最後のスターレーンで杉浦と潮崎が激闘!小川が妙技の連発で丸藤が苦闘!


3月17日 NOAH「Spring Navig. 2019 ~ありがとう&さようなら博多スターレーン ここに思い出の足跡を~ 」博多スターレーン 610人 超満員
(試合内容は実況ツイートより)

<第1試合 30分1本勝負>
原田大輔 タダスケ ○HAYATA(11分58秒 片エビ固め)大原はじめ 熊野準 ×田中純二
※ムーンサルトプレス

<第2試合 30分1本勝負>
田中稔 ○Hi69 (14分37秒 片エビ固め)×鈴木鼓太郎 YO-HEY
※ストゥーカスプラッシュ

<第3試合 30分1本勝負>
○中嶋勝彦 齋藤彰俊 マイバッハ谷口 井上雅央(14分7秒 体固め)マサ北宮 稲村愛輝 宮脇純太 ×岡田欣也
※バーティカルスパイク

<第4試合 博多スターレーンメモリアルマッチ 30分1本勝負>
○丸藤正道(19分2秒 エビ固め)×小川良成

<第5試合 博多スターレーンメモリアルマッチ 30分1本勝負>
○杉浦貴(21分8秒 体固め)×潮崎豪
※雪崩式オリンピック予選スラム

<第6試合 60分1本勝負>
清宮海斗 ○拳王(13分59秒 片エビ固め)×モハメド ヨネ クワイエット・ストーム
※ダイビングフットスタンプ

 31日をもって閉館となる博多スターレーンだが、NOAHにとっても決して忘れることが出来ない会場でもある。2009年6月14日、三沢光晴が死去して一夜が明けて翌日に博多スターレーン大会組まれ、当初はGHCヘビー級王者だった秋山準に力皇猛が挑戦する選手権が行われる予定だった。しかし秋山も古傷である腰を前夜の大会で悪化させ試合が出来ない状態になったため王座は返上、選手権は王座決定戦へと変更とされ、力皇の相手には潮崎が抜擢された。
 潮崎も最後のパートナーだった三沢を失ったという大きな喪失感、寂しさを隠せず、開場前のリングでのウォーミングアップでは頭からタオルを被り、眼から溢れてくる涙を隠したが、「泣くなら、終わってから泣けよ」と声をかけたのは杉浦だった。
 その一言で気持ちを入れ替えることが出来た潮崎は三沢の遺影が見守る中、ゴーフラッシャーで力皇を降し、GHCヘビー級王座を初戴冠、博多スターレーンは潮崎にとっても忘れることが出来ない会場でもある。そしてNOAH最後の博多スターレーンので、三沢死去後にGHCヘビー級戦線の中心となった潮崎と杉浦が対戦となった。

  開始からエルボー合戦、杉浦が連打、潮崎が逆水平の連打と激しい打撃戦でスタート、ショルダーで先制した潮崎はドロップキックからニードロップ、杉浦のエルボーをガードして肩固めで捕らえ、エプロンにうつ伏せになった杉浦にリング下からニー、リングに戻ってDDTと攻め込んでいく。
 潮崎はフライングショルダーを狙うが、杉浦がニーで迎撃すると、 場外に出た潮崎を杉浦が鉄柵攻撃から串刺しビックブーツを連発、リングに戻って杉浦が三沢式フェースロックで絞めあげ、ネックスクリューからエルボーを一閃し、潮崎が逆水平で打ち返すが、杉浦はビックブーツを浴びせる。
  杉浦はブレーンバスター狙うが、潮崎が投げ返し、杉浦はビックブーツも潮崎はフライングショルダーで応戦して、串刺し逆水平からマシンガンチョップ、杉浦も体を入れ替えてマシンガンエルボーで応戦も、また体を入れ替えた潮崎はマシンガンチョップからランニング手刀を浴びせる。
  潮崎はフィッシャーマンズバスターから豪腕ラリアット狙うが、杉浦がキチンシンクで迎撃し、串刺しビックブーツから串刺しニーの往復攻撃から雪崩式ブレーンバスターで投げ、逆エビ固めで捕らえるが、ランニングニーは潮崎がキャッチして逆水平も、杉浦はエルボーで応戦してラリーとなり、 ラリーになった、ジャーマンも応酬し合う。
 二人はラリアットは相打ちも潮崎は左のラリアットして両者ダウン、杉浦が突進も潮崎がラリアットで迎撃するとlショートレンジ豪腕ラリアットから初めてGHCを奪った技であるゴーフラッシャーを決め、逆水平の連打からショートレンジ豪腕ラリアット狙うが、避けた杉浦がオリンピック予選スラムを決める。
  潮崎のラリアットをキャッチした杉浦はターンバックルジャーマンで投げ、座り込んだ潮崎に三沢の鬼がこもった鬼エルボーを乱打、潮崎は立ち上がって前進し逆水平も、杉浦がエルボーと再びラリーとなるが、杉浦がキャッチして顔面ニーを浴びせる。
  杉浦がジャーマンからランニングニーを浴びせると、潮崎の手を掴んで至近距離での鬼エルボーの乱打してからオリンピック予選スラムはカウント2でキックアウト、しかし杉浦は雪崩式オリンピック予選スラムで3カウントを奪い勝利を収めた、試合後は潮崎の首に氷嚢をセットして介抱するなど握手はなかったがノーサイド、三沢死去後にGHCを競い合っていた頃の二人は武道館で対戦したものの、超満員にすることは出来なかったが、今回の試合もあの頃を思い出させる試合であり、最後のスターレーンに相応しい試合となった。

丸藤vs小川は 、小川がヘッドロックからリストロックで捕らえ、丸藤は前転から側転で逃れて切り返すが、小川も巧みに逃れて切り返す、映像を見てわかるだろうが、このリストロックのテクニックはザック・セイバーJr.が見せているもの、小川のテクニックをザックが見事にラーニングしているのだ。
丸藤はコブラクラッチを仕掛けるが、小川がまた巧みに切り返してコブラクラッチで捕らえ、執拗なヘッドロックで絞めあげ、丸藤は何度も脱出を図るが、小川は執拗に逃さず絞めあげていく。
小川はショルダーからヒップトスから袈裟固め、ヘッドロックも。、丸藤はリストロックで反撃、場外戦で左肩を鉄柱に叩きつけて逆水平、エプロンでストンピング、そのまま足で絡めて腕を絞り、逆水平、リストロック、腕へのインディアンデスロックと流れを変えようとする。
コーナーに押し込んだ丸藤は張り手一閃、見えない角度からのトラースキックを浴びせるが、小川はヘッドシザースからクルックヘッドシザースへ、丸藤は逃れるが、また小川が捕獲して絞めあげ、 首相撲からの膝蹴り、フットスタンプ、丸藤はレッグシザースからのスライディングキックを避けてヘッドロック、フェイスカット、サードロープを使ってシーソー式スタンガン、スリーパー、場外戦を仕掛け鉄柵を使っての首攻めと丸藤にリードを許さない。
リングに戻って小川がナックル、スリーパーで執拗に絞めあげ、逃れた丸藤は逆水平も、小川がキチンシンク、丸藤の側転も先読みしてDDTで突き刺し、ロープワークの攻防でも小川が丸藤をコーナーに直撃させる。
小川のバックドロップ狙いは丸藤が膝蹴りで逃れるが、 トラースキックイリュージョンを全て見切った小川がチンクラッシャーから奥の手の四の字ジャックナイフで丸め込み、キックアウトした丸藤が丸め込み合戦に持ち込んで、最後は丸藤がで丸め込んで3カウントを奪い勝利も、99%は小川のペースであり、丸藤にとっては薄氷の勝利も、小川良成の凄さを改めて認識させた試合だった。

 メインの清宮&拳王vs50’ファンキーパワーズは、 ストームはウデラリアットで清宮を場外へ出すとヨネが鉄柵攻撃で強襲、救出に入った拳王も返り討ちにすると、リングに戻ってからヨネが入ってダブルショルダー、ファンキーパワーズは清宮を捕らえにかかって先手を奪う。
  ストームがレッグシザース、ヨネが胸板へローキック、ストームがコンプリートショットと波状攻撃とファンキーパワーズがチーム力の差を見せるが、清宮はストームにブレーンバスターからやっと拳王に交代、拳王はビックブーツ、ヨネと同士討ちさせ二人まとめてミドルキックと浴びせていく。
  拳王はストームにセカンドコーナーからダブルニー、ストームの逆水平に対して拳王はミドルキックで応戦してラリーに、拳王はビックブーツから突進はストームがスパインバスターから低空クロスボディー、ウデラリアット狙いは拳王がミドルからジャーマン、輪廻で応戦する。
  清宮vsヨネになり、清宮はヨネにフォアアームからミサイルキック、ジャーマン狙いはヨネが堪えるとラリアット、清宮のエルボーを受けきってクロスチョップ、胸板へローキックを連打、清宮もエルボーの連打もヨネはロケットキック、ストームが入って連係狙いは清宮が二人まとめてドロップキックで逃れる。
  交代した拳王はヨネに蹴暴を浴びせるが、打撃のコンポも受けきったヨネはラリアット、ストームが入ってヨネのエルボーからコンプリートショットの連係からファンキーバスターボムで勝負に出るも、清宮がミサイルキックで阻止し、ヨネにドロップキック、ストームにタイガースープレックスで排除する。
 ヨネを捕らえた清宮&拳王は、拳王はヨネに蹴暴、清宮の変形サイドバスターから拳王のダイビングフットスタンプの波状攻撃で清宮&拳王が勝利を収め、試合後は拳王が 清宮に「二人で新生NOAHを創り上げよう」と呼びかけ、清宮も呼応、NOAH最後のスターレーンは二人で締めくくった。

第2試合ではHi69がストゥーカスプラッシュで鼓太郎から直接3カウントを奪い勝利、試合後もGHCジュニアタッグ王座への挑戦をアピールする。稔もGHCジュニア二冠を狙いだしたが、19日の全日本プロレス後楽園で世界ジュニアヘビー級王座に挑戦する鼓太郎にしてみれば痛い敗戦となった。

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