
3月24日 新日本プロレス「NEW JAPAN CUP 2019」新潟・アオーレ長岡 3991人 超満員札止め
(試合内容は実況ツイートより)
<第1試合 20分1本勝負>
○永田裕志 中西学(6分31秒 ナガタロックⅡ)辻陽太 ×上村優也
<第2試合 20分1本勝負>
○マイケル・エルガン コルト・カバナ トーア・ヘナーレ(8分22秒 エビ固め)天山広吉 小島聡 ×海野翔太
※エルガンボム
<第3試合 30分1本勝負>
鈴木みのる ○ランス・アーチャー デイビーボーイ・スミスJr.(7分29秒 エビ固め)真壁刀義 矢野通 ×本間朋晃
※キラーボム
<第4試合 30分1本勝負>
内藤哲也 EVIL BUSHI ○鷹木信悟(11分38秒 片エビ固め)飯伏幸太 石井智宏 田口隆祐 ×成田蓮
※パンピングボンバー
<第5試合 30分1本勝負>
ザック・セイバーJr. ○タイチ(10分22秒 タイチ式外道クラッチ)棚橋弘至 ×ウィル・オスプレイ
<第6試合 30分1本勝負>
○ジェイ・ホワイト バットラック・ファレ ヒクレオ(9分46秒 片エビ固め)×後藤洋央紀 YOSHI-HASHI マイキー・ニコルス
※GTR
<第7試合 IWGP USヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
【第5代王者】○ジュース・ロビンソン(22分12秒 片エビ固め)【挑戦者】×チェーズ・オーエンズ
※パルプフリクション
☆ジュースが2度目の防衛戦
<第8試合 「NEW JAPAN CUP 2019」決勝戦 時間無制限1本勝負>
○オカダ・カズチカ(33分7秒 片エビ固め)×SANADA
※レインメーカー
☆オカダが 「NEW JAPAN CUP 2019」を優勝。
決勝戦を迎えた 「NEW JAPAN CUP 2019」。進出したのはオカダとSANADAで、過去の戦績はSANADAがオカダに一度も勝てず4連敗、しかしこれまでの戦いでクロスウィザード(天才を超えたマジシャン)に覚醒したSANADAにオカダ越えの大きな期待がかかった。
序盤からロックアップ、バックの奪い合い、SANADAがリストロックを仕掛ければ、オカダも奪い返し、SANADAが切り返してレッグロックに対して、オカダが腕十字で切り返すが、SANADAがレッグロックで奪い返し、バックの奪い合いからSANADAは足を固め、オカダはリストロックと両者共慎重な立ち上がりを見せる。
フィンガーロックからオカダがハンマーロック、SANADAはヘッドロックを仕掛ければ、オカダはハンマーロック、SANADAが切り返して弓矢固め、カバーの応酬から、一旦距離を取り、フィンガーロックもSANADAがタックルからバックを奪い合い、オカダがヘッドロックと互いに出方を伺う。
逃れたSANADAにオカダはショルダータックルからヒップトス狙いはSANADAが切り返し、足を取って倒してパラダイスロックで捕らえて尻にスライディングキック、連続リーブロックを狙うが、オカダは読んで場外へ追いやるとプランチャを放つ。
リングに戻ったオカダはコーナーに押し込んでエルボーを連発、ネックブリーカー、首投げからサイドキック、ネックロック、逃れたSANADAは突進もオカダはスリーパーからネックロックと執拗な首攻めでリードを奪い、
SANADAは逃れると足へ低空ドロップキック、エルボーの連打、その場飛びムーンサルトはかわされるが着地したところで、オカダの背中にドロップキック、オカダの突進を連続リーブロックからドロップキック、読み合いからSANADAが場外へ追いやり、三沢光晴式フェイントからウルトラタイガードロップを放つ。
リングに戻るとオカダはエルボーアタック、串刺しバックハンドエルボーからDDT、リバースネックブリーカーはSANADAが回転エビ固めで切り返すも、オカダがジャックナイフからリバースネックブリーカーを決める。
オカダはコーナーからのダイビングエルボードロップからレインメーカーポーズを取り、レインメーカー狙うがSANADAが阻止しスワンダイブミサイルキックを発射、両者ダウンの後でエルボーのラリー、オカダが競り勝ったがSANADAがエルボースマッシュを放ってTKO狙いは、オカダが不時着し
SANADAが突進もキャッチしたオカダはコーナーにセットして下からドロップキックで場外へ落とす。
場外戦でオカダはビックブーツでSANADAを鉄柵外へ出して、鉄柵を使ってハングマンDDTで突き刺し、リングに戻るとオカダはミサイルジョンウーでSANADAを吹き飛ばすと、ツームストーンパイルドライバー狙いはSANADAがSkull Endで切り返し、ツームストーンパイルドライバーで突き刺してからバックドロップでやっと反撃する。
SANADAはドラゴンスリーパーから真田聖也の技であるタイガースープレックスホールドで投げると、ラウディングボディープレスを投下するが、オカダが剣山で迎撃し、逆さ押さえ込みからレインメーカーを炸裂させ、手を掴んだまま再びレインメーカーを狙いが、SANADAが避けて突進も、オカダがドロップキックからツームストーンパイルドライバーで突き刺す。
オカダはレインメーカー狙うが、避けたSANADAがアサイDDT式Skull Endを狙う、そしてSANADAのレインメーカー狙いを避けたオカダがSkull Endを狙うと、切り返したSANADAが旋回式Skull Endで捕らえ、抜けたオカダが押さえ込むも、SANADAはSkull Endで捕獲して絞めあげる。
技を解いたSANADAはカバーも、オカダはカウント2でキックアウト、SANADAは再びラウディングボディープレスを投下するが自爆となってしまい、両者ダウンの後で串刺しを狙うSANADAを避けたオカダはジョンウーを発射も、ローリングレインメーカー狙いは、先にSANADAはローリングエルボーを浴びせTKOを決める。
SANADAは再びラウディングボディープレスを狙うが、オカダは足を掴み、それでもSANADAはムーンサルトアタック式Skull Endを狙うも、オカダが切り返して旋回式ツームストーンパイルドライバーで突き刺し、レインメーカー狙いはSANADAがキックで阻止してから不知火式Skull Endは、切り返したオカダがローリングレインメーカーを炸裂させ、最後はレインメーカーで3カウントを奪い、6年ぶり2度目の優勝を果たした。
試合後はオカダは「NEW JAPAN CUP 優勝!」と叫び、「新日本プロレスはさ、いろんな人がアメリカに行ったけど、『NEW JAPAN CUP』物足りなかった?オレはこのリングが世界一だと思ってます。SANADAさんの言葉を借りるなら、世界で新日本プロレスが好きです!」 と断言し、SANADAとの再戦を約束する。「というわけでマディソン・スクエア・ガーデンでジェイ・ホワイトのクソ野郎をぶっ潰してきます」とアピールしたところで、ジェイと外道が現れ、外道が「MSGでは地獄を見せ、奈落へと突き落とす」ジェイは英語で「オマエは無様に横になって、SWITCH BLADEと共に呼吸するがいいさ」と挑発すると、オカダは 何言っているのかわからない」 と返し、ファンにIWGP王座奪還を約束して締めくくり。そしてテレビ解説に務めていた柴田勝頼から『おめでとう!ニューヨークに行くから!勝てよ!』と激励を受け、柴田からの激励を受けたオカダはバックステージインタビューでは涙を流していた。
試合内容に関しては序盤からオカダがリードを奪い、SANADAはなかなか状況を打開できないまま試合が進んでしまった。やっとSANADAは後半から追い上げたが、次第に焦りが表情に出始めたのに対し、オカダは疲れていても冷静、最後はその差が出てしまった。
試合後には柴田から激励を受けたオカダだったが、2年前の試合はやっぱりオカダの中ではどこかで引っかかっていたのは事実だったと思う、けど柴田から激励を受けて、やっと心のつかえが取れた、その意味での涙だったのではないだろうか・・・
そして4月7日、ニューヨークMSGでジェイの保持するIWGPヘビー級王座に挑戦する。オカダはvsジェイは勝ちなしの2連敗で、もうこれ以上負けは許されない状況で優勝と共に崖っぷちの状況に立たされた。ジェイは今大会でも後藤のGTR狙いをブレードランナーで切り返して勝利を収めるなど、変幻自在のブレードランナーの精度もますます上がってきている。ただ今日見ている限りでは絶対王者だった頃のオカダに戻りつつある、これまではジェイの裏切りでこれまで冷静さを欠いてきたオカダだったが、王者だった頃の余裕が戻ってきたことで、次こそは期待できる感じがする。
セミで行われたUSヘビー級選手権、NJC一回戦で王者のジュースを降し、15日の奈良でジュースを襲撃したオーエンズが挑戦にこぎつけた。
後入場のジュースは花道でコスチュームを脱ぎ捨てて臨戦態勢を取り、ベルトを置いてリングへと突進してオーエンズを襲撃して試合開始、 ジュースはいきなりジャブの連打も、オーエンズは場外に逃れ、ジュースはプランチャもオーエンズは避けるなどしてインサイドワークで翻弄し、ジュースは邪道に気を取られるとオーエンズが強襲、鉄柵攻撃の連打、鉄柱を使っての弓矢固め、
リングに戻るとオーエンズは脇腹へバトンキック、ニーリフトの連打、ストンピング、雪崩式狙いはジュースが阻止してコーナーからの攻撃もオーエンズが足をすくって、ジュースの脇腹をトップロープに直撃させ、ニーリフトからボディーシザースと脇腹攻めでリードを奪う。
スピンキックで反撃したジュースは逆水平からロープへ走るが、場外の邪道が竹刀で一撃を加え、オーエンズはトップロープにジュースの脇腹を再び直撃させると、エプロンのジュースにビックブーツで鉄柵まで吹き飛ばすが、ジュースは鉄柵めがけてブレーンバスターで反撃し、鉄柵へ何度もジュースを叩きつけ、
リングに戻ってもジュースがワンハンドバックブリーカーから背中へセントーンを投下も、正面へのセントーンはオーエンズは剣山で迎撃されてしまう。
オーエンズはファイナルカットからトランスレイブ、顔面へニーかれあシュエルヘイストと畳み掛け、パッケージドライバーを狙うが、ジュースがリバースし、突進するオーエンズをレッグシザースでコーナーに直撃させてから、腰めがけてキャノンボールを浴びせ、トップコーナーからの雪崩式ブレーンバスターからジャックハマーの連続技でオーエンズの腰にダメージを与える。
ジュースは抱え込み式逆エビ固めで追い詰めにかかり、オーエンズはギブアップも、レフェリーが邪道に気を取られていて見ていない、そこでジュースがレフェリーに抗議すると、 オーエンズはジュースとレフェリーを交錯させ、邪道が乱入して竹刀で一撃も受けきったジュースは竹刀を奪い、邪道は許しをこうが、ジュースがジャブから振り子打法で竹刀でフルスイングしてから竹刀をへし折る。
ところがその隙を突いたオーエンズがパウダーを投げ、プリンズスロウンからパッケージドライバーを狙いが、腰が痛くて上がらず、逃れたジュースはナックルからパワーボムで叩きつけるも、レフェリーのカウントは邪道が阻止し、また無法地帯を作ったところでファレが乱入してスピアーを浴びせる。
オーエンズは邪道から手渡されたUSベルトでの一撃を狙うが、ファレに誤爆すると、邪道もナックルでKOし、最後はオーエンズにパルプフリクションで3カウントを奪い王座を防衛するが、試合後にはファレがジュースに襲い掛かりバットラックフォールを狙うと、マイキーが駆けつけてファレを排除、ジュースを救出した。オーエンズもBULLET CLUBも策を講じたが、策に溺れる結果となった。
バックステージではファレが挑戦表明したが、マイキーもファレとの一騎打ちをアピールした。
また第4試合では前夜の対戦で内藤のデスティーノでKOされた飯伏が、再び内藤と8人タッグ戦で対戦、 内藤にソバットコンポからその場飛びカンクーントルネードで攻め込むも、ドラゴンスープレックス狙いは内藤が逃れ、変形ネックブリーカーから低空ドロップキック、コーナーミサイルで応戦、内藤は延髄斬りからジャーマンも立ち上がった飯伏はハイキックを炸裂させるなど火花を散らす。
試合は鷹木が突進する成田を鷹木がパンピングボンバーで3カウントを奪い勝利、試合後も場外でダウンする飯伏が内藤の保持するインターコンチネンタル王座への挑戦を表明し一礼し、またリング内では激しくぶつかり合っていた石井とEVILがエキサイトして乱闘を繰り広げる。
第5試合ではNEVER王座を狙うタイチが、オスプレイはマウスからロビンソンスペシャルを避けてハイキックを炸裂させれば、スピンキックからアックスボンバーはオスプレイが逆にアックスボンバーを浴びせ、棚橋はザックをツイストアンドシャウトで排除するが、タイチがオスプレイに串刺しジャンピングハイキックを浴びせ、オスプレイのオスカッターもタイチがキャッチし、読み合いから、タイチが急所蹴りからのタイチ式外道クラッチで3カウントを奪い、ザックは棚橋を卍固めで捕らえている間に、タイチはオスプレイに聖帝十字陵で絞めあげ、急所蹴りでダメ押しした。
タイチが王者のオスプレイから直接フォールを奪うことで、挑戦は濃厚となったが、オスプレイはMSGではジェフ・コブとの選手権を優先としていることから、タイチは5月の福岡になるのか、ザックは棚橋へのリベンジを狙うということは保持しているブリティッシュ王座を賭けるということなのか・・・
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