4月21日 全日本プロレス 「2019 Champion Carnival」 後楽園ホール
(試合内容は実況ツイートより 画像は全日本プロレスTVより)
<第1試合 20分1本勝負>
○佐藤光留 岡田佑介(6分21秒 捕獲式腕ひしぎ逆十字固め)丸山敦 ×田村男児
<第2試合 30分1本勝負>
大森隆男 渕正信 ○ブラックめんそーれ(7分30秒 エビ固め)秋山準 岩本煌史 ×青柳亮生
※ダイビングフットスタンプ
<第3試合 30分1本勝負>
諏訪魔 ジェイク・リー ○ヨシタツ サム・アドニス(6分15秒 片エビ固め)野村直矢 ジョー・ドーリング ×ギアニー・ヴァレッタ ジョエル・レッドマン
※CBJ
<第4試合 「2019 Champion Carnival」 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【3勝5敗=6点】○青柳優馬(11分43秒 エンドゲーム)【3勝4敗1分=7点】×崔領二
<第5試合 「2019 Champion Carnival」 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【4勝4敗=8点】○青木篤志(9分7秒 飛行機投げ固め)【4勝3敗1分=9点】×ディラン・ジェイムス
<第6試合 「2019 Champion Carnival」 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【4勝3敗1分=9点】○石川修司(17分49秒 片エビ固め)【4勝4敗=8点】×ゼウス
※ジャイアントスラム
<第7試合 「2019 Champion Carnival」 Aブロック公式戦 30分1本勝負>
【5勝3敗=10点】○宮原健斗(18分24秒 シャットダウンスープレックスホールド)【4勝3敗1分=9点】×岡林裕二
いよいよラストスパートを迎えた「2019 Champion Carnival」 後楽園大会ではAブロック最終公式戦が行われたが経過を振りかえると、9点の岡林、ディランを、8点の宮原とゼウスが追いかける、3位グループの石川と崔は自力進出は厳しい状況となった。
まず2勝5敗の青柳vs3勝3敗1分の崔は、青柳が奇襲をかけて開始となり、場外で鉄柱攻撃、鉄柵攻撃からDDTと首攻めで先手を奪い、崔はやっとリングに戻るが起き上がることが出来ない。
それでも崔を起こした青柳はネックブリーカーを決め、崔はたまらず場外へ逃逃れ、青柳は鉄柵攻撃で追撃も突進は崔がキャッチして、客席めがけて投げつけ、イスでフルスイングは青柳は間一髪避ける。
やっと流れを変えた崔はミドルキックを浴びせ、リングに戻って胸板へローキックからミドルキック、キャメルクラッチと攻め込み、起き上がれない青柳に崔がサッカーボールキックを連発、ロープに磔にしてミドルキックも青柳はファアアームで反撃して、串刺しエルボー、反転式クロスボディーを放つ。
青柳はフロントネックロックで捕獲するが、崔は持ち上げてブレーンバスターで投げ、フェイントからサッカーボールキック、ミドルキックを連発、青柳の突進をキャッチして雪崩式ダブルアームスープレックス狙うが、青柳がエルボーで落としたものの、足がロープにもつれて追撃できない。
崔はトップコーナーから雪崩式ブレーンバスターを敢行するが、崔も首を強打して大ダメージを負ってしまい、それでも崔は那智の滝を狙うが、青柳が避けると丸め込みを連発し、最後も青柳が丸め込んでからエンドゲームで捕らえて崔はギブアップとなり、青柳が勝利で崔は脱落も、終了後も崔は首を押さえたままなかなか立ち上がれず、崔の首の調子が気になるところだ。
勝てば優勝決定戦に進出する4勝2敗1分のディランは3勝4敗の青木と対戦、ディランはハンマー、ストンピング、エルボーと攻め込み、串刺し狙いは青木が迎撃してコーナーからアッパーカットを発射も、ディランはショルダータックルで弾き飛ばし、場外戦を仕掛け逆水平で青木を圧倒する。
リングに戻ると青木がエルボーで反撃するが、ディランが受け流して一撃を浴びせて串刺しショルダーを連発、コーナーで踏みつけからサイドバスターで叩きつけ、青木はたまらず場外へ逃れるが、追いかけたディランは鉄柵に青木を叩きつける。
ディランは先にリングに戻るが、青木はリングの中へ潜り込み、反対方向からリングに入ると丸め込みを連発するが、ディランは全てキックアウトし、 串刺しエルボー、ブレーンバスター、ラリアットと畳みかけるが、チョークスラム狙いを青木がトルネードクラッチで逆転3カウントを奪い、ディランは9点止まりで残り試合の結果待ちとなる、
4勝3敗のゼウスvs3勝3敗1分の石川は、石川の串刺しを避けたゼウスはボディースラムで投げ、バイセップスエクスプローションで場外へ追いやり、逆水平を浴びせてからの鉄柵攻撃は石川が振り返すも、突進はゼウスが客席へ出しすと鉄柵越えフライングバイセップスエクスプローションを敢行、場外ブレーンバスターからコーナーの金具カバーを外して、剥き出し金具を使って首攻め、スリーパーで捕獲してリードを奪う。
石川は回転してロープに逃れ、ゼウスは串刺しを狙うが、石川が迎撃して32文ジョンウーで吹き飛ばし、串刺しラリアット、セカンドコーナーからジャイアントフットスタンプを投下も、スプラッシュマウンテン狙いはゼウスがリバーし、フライングバイセップスエクスプローションを炸裂させる。
ゼウスは串刺しバイセップスエクスプローションからフロントスープレックスで投げ、石川がエプロンに逃れると、ゼウスがロープ越しでバイセップスエクスプローションから、エプロンの石川をセカンドコーナ-からブレーンバスターで強引にぶっこ抜いてからチョークスラムを狙う。
堪えた石川はキチンシンクからブレーンバスターも、クラッチを解かなかったゼウスが投げ返し、そのまま雪崩式ブレーンバスター狙うが、石川が頭突きで逃れると、ゼウスはバイセップスエクスプローションでエプロンへ落とし、断崖式ブレーンバスターを狙うが、切り返した石川はエプロン上でのツームストーンパイルドライバーで突き刺す。
石川は大ダメージを負ったゼウスに串刺しラリアット、ゼウスがエルボー、逆水平のラリーに持ち込んだ、ゼウスが連打、ラリアットは相打ちとなるが、ゼウスのバイセップスエクスプリーションを避けた石川はドラゴンスープレックスからジャイアントニーを浴びせ、スプラッシュマウンテンからジャイアントスラム狙いはゼウスが堪えるとチョークスラムで叩きつけ両者ダウンとなる。
ゼウスはコーナーへ昇るが、石川が追いかけると、ゼウスが前転してパワーボムで叩きつけてからバイセップスエクスプローションを浴びせ、ジャックハマーを狙うが堪えた石川がファイヤーサンダーで突き刺して、再び両者ダウンも、エルボーのラリーからゼウスが連打を浴びせ、ハンマーで石川が崩れると、バイセップスエクスプローションを連発するが、避けた石川が宮原殺しからカミゴェっを浴びせ、ジャイアントニーを連発してからジャイアントスラムで3カウントを奪い、ゼウスは8点止まりで脱落、石川は9点もメインの結果待ちとなる。
メインの4勝3敗の宮原vs4勝2敗1分点の岡林は、 岡林は勝つか時間切れ引き分けで優勝決定戦に進出、宮原は勝つことが優勝決定戦へ進出する絶対条件となるも、両者共長期戦に長けていることから、宮原にとっては不利な状況となった。
シングルでは初対戦となる両者はロックアップで始まり、岡林が押し込み、宮原が体を入れ替えてブレークも、再度のロックアップは岡林が押し込んでエルボーも、ラリアット狙いは宮原が避け、岡林がヘッドロック、ショルダータックルを浴びせ、宮原はたまらず場外へ逃れる。
追いかけた岡林は逆水平を連発、ハンマーを浴びせるが、再度の逆水平は鉄柱に誤爆すると、宮原は頭突きの連発で逆襲し鉄柵へ叩きつけるも、岡林はショルダータックルで応戦、客席へ出してラリアットを浴びせ、リングに戻ってファイナルカット、ボディースラムからボディープレス、ファイナルカット、ボディースラムから逆エビ固めで捕らえる。
劣勢の宮原は足への低空ドロップキックからサイドへのドロップキックで自身の流れに持ち込もうとするが、串刺しフォアアームからバックを奪うと、岡林はKUBINAGEで投げ、エプロンに逃れた宮原のエルボーからビックブーツで場外へ落とすも、背中を見せたところで岡林がアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ、リングサイドを一周する。
先にリングに戻った岡林は後で戻った宮原に串刺しラリアットに対して、宮原は串刺しブラックアウトで応戦、岡林はジャーマンで投げるも、宮原は垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、後頭部ブラックアウトからジャーマン、ブラックアウトと一気に畳みかける。
宮原は突進するが、岡林がパワースラムからショートレンジラリアットを浴びせ、パワーボムは狙いは宮原がフランケンシュタイナーで切り返し、二段式ジャーマンスープレックスホールドから、シャットダウンスープレックス狙いは岡林が後頭部頭突きで逃れ、後頭部ラリアットからラリアットも、再度のラリアットは宮原が迎撃しブラックアウト、ところがキャッチした岡林がパワーボムで叩きつける。
勝負と見た岡林はラリアットからゴーレムスプラッシュを投下するが、宮原が剣山で迎撃すると、岡林の突進をブラックアウトで迎撃し、岡林のラリアットを避けてブラックアウトを炸裂させるとシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを奪い、5勝3敗で宮原が優勝決定戦に進出、試合後は両者は握手せずもピッサリポーズでエールを交換、最後は宮原劇場で締めくくった。
試合内容的にも岡林のパワーの前に、宮原は自分のパターンに持ち込めず、岡林のペースのまま試合が進んでいたが、岡林の突進を逆用したことで宮原が逆転に持ち込むことが出来た。
そして宮原は2年連続で優勝決定戦に進出となったが、2014年に初エントリーを果たしてからは1度も優勝を果たしていない、そういった意味では宮原にとって 「Champion Carnival」は鬼門なのかもしれない。昨年は優勝決定戦に進出することが出来たが、丸藤正道に敗れて準優勝止まりとなったが、今年も三冠王者のまま優勝決定戦に進出したことで、再び王者のまま優勝するチャンスが巡ってきた。果たしてBブロックから誰が優勝決定戦に進出するのか、そして宮原は王者のままチャンカンを制して宮原時代到来を示すことが出来るか・・・