サプライズや事件も起きた新日本初のMSG大会!


4月6日 新日本プロレス&ROH「G1 SUPERCARD」アメリカ・ニューヨーク州
マディソン・スクエア・ガーデン
(試合内容は実況ツイートより)

<第0試合 1分時間差バトルロイヤル~HONORランボー~(30選手参戦)>
○ケリー・キング(42分41秒 オーバー・ザ・トップロープ)×獣神サンダー・ライガー

(退場順)1:ビアシティブルーザー、2:BUSHI、3:LSG&シャヒームアリ、4:SHO&YOH、5:レットタイタス、6:鷹木信悟、7:田口隆祐、8:ウィル・フィラーラ、9:チェーズ・オーエンズ、10:ブライアン・ミロナス、11:トレイシーウィリアムス、12:PJブラック、13:ロッキー・ロメロ、14:YOSHI-HASHI、15:バッドラック・ファレ、16:デリリアス、17:コルト・カバナ、18:矢野通、19:ジョナサン・グレシャム、20:後藤洋央紀、21:鈴木みのる、22:チーズバーガー、23:キング・ハク、24:石井智宏、25:ヴィニー・マーセグリア、26:TKオライアン、27:グレート・ムタ、28:獣神サンダー・ライガー

<第1試合 NEVER無差別級&ROH世界TV選手権試合 60分1本勝負>
【第21代ROH TV王者】○ジェフ・コブ (12分52秒 片エビ固め)【第23代NEVER王者】×ウィル・オスプレイ
※ ツアー・オブ・ジ・アイランド
☆オスプレイが2度目の防衛に失敗、コブが第24代王者と共にROH TV王座を防衛

<第2試合 30分1本勝負>
○ルーシュ(0分15秒 片エビ固め)×ダルトン・キャッスル

<第3試合 WOH世界選手権試合 60分1本勝負>
【挑戦者】○ケリー・クレイン (10分38秒 片エビ固め)【第3代王者】×岩谷麻優
※Kパワー
☆岩谷が防衛に失敗、ケリーが第4代王者となる。

<第4試合 ブリー・レイ NYCストリートファイトオープンチャレンジマッチ>
ジュース・ロビンソン ○フリップ・ゴードン マーク・ハスキンス(15分1秒 片エビ固め)×ブリー・レイ サイラス・ヤング シェイン・テーラー
※フォーフリッピースプラッシュ

<第5試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 3WAYマッチ 60分1本勝負>
【挑戦者】○ドラゴン・リー(8分54秒 片エビ固め)【挑戦者】×バンディート
※デスヌカドーラ あと一人は【第83代王者】石森太二
☆石森が3度目の防衛に失敗、リーが第84代王者となる。

<第6試合 IWGPタッグ&ROH世界タッグ選手権試合 4WAYマッチ 60分1本勝負>
【第83代王者組】タマ・トンガ ○タンガ・ロア(9分54秒 片エビ固め)【ROHタッグ王者組】×ブロディ・キング PCO
※スーパーパワーボム、あと2チームは【挑戦者組】SANADA EVIL【挑戦者組】ジェイ・ブリスコ マーク・ブリスコ
☆タマ&タンガが初防衛に成功と共にROHタッグ王座を奪取

<第7試合 ブリディッシュヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【王者】○ザック・セイバーJr.(15分14秒 変型ジム・ブレイクス・アーム・バー )【挑戦者】×棚橋弘至
☆ザックが防衛に成功

 1974年に新日本プロレスは当時アントニオ猪木の側近だった新間寿氏の尽力によって、当時ニューヨーク・マジソン・スクエア・ガーデン(MSG)に本拠を置いていたしWWF(WWE)と提携を開始、昭和53年には藤波辰巳(藤波辰爾)がMSGでWWF王座を獲得するなど、MSGのリングに猪木、坂口、藤波、初代タイガーマスク、キラー・カーンなど所属選手がMSGのリングに上がり、またIWGP構想を掲げた際に新間氏が「世界ツアーを行い、優勝決定戦はマジソン・スクエア・ガーデン」で行うと発言したが、結局開催されず、その後新間氏も新日本を去り、新日本とWWFの関係も見直されて提携関係も終了するなど、新日本がMSGに進出するのは夢物語かと思われた。時は平成末期となってからROHとの合同興行という形で新日本のMSG進出が実現した。

 第0試合では新日本、ROHの選手30人が参戦した時間差バトルロイヤルが開催され、英語実況席で解説していたカバナが参戦し矢野が代わりに英語実況席で解説というサプライズもあったが、一番のサプライズは30番手に同じくニューヨークの別イベントで復帰戦を果たしたばかりのグレート・ムタが突如降臨、 ライガーは掌打もムタはドラゴンスクリューからブラッシングエルボーで応戦するなど見ごたえのある攻防を繰り広げると、1番手から参戦してどこか隠れていたキングが二人をOTTRで失格させ優勝も、空気を読まなかったキングにはブーイングを浴びせ、最後はムタが赤い毒霧でキングを制裁となった。ムタとライガーは1996年10月26日、神戸ワールド記念ホール大会で実現、ムタがライガーのマスクを破り捨てると、ライガーは鬼神ライガーへと覚醒、鬼と化したライガーはムタ顔負けの暴れぷりを見せ、ムタを怯えさせてしまった。今でのあの時のライガーは自分の中ではY.Kの化身だと思っている。二人が対峙したときは神戸ワールドでの試合が頭によぎってしまった。

本戦の第1試合であるオスプレイvsコブのNEVER、ROH TV王座のダブル選手権は開始からコブが 串刺しエルボーからショルダータックルパワーで圧倒、オスプレイも場外戦で鉄柵越えスワンダイブフォアアームからサスケスペシャルを発射するが、コブがキャッチ、しかしオスプレイはDDTで突き刺し、スワンダイブフォアアームも、これもコブにキャッチされてしまい、 コーナーにオスプレイをセットしたコブは雪崩式滞空ブレーンバスター、ヒップトスで放り投げる。  コブはオスプレイのコルタバを堪えてしてベアハッグで絞り上げるも、オスプレイはハンドスプリングオーバーヘッドキック、 延髄斬り、トップロープ越しの619、スワンダイブフォアアームと反撃、しかしオスプレイの前蹴りをキャッチしたコブはブロックバスター、串刺しエルボースマッシュからバックフリップ、その場飛びムーンサルトと反撃する。

  オスプレイは延髄斬り、トップロープ越しの619、スワンダイブフォアアーム、ストームブレイカー狙いはコブが堪え、オスプレイは前蹴りもキャッチしたコブはブロックバスター、串刺しエルボースマッシュからバックフリップ、その場飛びムーンサルトと反撃する。
  コブの強烈なエルボーに対して、オスプレイはラリアット、見えない角度からのトラースキックで応戦、コブも打ち返してラリアットはオスプレイがスパニッシュフライで切り返し、コーナーから後頭部めがけてミサイルキックからバックブローを狙うがコブが避け、 ツアー・オブ・ジ・アイランドを狙ったが、オスプレイはヨシタニックで切り返す。
 オスプレイはハイキックからオスカッター狙いはコブが阻止も、オスプレイのマウスに対してコブがラリアットを放ち、フロッグスプラッシュを投下も自爆すると、すかさずオスプレイはロビンソンスペシャルからオスカッターはコブが堪えてコーナーへ放り投げる。
  オスプレイがコーナーからオスカッターから見えない角度からのトラースキックと畳みかけ、ストームブレイカーを狙うが、コブはコーナーへ逃れるもオスプレイはトラースキックから雪崩式ストームブレイカー狙う。しかしコブが雪崩式ツアー・オブ・ジ・アイランドを決めると、ツアー・オブ・ジ・アイランドで3カウントを奪いROH TV王座防衛と共にNEVER王座を奪取する。

 第3試合のWHO選手権は王座奪還を狙うケリーが岩谷の古傷である左足攻めでリードを奪い、岩谷はスリーパーで反撃もケリーはコーナーにぶつけ、串刺しを迎撃した岩谷はクロスボディーもケリーは後ろへ放り投げる。だが串刺しを避けた岩谷は後頭部にローキック、場外のケニーにコーナーからプランチャとやっと流れを変えたかに見えた。

  ケニーは鉄柱攻撃で逆襲し、リングに戻るとエルボー合戦、岩谷はキチンシンクからウラカンラナはケリーが堪えるも、岩谷がフブキラナで切り返し、トラースキック、ドラゴンスープレックスはケリーが堪えてジャーマンからラリアットを浴びせる。
c岩谷はハイキックからトラースキック、ドラゴンスープレックスと畳み掛け、ムーンサルトプレスを投下も自爆すると、、ケニーはラリアットを浴びせるが、岩谷はチンクラッシャーからコーナーも、ケニーはパワーボムで叩きつけ、Kパワーから旋回式Kパワーで3カウントで王座奪回も、試合後にROHの女子選手がケニーを取り囲み、袋叩きにして制裁を加える。

 IWGPジュニアヘビー級選手権3WAY戦は、 石森がリーにブラディークロス狙いはバンディードが阻止し、雪崩式狙いはリーが横取りしてエルボー合戦も、バンディードが二人まとめて雪崩式ファールアウェイスラムで投げる。バンディードは石森にサイド式パワーボムで排除するが、リーがバンディードをリバースフランケンからデスヌカドーラで3カウントを奪い王座を奪取。王座を奪取したリーは欠場中の高橋ヒロムとの対戦を熱望した。

 IWGP&ROHタッグダブル選手権4WAYマッチは、2月の「
HONOR RISING:JAPAN TOUR」の時点でROHタッグ王者だったブリスコ・ブラザーズがブロディ&PECことヴィラン・エンタープライズに敗れ王座転落となり、これを受けて4WAY戦になるも、PECはかつてW☆INGではバッシュ・ザ・ターミネーター、全日本プロレスではピエールとして来日経験がある選手だったが、ROHで遅咲きのブレイクを果たしているとは、人生とは面白いものである。
  ロスインゴはタマにマジックキラーを狙うがブリスコ兄弟がカット、ジェイがSANADAにジェイドリラーからマークがダイビングエルボーはブロディがカット、ブロディの援護でジェイにコーナーからPCOがローリングセントーン、ブロディがカナディアンパイルドライバー、PCOがPCOサルトとブリスコ兄弟を追い詰めるも、G.O.Dが慌ててカットする。
  PCOがタマにマシンガンチョップも、G.O.DはPCOを場外へパワーボムで叩きつけてKOすると、ブロディが孤軍奮闘するが、邪道の竹刀攻撃からからタマがガンスタン、G.O.Dのスーパーパワーボムが決まってカウント3となり王座防衛とROHタッグ王座も奪取するが、試合終了直後に矢野がベルトを盗んで退場するハプニングが発生、これでIWGPタッグに挑戦表明で終わりかと思ったら、試合とは別にとんでもないハプニングが発生していた。

リングサイドに元WWEのエッツォ・アモーレとビッグ・キャスが乱入して暴れ、駆けつけたブリー・レイに取り押さえられるハプニングが発生したというのだ。二人はWWEに属し、エッツォは元WWEクルーザー級王者となっていたが、婦女暴行の疑いで解雇、キャスはビンス・マクマホンに反抗したため解雇され、昨年のWWEのサバイバーシリーズで客席で暴れてから、話題ある団体に潜り込んで問題を起こす問題児、つまりアメリカ版澤田敦士のような存在になっていたという。同じ時間で開催されていたWWE殿堂式典でもハート・ファンデーションとして殿堂入りしたブレット・ハートがスピーチ中に観客に襲われるハプニングも発生していたが、見ている側に迷惑をかけるようなハプニングが御免である。

 第6試合のザックvs棚橋のブリディッシュヘビー級選手権は、ザックが棚橋はロープを掴んで逆上がり狙いをが腕十字で捕らえるなど、棚橋のパターンが読んでリードを奪うも、棚橋は低空ドロップキック、串刺しドロップキックからセカンドコーナーからのローリングセントーンで反撃、テキサスクローバー狙いはザックが逃れ、棚橋のスリングブレイドもザックはコブラツイストで捕獲すれば、棚橋も同じ技で切り返す。
 ザックがロープ越しで三角絞めを狙えば、棚橋はロープ越しでドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールドを狙う、ザックは三角絞めで切り返した!だが棚橋はテキサスクローバーホールドで切り返す。
  棚橋はザックの右足に関節蹴り、ビンタからリバーススリングブレイドで攻めると、背中へのハイフライフロー狙いはザックが阻止してコーナーで腕固めで捕獲、ロープ越しでアームブリーカーから腕へのオーバーヘッドキックを放ち、棚橋のドラゴンスクリューをジャパニーズレッグロールクラッチで切り返す 。
  ザックはザックドライバーを狙うが棚橋がジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込み、ザックは腕固めを狙うが、棚橋はグランドドラゴンスクリューからドラゴンスープレックス狙いはザックがヨーロピアンクラッチで切り返し、フロントネックロック狙いは棚橋が連続ツイストアンドシェウトからスリングブレイドも、棚橋はドラゴンスープレックス狙いはザックが飛びつき腕十字から卍固め!ジムブレイクアームバーで棚橋はギブアップして王座防衛となった。 ハイフライフローに頼らず、新しいフィニッシュを模索している棚橋だが、模索している間は再浮上は難しいのかもしれない。

第8~10試合はこちら

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