAXIZをAXIZが制した。だがバックステージでは火野がNOAHからの撤退を表明、
INFERNOは活動休止となった。谷口&火野もバランスが取れていて悪くなかったが、NOAHが他団体との関係を見直し、また火野もZERO1に所属になったことから仕方のないことなのかもしれない。しかし谷口はマイバッハの再起動を予告したが、一体何を考えているのか・・・ 

 また第2試合では熊野がYO-HEYをパワーで追い詰めたものの、小川&YO-HEYの連係に捕まってしまい、最後はYO-HEYの顔面Gからスーパー顔面Gを食らって敗れ、試合後も大原が熊野を見捨てるかのように退場し、バックステージではバックブリーカーズの解散を宣言した。
 熊野はラジアント2連戦の初日で原田から「NOAHジュニア失格」の烙印を押されていた。確かに熊野も成長はしているが、肝心の結果に繋がっていない。相棒だった大原も熊野を一本立ちさせるために、ここは敢えて突き放すことを選択したのか、果たして熊野はどう答えを出すのか・・・

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